ボクシングのタトゥー問題のその後

井岡選手がタトゥーがある状態でリングに上がることが問題となって取り上げられた。その理由や経緯等は以下の投稿を参考にしていただきたい。

刺青やタトゥー問題の根底にある日本人の文化

最終的な結論は厳重注意ということになった。
緩い処罰ということになる。

これはあくまで日本だけの問題であり、海外ではタトゥーがあってもリングに上がることは問題ない。タイソンなんかは顔にタトゥーが入っている。なので、ボクシング業界というよりは日本のボクシング業界ということになる。

日本ボクシング協会も緩い処分を出しつつも、「ルール改正はしない。」というコメントも出している。かなり苦しい事情が伺える。

ボクシングだけではなく、格闘技業界ではどうしても一定数ガラのよろしくないひとがいる。試合など興行という面がはらんでいるのもあり、そういうところには基本的に道を極めておられる方などが絡んでくる。

芸能界などもガラのよろしくないひとと絡むことが多いのはそのためだ。

最近では排除の方向に進んではいるが、完全に排除は不可能だろうと僕は考えている。

その中で、タトゥーをダメということにしていると、一定数ガラの良くないひとが排除できるのだ。ボクシングはプロ格闘技の中で珍しくオリンピック競技になるほどのスポーツ色の強い競技だ。

その中でなるべくガラの悪いひとを排除して競技イメージをあげたいという気持ちは理解できる。

それよりも日本人の過去の文化的な背景を理解せずに、ただただ個人の自由なのでタトゥーを認めるべきだという発言は少し違うように思う。

個人の自由でタトゥーを認めるべきだというのであれば、その業界で偉くなってルールを改正するか、違う業界にいくべきだ。

ルールが後からできたのであれば「急にそんなルールを作られては困る。」は通じると思うが、もともとそういうルールがあるところに入ってきておいて、「そのルールがおかしい!」というのはいかがなものだろうか。

しかし、格闘技はガラの悪い若者の更生に一役買っている側面もあり、
完全にクリアにもできない。

ガラの悪い若者を更生させるのに格闘技ぐらいしかないということもあるのだ。

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