皆さんはどこへ行きたいですか?


 初めまして。にゃんと申します。
 初回の記事でテーマありきの記事を投稿するのもどうなのかと思った次第ですが、このテーマなら自分の大切なものを語ることができて、自己紹介みたいな記事になりそうなのでまあいいかと。笑
 ところでところで、この『note』ってサイトは元々好きな小説家さんの記事を見るのに使っていただけでして。「そういえば登録してないなあ。」って思って登録したのがつい先日でして。
 ポチポチと皆様の記事をクリックして読んだのですが、大抵の方がとても高尚なこと、というか難しいこと(決して馬鹿にしているわけでは無いです)を語られていて、敷居が高いなあと思ったのです。
 きっと世の中の人すべてがそんなことを考えているわけじゃないよなあ。
 無い頭をうんうん捻った末、わたしはバカみたいな言葉で綴ろうと思いました。

 前書きはどうでもいいですね。笑
 今回のテーマはこれ。

  #一度は行きたいあの場所

 皆さんには一度行ってみたい場所ってありますか? わたしは三重県に行ってみたいです。というのも、わたしの一番好きな小説の舞台が三重県でして。橋本紡さんの書かれた『半分の月がのぼる空(通称“半月”)』、って作品を知ってる方、居るかなあ。いわゆるライトノベルと称されるジャンルのおはなし。

 ボーイミーツガール(青春)モノで……熱くなりすぎるため子細は省きますね。笑

 この手の作品が好きな方は読んでくださいとしか言えないのです。

 とにかくとにかく、わたしは高校生の頃に半月を読んだのですが、衝撃が走りまして。頭にではなく、心に。

 ~ここから自己紹介~

 外連味のない文体の綺麗さだとか言葉の持つ力だとかを教えていただいた小説です。この作品に出会って、『わたしは小説(物語)を書きたいんだ。こんなふうに誰かの琴線に触れてみたいんだ』と息巻いたんですよね。

 この辺からきっと人生踏み外していくんだよなあ。後悔はしてないんですけどね。

 息巻き高まりすぎた高校生のわたしは簡単にできそうな公募にどんどん応募していくんですよね。そして小さな小さな文学賞(といっても、中身はエッセイなんですけど)を受賞して天狗になるわけです。これはいけると。

 そして忘れもしない十九歳の時、初めて書いた長編を大手ライトノベル社の新人賞に応募して二次選考まで行ったときに気付いたんですよ。これはこのまま書き続けたらすぐにデビューだな。世界がわたしを放っておかないとね。

 それから何年経ったかは訊かないでください。

 誰にだってあると思うんですけど(予防線)、若かりし頃の全能感って凄いものがありますよね。わたしの貧弱な語彙ではあの気持ちを表せない……。

 ~ここまでが自己紹介~


 閑話休題。三重県といえば赤福。それこそ半月の作中にもたくさん出てきます。数年ほど前に知り合いに頂いて食べたことがあるのですが、とても美味しかったです。

 しかしながらわたしが住んでいるのは北海道です。気が狂っていると言われればそれまでなんですが、わたしは半月のファン。半月の聖地と言えば伊勢市虎尾山(砲台山)です。出来るのならばそこで赤福を食べたい。砲台山の頂上で食す赤福はどんな味がするんだろう。

 そんなことを作品を読んで以来ずうっと考えてます。我ながら最高にバカらしい……。とにかく、そんなくだらない理由でわたしは三重県伊勢市虎尾山に行ってみたいですね。笑

 いつか、できれば、一度くらいは。

 さてさて。再度ではありますが、皆さんには一度は行ってみたい場所ってありますか? テーマとは乖離してしまうかもですが、一度は、じゃなくてもいいです。笑

 今、あなたが行きたい場所はありますか?

 たとえば、そこが夢の中でもいいです。疲れてしまって微睡んでいる中で見た景色、きっと柔らかくて温かいですよね。そんな場所に行きたいときだってある。わたしだってそう。

 たとえば、映画か小説か、創作の舞台になった場所でもいい。わたしは数年前にカクヨムというサイトでむかーし住んでいた町の景色について書いたことがありました。(ただの宣伝)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882004928

 たとえば、それは大切な人との想い出の場所でもいい。自分だけに用意されたホログラムが、自分だけに景色を見せてくれるときもある。そこはいつか歩いた公園かもしれない。一緒に行った遊園地や水族館かもしれない。自宅かもしれない。

 春は柔らかくて温かくてキラキラしている季節です。同じくらい寂しさも纏っているので疲れてしまうかもしれません。でもせめて、この文章を読んでくださった皆様が休める場所に行けるといいなあと思います。

 それではまた。

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