『価値の無い正解と、現代の希少性』

販売戦略、資格取得、人脈形成、何をするにしても、誰でも正解が直ぐにわかる時代だそうです。

で、いつの時代にも希少性は価値があるので、いまやどこにでもある正解には価値が無い。

ここで言う"正解"とは"効率"や"便利さ"と呼ばれる高度経済成長期に価値があったもの。

これが、以下のように真逆の希少性の高いものへシフトしている。

正解→課題
データ→ストーリー
新しさ→懐かしさ
便利→不便さ
説得→共感

と、価値が転換している。

なんていうのが、山口周さんの『ニュータイプの時代』で述べられている事。

上記の価値の転換の一例として、例昨今のキャンプブームなんかも不便さを求めた結果だと思います。

そして、特に正解→課題について、もはや課題を生み出せる人の方が価値があるというのは、何度も引用している金銭を払って働く事が出来るオンラインサロンの構造。

これを実行すれば自分にとって良い未来が待っているはず、という旗振りが出来る人のところに資産が集まる。集まった資産で、サロンメンバーに、社会から評価される様な適度な課題を与える。

一昔前は物が揃う事が価値だったのに対して、物が充実して、SNSで繋がる現代では"いいね"や評価される体験の方が価値がある。

だから、希望ある未来を作ることにはお金を払ってでも参加したいという人が集まる。

良いモノよりも、
良くなるはずという体験に価値がある。

ここには、もうひとつ本質的に人間は"適度なストレス"が好きという観点からも考察できて、運動にしろ、脳トレにしろ自分の実力にあった丁度良いストレスは心地良いものである。

クイズ番組が今でも生き残っているのはこの丁度良いストレスを与えてくれるからでしょう。

そして、ホリエモンが"人に頼りまくれ"、なんて言うのは、頼られた側にもメリットがあるから。

"丁度良いストレス"と"いいね"の両方を与えてくれる人になれば頼られた方が嬉しいという感覚になる。

なるほど確かに、無茶ぶりするのに、褒めもしない上司の言うことは聞きたくない。

そして、誰に言われるでも無く、独りキャンプ場で薪を割りながら楽しい!

なんて思う性分なので、

管理人から"薪割りセンスあるねー、プロ用の斧で薪割り体験できるよ!"

なんて言われたら、お金払ってでもやりたくなるかもしれません…

まーでも、それで希少性の高い一流の薪割り師になれたら、オンライン薪割り講座開設して、ナンバリングしたプロ用のプレミアム斧を売ってー、winwinかも(笑)

んー、何でも出来る時代だ。。。

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