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給湯機の何度目かの反乱

昨日はお休みデー。冬物の服をぶらりと見てまわり、美味しそうなワインをお土産で買いホクホクしていた。穏やかな1日の〆として、給湯機が天に召されているという衝撃事実を知らされるとは知らずに。帰宅し、父に晩酌でもしようかと声をかけたらまさかの事態。顔を引き攣らせた両親に、今回いかに救いがないか悟ることになる。マジか、と。笑えないことほど笑いがこみあげてくるのは何故なんだろう。

これまでも記憶にある限り、3回は温泉通いをせざるおえない状況になった。そのたびに修理をしては復活し、いつも誤魔化しつつ頑張ってくれていたのだ。今回もと思ったが、どうやらそんなレベルではない。完全に終了、天寿をまっとうされたのである。ほんと嘘だと言ってくれ。

壊れるのはいつも寒い季節だったなとふいに思いだした。前回も、その前も、たしかさらにその前も、本格的な冬がやってきたころにヘソを曲げだす。しかも水漏れトラブルもセットというなかなかの曲者……。1日農作業をして汗だくお化けになる夏より冬のがいいでしょ?なんてナナメな気づかいをされている気分だが、どっちにしろありがたさはない。ちょっぴりだけマシという程度で不便の極みである。

家業の農作業をしているときも、製造業をしていたころも、機械は壊れるものという大前提で触れていた。もちろんレンジやテレビといった家電もだ。とはいえ、機械だし壊れるよな……と思う反面、一瞬で感覚がなくなる冷たい水で家事をしなければならないのが地味につらい。なにより「いつまで」と期間が分からない温泉通いがはじまる。勘弁してほしい。

いつ買い替えるか、なにを選ぶか、もろもろ決まるのは早くても今週中かもしれない。今年中に設置できるかも、なにもかも分からないままだ。今回はどれだけ温泉にお世話になるのだろう……。楽しむためではなく、行かざるおえない状況はしんどさをマックスまで引きあげる。心の持ちようかもしれないが、自宅でリラックスできないと疲れは倍増するもの。シンプルに早期解決を目指したいところである。

帰宅したのは21時すぎ。田舎なので近場の温泉施設はもう閉まっていた。両親は先に温泉へ行っていた模様。私はお風呂に入ってからでないと布団に入れないタイプなので、息抜きしつつ、いつものように仕事をするしかない。だがしかし、ここはポジティブに……!前倒しできるチャンスだと励ましながら、常連さんもこないだろう朝イチの温泉に入るまで頑張ると決めた私は偉い。そして早くメイクと香水を落とし、パジャマで愛猫に抱きつきグリグリしたいぞ。

なんにせよ、在宅の仕事(家業の農業&webライター)をしていてよかった。融通の利きやすさは比べようがないなとしみじみ思う。イレギュラーな慌ただしい年末年始になるだろうけれど、こんなこともあるのが人生。どうせ来年になれば笑い話のひとつになる。それまで両親ともども、湯冷めが原因のカゼをひかないよう細心の注意をしていこう。

皆さまも冬場のカゼと、へそ曲がりな給湯機にはご注意ください。それでは!






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