見出し画像

これが国のやり方かぁ❗️

友人の歯科医師から医療機関あての感染拡大防止等支援事業交付申請について面白い話を聞いた。

病院では感染拡大防止にお金をかけると100万円の補助金がもらえるそうだ。
感染拡大防止に必要だという加湿器とか空気清浄機とか次亜塩素水を作る機械だとかを買うお金を国が100万円までは補助してくれるというものだ。

そして全国でこれを申請している歯科医院は40%ほどで、
第3次補正予算でさらに100万円の追加支援を要請しているがこの申請率では補正予算に組み込まれないので、皆さん申請しましょうというお達しがきたそうだ。

普通に考えて100万円もらえるなら何故そんなに申請率が悪いのか?
と思うだろう。

これには国の思惑があると僕は見ている❗️

まず、この補助金をもらう方法は非常に煩雑だ。
書類を作るのも素人にはなかなか答える。

歯科医院のほとんどは個人院の個人経営だ。
そして、おじいちゃん先生も日本中にいっぱいいる。

おじいちゃん先生は都道府県のHPにいって、テンプレートをダウンロードして、
書類をメールで送るものは送って、郵送のものは郵送するみたいなことができると思うだろうか?

もちろんできない。そういった全くできないひとだけで20%は下らないと僕は思う。

そこからまだ申請していないひとや、煩雑さに負けているひとや、書類提出をやり直ししているひとなどがいての、40%だと思うのだ。

こうすると国としては申請が少ないわけだから、次の補正予算には組み込まないと言いやすい。ここまで考えていると僕は思う。

つまり、僕が考える国の思惑はこうだ。

とりあえず、日本中の病院にお金を配りますということによって、
世間体は医療従事者を守っている体をなす。
          ⬇️
実際はテンプレートを取り難かったり、
書類を煩雑にして申請しにくいようにしている。
          ⬇️
       申請率が低くなる。
          ⬇️
次のお金がいらない判断材料になる。
          ⬇️
医療にかかるお金を減らす。

という流れだと思う。
世間体では医療従事者を大事にするといいながら、
特に歯科関係者は非常に軽視されている。

これには理由があって、歯科は選挙の時に票をあまり持っておらず、
献金も弱いからだ。

数十年前に橋本龍太郎という元総理大臣の議員との癒着問題があった時に、
歯科業界はバッサリ切られた。

それ以来業界としてかなりの冷遇を受けている。

そして、歯科業界の政治に関する団体である歯科医師連盟も政治家への献金絡みの問題で検察にあげられている。
おそらく同じようなことをやっている業界はいくつもあるのに歯科業界だけ叩かれている。業界としても一枚岩ではなく弱いのだろう。

ということで、国は書類を煩雑にすることによって国民のために色々しています体をしつつ、お金を出さない仕組みを作っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?