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僕に出版を依頼したがる5つの理由!

僕は現在、マンガワークスという会社を経営している。6月にこのnoteのタイトルにもなっている「物語と漫画と」に社名を変更する。新しい社名が表すとおり「出版」と「漫画」を使ってクライアント企業が事業を成長させるお手伝いがミッションだ。

経営者としての僕は本来「僕に依頼すれば出版や漫画を使って御社を成長させますよ」とアピールすべきだが、実際問題、依頼を受けないほうがいいケース、割と多いのだ。ちょっと面白いので「僕に出版を依頼しないほうがいい理由」を考えてみた。

僕に出版を依頼しないほうがいい理由①

あなたは僕から予期せぬ質問攻めにあいます。「本を出して会社をどうしたいんですか?」「売上をあげたいんですか? 採用人数を増やしたいんですか?」「本以外に予算はいくら取ってるんですか?」。質問攻めが嫌いな方には向きません。出版以外の会社や事業のPRについてもしつこく質問されます。そして意見までされます。素人に意見されたくない、黙っとけ!という方、お仕事出されないほうがいいと思います。

僕に出版を依頼しないほうがいい理由②

僕はこれまで500冊以上の本を編集してきました。直接自分が担当した刊行点数です。しかしあなたが発注しようとしている、この物語と漫画と(マンガワークス)は実績として「社名を公表できる本」は1冊しかありません。実績が少なすぎて不安じゃありません? 不安をお感じになる方、お仕事を出されないほうがいいと思います。

僕に出版を依頼しないほうがいい理由③

うちは他社の半分以下の価格です。名の知れた出版社の中で最も安いところと比較してもまだ安い(もちろん出版プロデューサーや電子出版会社と比較すれば高いはずですが)。ここには書きませんが、うちが扱う本は某大手出版社から必ず発売されます。価格が半分で大手から発売される? しかも出版した後の半年間、PRサポートが付くだなんてもはや怖くないですか? 話がうますぎるとお感じになった方、お仕事を出されないほうがいいと思います。

僕に出版を依頼しないほうがいい理由④

けっこう多くの社長が自分が本を出すことを社内でナイショにしています。なんなんでしょう? 恥ずかしいのかな? でも社長、それはダメですよ。本を出すなら「社長以外の担当者」を決めてもらいます(一人社長の場合は除きます)。社長、その本は会社を成長させるために出すんです。社長は直接関係してはダメ。だって他の社員が意見を出しにくくなるでしょう? 社長には取材に協力してもらいますが、出版をどう会社の成長のために使うか、それを大きな視点で考えてください。本づくりに直接関わりたい社長、お仕事を出されないほうがいいと思います。

僕に出版を依頼しないほうがいい理由⑤

出版の動機や目的をヒアリングでしゃべらされた挙げ句、出版をお断りするかもしれません。せっかくお金を確保したのにあんたが断るんかい!? でも、本は1つのツール・手段にすぎません。社長の会社にとっていま本を出すベストなタイミングとは限りません。それなら断られたほうがうれしくありませんか? 断られるのが嫌なら、はじめからお仕事を出されないほうがいいと思います。

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