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メンバーたちに直撃!モノグサのエンジニア採用の本質

モノグサではエンジニア職の選考プロセスに「技術面接」を導入しています。

【モノグサのエンジニア職の選考プロセス】
①候補者様エントリー
②書類選考 ・(ご要望に合わせて)カジュアル面談
③一次選考:Online Coding Test OR 一次面接
④二次選考:技術面接+人事面談
⑤最終面接

技術面接では約2時間にわたって、ソフトウェアエンジニアリングの基礎知識を確認する問題、与えたお題に関してコーディングしてもらう問題、職種に合わせたオープンクエスチョンを出題します。

工数のかかるプロセスではありますが、なぜモノグサは技術面接を取り入れているのか、また選考においてどのようなポイントを見ているのか。CTOの畔柳さん、面接官を務めるテックリードの悴田さん、実際に技術面接を受けた白崎さん、山下さんにお話を聞きました。


モノグサが「技術面接」でチェックするポイント

モノグサ Software Engineer(テックリード)悴田 健人

──モノグサではエンジニア職の採用において「書類選考、一次選考、技術面接、最終面接、内定」という選考プロセスを取り入れています。それぞれの選考プロセスで見ているポイントを教えていただけないでしょうか。

畔柳:一次選考は技術面接を通過する可能性が見込めそうかどうか。それを事前に見ておくためのプロセスとして組み込んでいます。その後の技術面接では主にコーディングのスキルやデータ構造とアルゴリズムに関するスキルなど技術的な部分のほか、システム設計の知識、プロダクト観点からソフトウェア開発を捉える力があるかを見ていきます。それ以外では考えを正しく伝えられるかどうか、他部署と連携できるかどうかなどコミュニケーションの部分も見るようにしています。

最終面接では技術面接でのスキルの確認が済んでいるという前提のもと、最後にモノグサのミッションやバリューに共感いただけるか、を確認していきます。またモノグサでは最終面接でボードゲームを実施するのですが、これは強いか弱いか、勝ったか負けたかを見るのではなく、ボードゲームを通じて面接だけでは分からない部分をお互いに確認するために取り入れています。

悴田:畔柳が申し上げたように、技術面接はコンピューターサイエンス・ソフトウェアエンジニアリングなどの基礎知識を確認する問題、与えたお題に関するコードを書いてもらう問題、システム設計という3つを軸に進めています。

技術面接は、その場で実際にコードを書いてもらう、与えたお題を解いてもらうのが特徴です。これはモノグサのバリューの一つである「無意識のバイアスを自覚する」に則っており、経歴などの表面的な情報に依存せず、可能な限りバイアスを排除し、候補者の実力をきちんと知るために実施しています。

──モノグサの技術面接は正直、難しいと感じますか?

畔柳:決して難易度が高いわけではないと思います。ある特定の技術領域に特化し、そこに必要なスキルを求めるような会社の場合は、そのスキルを見極めるための難しい面接や試験もあると思いますが、モノグサはそうではありません。

もちろん、一定の技術レベルは必要になりますが、それ以上に新しい課題に出会ったときに、自分でしっかり物事を考えて取り組んでいけるかどうかを重視しています。

悴田:出された問題に対して正しく回答できるかどうかも大事ですが、実際のプロダクト開発の現場では正解がない問題も出てきます。正しく回答ができるかどうかだけではなく、どういう風に物事を考え、自分の頭で解となるものを導き出せるか。また、その場で考えをきちんと共有できるかも含めて見ています。

実際に「技術面接」を受けたメンバーたちの声

──山下さん、白崎さんは実際に技術面接を受けたと聞きました。モノグサの技術面接はいかがでしたか?

モノグサ Software Engineer 白崎 広志

山下:エンジニア採用において、技術面接自体は割と一般的で、モノグサの技術試験の範囲自体もそこまでズレたものではないと感じました。個人的にはモノグサの技術試験には、そこまで違和感なく臨めたのではないかと思っています。

白崎:逆に自分は技術面接を受けるのが初めてでして(笑)。頭の中が真っ白な状態で技術面接に臨んだので、新鮮な体験でした。正直、自分にとって良い経験になればいいかなと思って受けていたこともあり、内容自体は難しいなと感じました。

──お二人は競技プログラミングコンテストを開催する「AtCoder」経由での応募です。「こういった経験は生きた」ということはありましたか?

山下:AtCoderは与えられた条件下の中で課題を解き、その正確さやスピードを競い合う競技プログラミングです。それを経験していたこともあってか、技術面接のコーディングに関する問題は少し易しく感じるような内容もあった気がします。

白崎:自分もコーディングに関する問題は、AtCoderに近い感覚で受けることはできたと思います。一方で、システム設計に関する部分は今まで経験が全くなかったので、その場で考えながら説明してました。意外とハードウェア寄りの質問もされて、「モノグサでもハードウェアに関する質問も聞かれるんだな」と思いました。

──上手く答えられたこと、上手く答えられないことはそれぞれ何がありましたか?

