闇__2_

超短編小説「言語」

「カッツピードロピー」

暗号だよ、暗号。これはなにかの暗号だ。いいか、このカッツとピードロとピーに分けて考えるんだ。数字に置き換えられるだろ?えっと。。。

「コリンパシッパリツラリ」

これはきっと食べ物だな。南米だ。ほら、テレビでやってたろ?激辛特集の。なんだったかな、うん、聞いたことあるよ。間違いない。

「ニーサモシーカルーダ」

もういいよ、わかんないって。これが何かを意味するならきっと、どうでもいいことだよ。だってそうだろ、すぐに分かんなきゃ、緊急のとき困るだろ。だから、あれだ!じゃんけんぽんみたいな、あれだな。決めるときの掛け声だ!ニー!サモ!シー!カルーダァァァァァ!ほらね。

●言語

何事にも言語が付いてまわる。

言語は必ず何かを意味している。

意味のない言語は言語と呼べない。

あなたに言語はあるか?

文:モノコト68
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