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緊急事態宣言下で、空手の試合があったという話がアホなのかと思ったらカッコ良かった件

先日、関西で大学生の空手の試合があったそうな。
この緊急事態宣言下でそこまでしてやる必要があるのか?
一部の上の人が金をもらうためだけの試合なのか?
と思っていた。

空手は香川氏のパワハラ問題があったし、空手のイメージを損ねるようなことはやめて欲しいなと思っていた。

しかし、内容を聞くと違ったのだ。

一応全国につながる大会であれば、条件を満たせば開催してもいいという規定があったらしい。もちろん無観客だ。

そして条件というのが選手と審判全員のPCR検査❗️

大学生の体重別の個人戦になるのだが、階級ごとに時間をわけ会場に入る人数を制限、しかも、会場に入る時に検温と、消毒はもちろん全ての人間に新しいマスクが配られたそうだ。

すごい。そこまでできるのか。そこまでしたかったのか。お金のためなのか?と思っていた。

しかし、それは違った。むしろ来る大学や選手も少ないので、収益は見込めないそうだ。しかし、それでもやろうとなったらしい。

その理由は

出たい学生もいるだろう。
その学生のために機会を作ってやるのも
大人の仕事じゃないのか?

ということだったそうだ。
去年1年試合がなかった。
来年頑張るぞと思ったらその来年がなくてシレッと引退した選手も大勢いる。
少しでもそんな選手を減らそう!
やるなら徹底的にできることをして、
リスクを0にできないまでもやるだけやって、開催しようとなったそうだ。

そして何かあれば大人が責任を取ろうということを覚悟しているそうだ。

リスク回避を考えるならしないという手が一番簡単でリスクがない。
それをあえてリスクをとってでも学生にチャンスを作ろうじゃないかと大人が立ち上がったらしい。

今の政治家見習え❗️

茨の道をあえて進むカッコよさにロックを感じた。

押して忍んでこその『押忍』。

この試合を開催しようとした大人の判断はすごく空手的だ。

僕はすごくかっこいいと思った。
外から見ればリスクがあると言われると思う。

実際学校や、監督、選手の意向でかなりの数の棄権があったそうだ。
しかしそれは構わない。

出たい選手に機会を与えることが目的だからだ。

そういう大人もいるんだなぁと感心した次第でした。

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