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うつのひとへ20 人間関係と受けとめ方

○人付き合いについて

うつのひとが休職から復帰して、また働きだそうってなった時一番怖いのが、人間関係の問題ですよね。それしかないと思います。
自分もそれしかないです。
自分の場合はお客さんと直接やりとりする機会が全くない仕事なので、社内の人間関係のみが悩みの種です。
面倒臭いですよね。

ただ、関わる人間の割合次第で多少やりやすくはなるのかなと思ってます。
例えば、会社行って関わる人が、大嫌いな上司5割、苦手な部下5割とかだったらそりゃあもうやになりますけど、大嫌いな上司2割、苦手な部下1割、心許せる上の方2割、仲のいい同僚5割とかだったらなんかまだ行ける気がしませんか?

会社にもよるのかもしれないですけど、自分の場合はそんな感じで人間関係のバランスを自分である程度コントロールしてやりやすい環境にしてます。
時間的なことをいうと苦手なひととの関わりが9割だったけど、1割の関わりが楽しかったなあと思えたら、自分の中でその1割の関わりがベースだと思っておきましょう。
以前お話しした、分人思考でいきましょう。

自分の人との関わり方を変えなきゃダメだー、とか考えるじゃないですか。
もちろんそれも0じゃないですけど、それを過度に考えるのはやめた方がいいですよ。
だってうまくいく人とはいってますよね?ならそれでいいんですよほんとは。
多分人間関係の問題はさっき言った関わりの割合のコントロールでほぼ解決するんじゃないかと思います。

でも毎日自分の好きな人とだけ関わるのは現実的に難しいですよね。
そういう時にできたらいいのが、自分の受けとめ方のコントロールです。
だから多分、人間関係の割合、受けとめ方、この2つのコントロールができればなんとか日々やり過ごせるんじゃないかなと今思いました。

でも受けとめ方のコントロールって難しいです。
自分もすぐ真に受けて落ち込みます。
相性の悪い人だとどうしてもそうなっちゃいます。
だから基本は人間関係の割合のコントロールだと思います。

受けとめ方のコントロールで自分がやるのは、自分の中にため込むことをしない、ってことです。
なんか嫌だと思うことがあればすぐ心許せる人に吐き出して聞いてもらいます。
言うことでまず客観的になれて、意見をもらえることでまた客観的になれます。
ただ、言う人は選びましょうね。
批判的なことを言う人は不適なのでそういう人に言うのはやめときましょう。
余計落ち込むだけです。
そして、相手が話したいことがある時はできる範囲で聞いてあげるといいです。
win-winの関係になれます。

あとは、強い感情を抱いた時は、基本放っておく、時間を置くってことが大事かなと思います。
怒りとか、悲しみとかが湧いたら、それをすぐに外に出すのはやめときましょう。
しばらく置いておきましょう。
自分の感覚では、30分くらいその感情無視して作業してたら冷静になってきます。
そこからその感情をどうするかを考え出すのがいいと思います。

あと、沸いた瞬間は自分しんどいと思うので、ただ我慢じゃなくて、「しんどいよねー、でも大丈夫よ。生きていればつらいこともあるよねー。」って優しく自分に声をかけて、できれば手のひらでとんとん体を優しくたたいてあげて下さい。
そしたら徐々に落ち着いてきますよ。人が沢山いる環境でなかなかそういうの難しいよー、て人はトイレとか、一回場所をかえて自分を落ち着かせる機会を設けましょう。
ワンクッション置くだけでその後の感情の落ち着き方が全然違いますよ。

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