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🗾鳥取県アンバサダーの旅

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2023年2月の記事一覧

地域ものがたる、地域とつながる

2022年6月下旬からスタートした「地域ものがたるアンバサダー」の活動が一区切りを迎えた。 幾度も鳥取を訪れるうちに、魅力を感じるポイントが広がってきたと思う。はじめは「観光資源」や「美味しい食事」などに目が行きがちだが、水先案内人や現地で出会った人々と交流していくうちに、人の温かさやコミュニティに魅力を感じるようになってきた。 訪れた地域は全てが魅力的だったが、ここでは二つの事例を紹介したい。 鳥取市「まるにわ」とまちづくりワーケーションまずは鳥取市の「まるにわ」につ

水産業への理解を持とう!

はじめに鳥取県は日本海に面しており、豊富な水産資源に恵まれている。実際に、境港、御崎港、賀露港を訪れた。 まぐろとブランド化6~8月にかけて、境港では多くの生まぐろが水揚げされる。カニで有名な境港だが、生マグロの水揚げ港が日本一になる年もある。私はこの事実について境港を訪れて初めて知った。そこで、私のなかで水揚げ量が多いのならば「ブランド化」すればよいのではないかと思った。実際に、ブランド化のことを漁港見学ツアーの案内人に尋ねると、消極的であるそうだ。 ブランド化の光と影

21歳、鳥取の酒を知り、沼にはまる

はじめに私は、9蔵(諏訪酒造、藤井酒造、元帥酒造、梅津酒造、大谷酒造、稲田本店、千代むすび酒造、大岩酒造本店、源流どぶろく上代)を訪れた。私は今年で21歳であり、アンバサダーになるまで日本酒をほとんど知らなかった。訪問を通して、2つの魅力に気づいた。 魅力①:温度による味わい1つ目は、温度によって味わいががらりと変わることである。このことを教えてくださったのは、梅津酒造代表、梅津史雅様だった。梅津様には、梅津酒造が誇る、日本酒「冨玲」や梅酒「野花」などをさまざまな温度で飲み

【鳥取:10月の旅】その土地を愛するひと達と過ごした思い出の一日。

「うなぎ・郷恩料理」を看板に掲げる割烹「梅乃井」さんに、鳥取アンバサダーの一行がお邪魔したのは、10月末のこと。6月の公開ジオ勉強会でお顔は存じ上げていたご主人・宮崎博士さんがランチに特製コースを用意してくださり、ジオリブお二方、事務局、そして午前中、砂丘のらっきょう畑を案内いただいた、JA鳥取いなば福部支店の加武田さんと、らっきょう農家の香川さんも交えてずいずいと奥座敷に。 次々と供されるお料理は、地元の海の幸・山の幸をもとに優しく手をかけたこだわりの品々。お造り、和え物、