見出し画像

旅立ちの日②



「色々あったけど、楽しかった!」
旅行って最後にはそう思えるから、不思議。
この日記は引用「旅立ちの日①」の続きです。
(まだの方は良ければそちらもどうぞ)

旅行出発二日前に体調を崩し
お腹に不安を抱えたまま、迎えた旅立ちの日。
お供はポカリ。熱中症だけはならないように。

前回の記事でも触れた旅の目的。
それは、大好きな俳優さんに会うことでした。
その為に私が向かった先は
「OSAKA COMIC CON 2023」

コロナ禍前は例年東京で開催していたコミコン。
今回初の大阪開催に私の大好きな俳優
マッツ・ミケルセンさんが参加されました。

参加情報を見た時は3回くらい目を疑った。
なんせ数年前、友人の推し俳優がコミコンに来た時
撮影会が凄く良かった〜!と話を聞いていて
「マッツがきたら私もチケット取ろうかな」なんて
笑い話で言っていたことが、本当に叶った。
人生って何が起こるかわかりませんね…!

凄い倍率なので万が一撮影チケットが取れなくても
観光旅行を兼ねて行く気満々でしたが
執念で撮影チケットをGET。
……これは行くしかない。

私にとってマッツ・ミケルセンさんは一つの理想。
北欧の至宝と謳われた頃に知り衝撃を受けました。
(一番好きな作品はアナザーラウンドです)

三次元に現れた二次元に近い存在です。
柔らかな印象と裏腹の存在感、目元の深さ。
何より目の造形が、描きたいと思った形そのまま。
撮影以上に「いつかこの目で本物を見る」
それが夢でした。

そしてまさか、夢が叶った。
撮影会の当日も体調は戻らないまま。
現地で合流して先に会場入りした友人2名に
混雑状況や道順などを教えてもらい
(本当に感謝…!)

ついに夢の撮影会へ。

ドキドキしながら列に並び身だしなみを整える。
自分の番になり、じっと彼を見つめると
優しく見つめ返してくれました。
そして肩を抱かれ私は胸に手を添えて撮影。
最後に「thank you」と
落ち着きある柔らかな低音で囁いてくれました。

人はスターの前に立つと記憶を失う。

そう事前に聞いていたのですが、本当だった。
横にいたのはたった5秒程の時間だけど
終わった直後はふわふわして(若干熱中症)
どこを歩いてるか分からないくらい。

とりあえず安全な場所に立ち止まり
忘れてしまう前に、その瞳を描いた。

その時描いた瞳

きっと人生で一度きりの経験。
でも行ってよかったと思える貴重な体験でした。
見つめる事ができたよ。
冬頃の私、本当に生きててよかったな。

大阪まで行って、ポカリばかり飲んでたし
現地であった友人達にも気を使わせてしまったし
旅行から帰った後も体調不良が長引いたので
客観的に見たら褒められる事ではないと思うけど

それでも行ってよかった。
残った写真が「現実だ」と教えてくれる。

そして今回の旅行、体調不良になった事は
帰るまで現地で会う友達以外には伏せていました。
私は自分で決める事が苦手で
人の意見に直ぐ追従してしまいます。

でも今回は自分で決めて、やり遂げたかった。

こんな私でも、それが出来ました。
友人に助けて貰ったけど自分で決めて夢を叶えた。
それが何よりの収穫でした。
だから旅行に行った事自体に後悔はありません。
(事前にコロナや感染性じゃない事も分かったので

色々あったけど、楽しかった。
またこれからも頑張ろう。

あと旅行の前に無茶するのはやめよう←

人の優しさと有り難み、健康の大事さ。
色んなことを学んだ旅行でした。
無事に帰って来れてよかった。

これにて旅行日記、ひとまずおしまい。

遅くなってしまいましたが
お付き合い頂き有難う御座いました。


またどこかで。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?