見出し画像

石井東吾先生と平良さんが好き

ジークンドーのワンインチチャンネルをよく観ることがある。
技術的なものが気になるし、
これらが無料で観れるのだがから、
いい時代になったものだ。

昔は本人に会いに行って、なおかつ気にいってもらえなければならなかったし、
少し経ってもバカ高いVHSとかDVDでないと観ることの
叶わなかった技術が、いつでもどこでもタダ観れるのだ。
武術研究にはいい時代になった。

それでもなお最後は自分の身体で受けなければならない。
頭の理解と身体での理解は一線を画すからだ。
なおかつ実践もできないといけない。
結果、自分の身体を動かすのは必然となる。

その研究材料の中で、ワンインチチャンネルは
僕の知識の養分となっている。

観ていて興味深いということもあるのだが、
石井東吾先生と弟子の平良さんの関係が心地いいと言うことも
観ているポイントだ。

この度、平良さんが試合に出るという動画があった。
実際スパーをしていたのだが、
平良さんの動きが悪いのと、
石井東吾先生の動きがいいのとで思うことがあった。
平良さんが格闘技や武術をするには
性格が優しすぎるという点だ。
これは良くも悪くも働く。

武術は相手を傷つけないための技術という側面もある。
しかし、戦わないといけないタイミングでスイッチを
入れられないというのは文字通り致命傷になる。

その中で動画では石井東吾先生が試合をコントロールして、
素晴らしいポジショニングを見せていた。
ポジショニングの理論はわかるのだが、
相手がいて実際するのとでは大きい隔たりがある。
それを石井東吾先生はしていたので、
日々の鍛錬の素晴らしさを感じていた。
なんちゃって武術家の僕との違いだ。

それだけでなく多彩な技を見せていた。
おそらく色々使って翻弄しろというよりは、
その中で何を使うのか取捨選択しろということだろう。
その後の石井東吾先生の指摘も
的をいていて非常に愛があった。

最近師弟関係でどうしても、
嫌な面をニュースで見たりしている。
しかし、本来あるべき師弟関係とはこうあるべきだなと思う。
僕が考えるそのために必要なものは
師匠の鍛錬と勉強だと思う。

年をとって絶対こうだという昔ながらの理論を押し付けるだけの
鍛錬ではなく、根本的な理論を理解しつつ、
もっとこうではないかなどの創意工夫をし続けなければならないのだ。

僕が好きな先生は皆、老人になっても新しい理論を求めているし、
老人でも進化を続けている。

僕が今現在考えている中で理想的な立ち方をしているのが、
ヒロ渡邉先生なのだ。
石井東吾先生の師匠になる。

昔のDVDを見たことがある。
石井東吾先生が受け手として出ていた。
石井東吾先生の動きも当時は全然だったのだが、
僕が衝撃を受けたのはヒロ渡邉先生が
今と比べるとかなりレベルが低いのだ。
技術はしっかりしているし、
やっていることは同じな部分もあるのだが、
細かいクォリティやディティールみたいなものが
かなり進化しているのだ。

老いてますます元気なのだ。
これは尊敬できる老人であると思う。

ただ、一つだけジークンドーにおける理論に穴がある。
そこを僕が教えたらもっとジークンドーはさらに進化する。

石井東吾先生か平良さんかその他関係者の人で、
ご連絡お待ちしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?