山下:コーディングに関する問題のとき、与えられた条件を式に書き換えないとコーディングできない問題がありました。それをやろうとしたのですが、緊張からか上手く式変形ができず、「やばい、どうしよう……」と焦りましたね(笑)。

白崎:自分は、ほとんど初めての経験だったので、基本的には手応えを感じた問題はなく、その場で考えたことを面接官に対して話しました。その時は結果はともかく、ひとまず経験しておくことが大事かなと思っていました。

さまざまなアプローチから「記憶」に関する問題を解いていく

モノグサ Software Engineer 山下将

──技術力が高いエンジニアがモノグサに入社後、まだ成長する余地はあると思いますか?

畔柳:成長の方向性は人それぞれなので、一概には言えないですが、モノグサに入社したことがキャリアの観点でベストな選択であったと思ってもらえるようにしたいと常に思っています。一方で、モノグサに入社したら誰でも自動的に成長できるというわけではありません。
「記憶」という新しい領域に対して、さまざまな側面から解決すべき課題は何かを考える意識が広く求められます。記憶に関しての研究・調査をしてプロダクトに落とし込んでいく経験は幅広く積めると思いますし、「やりたいこと」を考えて主体的に進めていこうと思ったら自由度高く進めていける環境であると思います。

──選考を受ける候補者に一言あればお願いします。

悴田:一般的な技術面接の対策として、データ構造やアルゴリズムの勉強をするといったことがあると思います。それもやっておくことも役に立つと思いますが、そういった知識は面接官が見るポイントの一つに過ぎません。モノグサに応募する人の大多数は仕事でコーディングしているはずです。特別な対策をせずとも、日々の仕事に取り組む中で物事を深く考えていくことが良い対策になると思います。仕事に取り組みながら、どうすれば良いコードを書けるのか、良いプロダクトを作れるのかを深く考えて取り組んでいく。それを日々実践していれば、あとは面接でも普段通りにして頂ければ良いです。

山下:自分のこれまでの経験をふりかえって、どういったものがモノグサに入社したら生かせそうか。経験やスキルの棚卸しをすることが大事になると思います。

白崎:技術面接に対して、怖がらなくて大丈夫です(笑)。コーディング試験は身構えてしまいがちですが、進行自体はおだやかですし、失敗したら終わりというわけではありません。なるべく穏やかな心で受けていただけたら問題ないと思います。

──最後に、どんな人にモノグサに入って来てほしいと思いますか?

畔柳:記憶への関心、記憶を起点にしたさまざまな問題の解消への興味があるかどうかはとても重要になります。私たちモノグサは記憶を扱うということは「人の脳の中にある情報をさまざまな方法でコントロールすること」と定義しています。
直近では記憶のイメージがあまりない「数学」も扱えるようにしています。これまでは才能と思われていたような力も、記憶の視点でアプローチすることで誰でもできることにしていけるのではないかと思っています。そのような観点で新しいことにどんどん取り組んでくださる方と一緒に働けると嬉しいです。

世の中にソフトウェアを使ってシステムを開発している会社はたくさんありますし、その中に良い会社もたくさんあると思います。モノグサという会社が存在する意義は、今まで「記憶」に苦しんできた人たちの課題を解消していくことにあります。そこに関心を持ち、ソフトウェアの力を使って価値を生み出したい人に集まってもらえると嬉しいなと思います。

モノグサ 代表取締役 CTO 畔柳圭佑

インタビュイーについて

モノグサ 代表取締役 CTO 畔柳圭佑

モノグサ Software Engineer(テックリード)悴田 健人

モノグサ Software Engineer 山下将
2022年11月入社、バックエンドの開発を担当
・大学ではコンピューターサイエンスを学ぶ
・2016年からソーシャルゲームの運用・開発に従事
・2019年からは広告入札システムの開発に従事
・2022年11月モノグサ入社

【モノグサエントリーの理由】
・競技プログラミングをやっていて、AtCoder上で採用情報があった
・子供が生まれるタイミングだったので教育分野への関心が高くなった

モノグサ Software Engineer 白崎 広志
2022年8月入社、Web画面の開発をメインに担当
・2002年から関西でパソコン設定のオンサイトサポートの業務委託
・2006年から某家電量販店にて勤務
・2013年から関西を離れて神奈川へ、産業廃棄物運搬・処理業者の事務職
・2022年8月 モノグサ入社

【モノグサエントリーの理由】
・2020年よりAtCoderにて競技プログラミングを開始、2022にモノグサのプログラミングコンテスト参加後、カジュアル面談への招待メールがきっかけ
・採用サイトを見たところ、興味深い事業を行っており、かつ雰囲気も大変明るい感じだったのが印象的だったので、第一印象から、「ここで働けたらいいだろうな」と考える
・とはいえ当初は、未経験職種のうえ自信もなく、エントリーまではするつもりもなかった。ただ、たまたま見つけたリンク切れをお伝えするべく送ったメールに対して、採用担当から丁寧な返信メールと再度のお誘いがあり、それを見て改めて参加を決めた


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