超短編小説「言語」
「カッツピードロピー」
暗号だよ、暗号。これはなにかの暗号だ。いいか、このカッツとピードロとピーに分けて考えるんだ。数字に置き換えられるだろ?えっと。。。
「コリンパシッパリツラリ」
これはきっと食べ物だな。南米だ。ほら、テレビでやってたろ?激辛特集の。なんだったかな、うん、聞いたことあるよ。間違いない。
「ニーサモシーカルーダ」
もういいよ、わかんないって。これが何かを意味するならきっと、どうでもいいことだよ。だってそうだろ、すぐに分かんなきゃ、緊急のとき困るだろ。だから、あれだ!じゃんけんぽんみたいな、あれだな。決めるときの掛け声だ!ニー!サモ!シー!カルーダァァァァァ!ほらね。
●言語
何事にも言語が付いてまわる。
言語は必ず何かを意味している。
意味のない言語は言語と呼べない。
あなたに言語はあるか?
文:モノコト68
Twitter:https://twitter.com/monokoto68
Blog:https://monokoto68.com/about/
Instagram:https://www.instagram.com/monokoto68/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?