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葛城ユキさん死去

葛城ユキさんといえば『ボヘミアン』ではなかろうか。
あのハスキーな声と圧倒的声量で歌い上げる名曲である。

ただ、如何せん僕が音楽的知識や感覚が大いに欠けるので、
偉そうなことは言えない。

ただ、年代とか女性であることを考えると、
苦労もあったろうと思う。
しかし、自分の生きる道というものを明確に持っていて、
非常にかっこいい女性という印象だ。

ニュースなどで映像が流れていたが、
「私は歌を歌うために生まれてきた。」
とおっしゃっていました。

人生はこれではないだろうか?
自分が生まれてきた理由を探す旅をしていると僕は思う。

葛城ユキさんはその答えを持って亡くなったのだ。
素晴らしい人生だったのではないだろうか?

ご自身がいい人生を歩まれるように生きてきておられたのでしょう。

亡くなる5時間ほど前に関係者に感謝の電話をしていたと
報道されています。

人間的にもかなりいいひとだったのでしょう。
それもあって人生の答えを持って亡くなることができたのでしょう。

僕の知り合いの漢方医も言っていたことがある。
「動物は自分の死ぬ時がわかる。」
死ぬ数時間前の人が電話してきて
「先生ありがとう。先生のおかげで楽に逝けるわ!」
という電話が続いたことがあるという。

漢方は自然の流れのものなので、
それで対処していると本来持っている人間の機能を失わず
逝けるという感じではなかろうかという憶測であった。

西洋医学の薬ではそのあたりが難しいことが多いと思うとのことだった。
誤解のないように言っておくが、
この漢方医は西洋医学反対派ではない。
得意不得意の問題で、
この場合は西洋医学、この場合は東洋医学というような使い分けが大事と普段から言っている。

ある程度腫瘍になってしまっている場合は、
手術が必要であったり、その方が治りが早いこともある
ことを大いに理解している。
なんなら確か元々外科医だった漢方医だった気がする。
僕もそう思っているのだが、
向き不向きとか得意不得意の問題だと思う。

葛城ユキさんは腹膜がんとのことだが、
これはほぼ助からない。
助かることがあるとするならば、
劇的に抗がん剤が著効する場合のみだと僕は思う。
ステージ4だったという報道があることと、
先月の舞台で車椅子で登壇していることを考えると、
おそらく骨転移もあったのではなかろうか?

ご自身でも先が長くないと考えている中、
最後のギリギリまで舞台に立てたのは僥倖だったのでは
ないだろうか。

おそらく素晴らしい人で、人生を歩まれたと思う。
僕も死ぬ間際に周りに感謝を述べられる人間になるだろうか?
それを目指して人生を過ごしたいと僕は思う。

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