無意識を意識する

達人技を研究する上で、どうしても必要なことがある。
それが

無意識を意識する

ということだ。
どういうことなのかというと、
例えば
今二足歩行をしているが、二足歩行には静歩行と動歩行がある。
静歩行というのはブリキのおもちゃのような歩き方だ。

足が大きく、足と足が構成している面の中から重心が出ることのない歩き方のことをいう。

それに対し、小さい足で重心を外に出しながら次の足を出し、バランスをとりつつ歩く。これを動歩行という。

当然ヒトという動物は動歩行をしている。

これにはめちゃくちゃセンサーが必要でかなり膨大な物理演算をかなりのスピードでしないとできないのだ。

これらを意識して考えながら歩いているヒトはいるだろうか?
これは当然いない。

ヒトは無意識でバランスをとり続けているのだ。
この無意識に働きかけることによって
達人は一見不思議な技をおこなっているのだ。

無意識の部分に働きかけているので、
わかってやっていないひとも多くいるのが現状だ。

できるひとが少ない上に、できても理解してできているひとが少ないという問題を抱えているのだ。しかも、多くの武道家や格闘家のほとんどは頭が悪い。
これもまた難しい問題を抱えている。

そしてこの

無意識の部分の筋力が圧倒的に強いのだ❗️

その結果「相手を意識しない動き」や「力を抜いた動き」が相手を動かすことになる。もちろん違う理論もあるので、これだけではないが、こういった側面もあると思って置いて欲しい。

その結果達人系のひとたちは筋トレは違うというひとがほとんどなのだ。

僕も基本的にはマシーンを使うような筋トレは反対派ではある。
しかし、トップアスリートになると、
こちらの無意識の力を意識の力で超えてくるのだ。

そうなるとある一定の実力者や大きいひとには技が効かなくなってしまう。
なので無意識の力を鍛えなければならないということになる。

ここで一つ問題が出てくる。
僕は圧倒的凡人なのだ。

できるひとは「あぁ、そういうことね。」とできてしまうが、
僕は意識してしまうのだ。

合気道の達人たちは弟子をとって無意識の技を散々かけることによってその筋力は鍛えられていくのだが、僕は本業ではないためそういったこともできない。

そうなると、無意識を意識的に鍛えるという矛盾をなんとかしないといけなくなる。

僕はこれに成功した❗️

最近筋トレを始めた。
一般的な筋トレと似たようなところもあるのだが、
内容が違うのだ。

理論上僕はこれから死ぬまで強くなり続けるはずなのだが、
自分で実験しようと思う。

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