生活保護における「Think Globally,Act Locally」とは

前回の記事で、「生活保護行政、このままではダメになるんじゃないか」というざっくりした問題提起をしました。
それぞれの私の疑問に名前と番号をつけて、これから思考を整理していきたいと思います。

・ますます複雑化・膨大化する業務。社会保障関連の施策が日々変わる中でますます膨張する実施要領・関連通知。もはや使いこなすのは「生活保護ヲタク」しか無理。
⇒①生活保護業務の肥大化

・受給世帯の多様化。派遣・アフィリエイト・小額からの投資・進学/進路の多様化などに対応できず、そのたびに苦慮するアナログな現場
⇒②多様化に対応できないアナログ生活保護業務

・生活保護ケースワーカーがあらゆる手続きの「代理人」と化していること。「ケースワーカーがおらんかったら誰がやるねん」という業務が多すぎる。結果として、受給者の自立を奪っていること。
⇒③生活保護ケースワーカーの”代理人”化

・マイナンバー制度が始まっても全く解消されない縦割り行政。庁内での調整に時間がとられ、本来の相談支援に時間がさけない。
→④生活保護業務における縦割り行政の弊害

これからの記事では、①~④の小問題(といっても一つ一つがわりと大問題(笑))について、ひも解いて考えていきたいと思います。


その中で、大事にしたいのが「Think Globally,Act Locally」という考え方。
世界的、全体的、俯瞰的な視点を持って、生活保護行政について考え解決策を出していきたい。

ただ、ここで焦ってはいけない。
まず、「イシューから始めよ」という言葉があるので、まずは問題分析。そのあたりの思考法についても学びながら、少しずつ考えていきたい。時間は育休中の1年間、たっぷりあるんだから。

ベーシックインカムやマイナンバーに期待される行政のスリム化・効率化、AIの利活用、これらについても学び、生活保護行政の問題と絡めていきたいと考えています。



さ、娘が起きてしまったので、家事育児モードに入ります。朝は思考がはかどるけど、時間を作るのは難しい。。。

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