武術の勝ち!、、、なのか?
いつも仲良くしている友人の歯科医師が15年ぶりぐらいに試合に出たそうだ。
空手の大会で顔面ありの。
練習していたら別にいいのだが、
たいしてい練習していない。
先輩に誘われたから出たそうだ。
僕は「やめておけ。」と再三注意した。
「怪我をするぞ!」と。
本人も最初は知らなかったそうなのだが、
完全に出るレベルを間違えた試合の規模だった。
その先輩歯医者と友人以外は全員どこかの道場主というレベル。
練習をしていない歯医者が出ていいレベルではない。
歯医者が敗者になるわけだが、、、
結局友人は当然のように初戦負けをしたのだが、
問題はその後だ。
友人に勝った相手の次の試合、つまり友人が勝っていたら当たったであろう相手が、とんでもなく強い相手だったのだ。
某有名空手団体の三連覇しているような人で、
とても友人が勝てるレベルではない。
一緒に武術研究はしているが、
目つき金的などがあるならワンチャンあるかもしれないが、
ルールのある試合で勝てる相手ではない。
そして友人とトントンぐらいだなという実力の勝った彼(練習してない歯医者とトントンで道場主というのはどうなの?)は、とんでもない上段膝蹴りをもらって倒れた。
完全に気を失っていて、上段膝蹴りで気を失ったところに、
地面でもしこたま後頭部をぶつけている。
担架で運ばれていったが、多分数日起きないんじゃないかというよくない倒れ方をしている。申し訳ないが、ドクターなども脳震盪の対応が世界水準ではない。
かなり雑だ。
ということで、友人は負けることによって難を逃れたわけだ。
友人曰く、
「彼(勝ったひと)は、オレには勝ったが、倒れて救急車で病院。オレは負けたが無傷で歩いて帰って明日から仕事ができる。つまり、トータルでいうとオレの勝ちだ。武術の勝利だ。」と。
武術の勝利かどうかは置いておいて、
歩いて帰る、自分の身を守るというのも武術だと思う。
僕が言いたいのは、膝蹴りで倒れた彼と友人は一歩間違えば入れ替わっていた。
当たり前のことだが、
練習をせずに試合に出てはいけない❗️❗️❗️
ということだ。
僕自身武術研究をしているし、それなりに強いという自覚はあるが、
あくまでそのあたりにいるにいちゃんに負けない程度だと思っている。
というのも多少空手やその他武術をかじってきたが、
鍛錬の量が明らかに足りていない。
研究を本格的にやり出したのも数年なのだ。
数年のクンフーで、しかも対人練習をほぼしていない人間が、
試合勝てるほど甘いものではないと思っている。
友人はよくそれで試合に出たなとは思うが、それで怪我なく帰ってきたのは確かに偉い。というか、運がよかっただけか?
相手が弱かったのか、友人がそこそこやったのかは試合を見ていないのでわからないが、友人と僕はほぼ同じ経歴だが、僕は間違ってもこの試合にはでない。
みなさんもノリだけで試合には出ないようにしましょう。
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