見出し画像

今の私にできる事。


以前の記事「宗教の自由、二世の問題。」で記したとおり、私はとある宗教の二世信者として育ちました。

興味のある方はこちら→


今は親元から自立し、宗教活動もしていません。
大人の自由を噛み締めてるとこ。
一人暮らしサイコーー!(声を大)

…まあ楽しいだけではないですが笑
と、つい話がそれてしまいましたが

最近ある宗教二世の記事を見る機会が増えました。
関連の記事を読むだけで物凄く感情が揺らぎます。
読まなければ良いと思いつつ、目に入るとつい読んでしまう。
まぁ以前から度々問題視されていたので、いつか来るだろうな、と予測はしてたんですが…。
実際に取り上げられるとやはり心は波立ちます。

(ふわっとした表現ですみません、分かる人にはわかれば良いと思いつつ特定の団体の名指しは避けます)

ニュースで取り上げられる宗教の問題点の多くは、わたしも子供時代に経験しています。
同じ所のニ世ならおそらく何かしらは必ず体験していると思う。
その宗教の信者にとって、二世にとって、それは特別な事ではなく、あまりに日常的な物だからです。

だから今回取り上げられた問題も正直、教会側は何も変わらないと思う。
(擁護でも否定でもなく個人の感想)
彼らは非常に活動に熱心で、生活の殆どを『教え』に従って生きている。
同じ宗教内の仲間を大事にし、それを学んでいない人達との交流を避けるように教えられる。
今回のことも、世からの迫害としてなるべく見ないように指示が出ているらしい。
その中で生きる事を決めた人には、どれも避けられない問題です。仕方ないとすら思う。

仮に禁止行為を行うと罰を受ける事になる。
それなら、教えに従って死んだ方がいいとすら思える程熱心な人たち。
本人の事だけを考えれば、その人が本当に心からそれを望むのなら、信仰の自由ではないかとも思う。(未信者の遺族の気持ちを思うと辛いですが)

しかし二世も須く信者同様に扱われるのは、わたしも疑問視している所です。(輸血は子供の時から私も禁止されていました。もし必要な状況になる事があっても、受けられなかったと思います)

私は幸いに正式な信者になる前に離れたので、罰を受ける事はありませんでしたが、二世でも正式な信者になった後、教えから背くときついペナルティを受ける事になります。

それが怖くて従う、教会側がいくら強制はしていないと言いつつも『YES』と言わざるを得ない状況におく事は、恐怖で縛っていると思われても仕方ない。…と思う。
本当に心から自分から進んで治療を拒否するなら、ペナルティは必要ないのではないでしょうか?

とまあこんな事言いつつ。
私はその宗教を批判したい訳じゃないんです。
彼らの多くは心優しい人達が多いし、真面目で、愛情深い人達が多い。
そんな人達が心から望む事ができる社会であればいいと思います。

もし私と同じ立場にある二世の方がこれを読むなら、あなたの苦しい状況を笑ってる訳でも否定してる訳でもないです。

世論が動いたから、自分がいた場所全てが悪になる訳じゃない。
自分は物凄くひどい事をされた気持ちにもなるけど、同じくらい愛情を感じたことは忘れたくない。

過去に受けた経験は辛いし、今もくるしい。
でも同じくらい家族が愛しいし、大事にしたい。

もしこの動きで何かが変わればすてき。
でも過度な期待はしないでおこうと思う。
産まれた場所は選べないけど、子供は大人になって、いつか必ず自分で選択する時がくる。

辛くても、きつくても。
自由は絶対に訪れるから。
思い詰めないで、どうか。

私も今、悩みながら。
体に染みついた教えを落とし、社会を知って
親の自由と、自分の自由の線引きをしている。

この先どうなるか分からないけど。
これからも自分の気持ちを第一に大事にしたい。

何かきたいのか良くわかんなくなっちゃった笑
まだまだ私の心も荒ぶってるようです。
ちょっと暫くは、冷静になるのを待ちます。
(後で記事を消したらすみません)

今私にできることといえば。
波だった心を落ち着けるために
美味しいものでも食べて
きつくなったらべちゃべちゃに泣いて
息を吐いて、あったかいお風呂に入ろう。

散文失礼、以上、ものかきでした。


※特定の団体、活動を非難するものではありません
※あくまで個人の見解です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?