博多千年門を潜った先で

~先年前から続く寺町を巡るうち啓示のような閃きがあった(大袈裟!)~
                              ゆきひら

 盆休み。
 今年の盆も息子は帰省し、ずっとこちらに滞在するものだと思っていましたが… あらら、残念! 待機勤務にて盆休みの終盤は勤務先の九州に戻る、とのこと。

 ならば今回は、私が博多で宿をとり、そこで家族の時間を過ごせるようにしました。娘は、仕事でパス!(涙) とのことでしたが…

 2泊3日の小旅行ですが、はじめての博多です。
 博多がこんなにきれいで栄えた街だってこと。私、ずっと知らずに日本人をやっていました。

 駅構内は広く、明るく、表示も分かりやすくて、地下鉄、JR などスムーズに乗り換えられました。立ち並ぶビルはどれも新しく、きれいです。道路も広く、きちんと整備がなされています。
 ホテルは毎晩、施設を変えて泊まりましたが、どこに行ってもサービスは洗練され、気持ちの良い、静かな夜が過ごせました。
 
 日中は駅周辺の観光地を息子と二人、歩いて回りました。

 博多千年門から先の寺町。博多で最初に栄えたとされる、古い商店街。川沿いの屋台横丁。

この門を潜った先で…


こんなにかわいらしい仏様にお目にかかれました!

 神社は自然の、太古からの神をまつる場所で、寺は自然の神というよりは人間に近い、あるいは人間の中の仏性を具現化してまつる場所なんでしょうか?
 寺と神社の違いがよく分からない私なんですが、神社仏閣巡りのなかでふと、そんなことを思いました。

 寺町歩きの後は、これまたはじめての屋台での食事です。博多ラーメンをいただき、水商売らしい看板をあちこちに掲げた一角で、うまそうな煙が立ち登るのを発見! 一番人気の炭火焼き鳥を堪能しました。

 今回の旅行は急遽、息子の仕事の都合に合わせて計画したものです。少し無理して、お金と時間の都合をつけたんですが、来て良かったです。

 人生とは、「体験の積み重ね」じゃないでしょうか?

 お金がない、時間がない、と言いながらただ、ただ、時間を流れていくのを見送ってしまいがちです。でも、時にはこんなふうに、お金と時間に都合をつけて、いつもと違った体験をするべきなんだと思いました。

 「はじめての場所へ赴き、はじめての光景を目にする。」たった、これだけのことなんです。

 時間とお金。限りのあるこれらをどう貯めて、どんな体験をするのか? 知恵を絞ったところに、人生の舵を切っている手応えのようなものを感じます。大袈裟でしょうか? 

 仕事、資格取得のための勉強、と忙しくしていますが、今後も行ったことのない土地をあちこち泊まり歩いてみようと心に決めました。次回は、広島、岡山あたりはどうかな? なんて考えています。

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