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広報の専門家から見る、キャンドル・ジュン氏の会見とニュートラルな視点の重要性。バランス力の重要性と発信内容。

週末、最近世間を騒がせていた、広末涼子さんと鳥羽さんの不倫問題に関連して、キャンドル・ジュン氏が会見をしたというニュースが報道されています。先に、お断りしますが、広報の視点として分析する物であり、そのものの行為や内容に関して、肯定も否定もするものでは、ありません。
個人的には、不倫は、当事者間の問題であり、報道機関が追い掛け回す意義がわかりません。

記者会見をみて広報の専門家として思うことと、メディア特性(特に、週刊誌、ワイドショーなど)を考慮した分析、またキャンドル・ジュン氏のコメントに見る発信内容の分析をしたいと思います。

記者会見は正しかったのか?
結論から言うと、記者会見をキャンドル・ジュン氏がする意義が、広報としては見つけられません。
不倫が事実なのであれば、当事者である、広末涼子さん、鳥羽氏が会見を行うことが最も重要なことです。
前提として、広末涼子さんが女優であり、鳥羽氏が著名な料理人であるということから、記者会見は避けられない流れでありますが、キャンドル・ジュン氏が記者会見を行う意義は、まったく見受けられません。

憶測で書かれる記事に対する反応とコメントに関して
キャンドル・ジュン氏は会見の中で、何度か、憶測で記事が書かれる子どもたちに影響が大きいとありますが、週刊誌、ワイドショーの記者やレポーターは、本来、そのようなゴシップを売りにしている媒体であることを理解する必要があります。
これは、企業の役員や幹部にも言えることですが、また政治家も同様ですが、人前に出ることを生業にしている方は、自分の行動や発言がそもそも切り取られる、それにより、報道や記事化されるということを認識する必要があります。
今回の内容が不倫かつ著名な女優さんと料理人であり、二人ともメディアに露出していること、CMや番組をはじめ影響があることを考えると、この会見をキャンドル・ジュン氏が行うことのメリットは、あまりないと広報の専門家としては、分析をします。

  1. 広末涼子さんの通常時の様子

  2. 広末涼子さんの母親の話

  3. 鳥羽氏のコメントに対するキャンドル・ジュン氏の感情

  4. これまでの広末涼子さんの行動や同様の出来事

また、長い時間にわたって、会見をし、質問に答えている姿勢自体は、おなじ男性としては評価できますが、広報の専門家としては、あまり評価はできません。

また、なぜこの会見が評価できないのかという広報の専門家としてのポイントですが、この内容や会見自体を当人である、広末涼子さんが関知していないこと、つまり、あくまでも配偶者である、キャンドル・ジュン氏の考えであり、ワイドショーや週刊誌の記者であれば、内容の裏とりを必ずするようになります。これまで、表面化していない情報があるのであれば、確認作業を行うでしょうし、広末涼子さん本人の口から語られた内容ではないため、おそらく、これで取材攻勢が終わるとは考えられません。

そもそも、世間に対して、不倫の説明責任はあるのか?
そもそも論について、今回の不倫のように、メディアにでて生業をしている方は、不倫をはじめ、不祥事に関して、説明責任があるか否かということについて考えてみたいと思います。
昨今では、永山絢斗氏の薬物問題、広末涼子さんの不倫問題などここ一週間でいくつかありますが、本来これが、一般の方であれば、当事者間の問題です。
不倫にしても、重要なのは、両方の家庭の話し合いが重要であり、その経緯やその内容を報道機関(週刊誌、ワイドショー)が発信しているのであって、世間に説明する必要性はありません。その一方で、今回のように女優や著名な料理人の場合、CMや番組などに対しては、もちろん説明を行う必要や謝罪の必要はあり、それに対して影響がある損害賠償などについて責務は存在するかもしれません。それと記者会見は別であると考えます。

キャンドル・ジュン氏のコメントの是非
広報の専門家から見て、気になったポイントは、鳥羽氏のコメントに謝罪が感じられない、憤りを感じるといったポイント。また、鳥羽氏の自宅に行き、謝罪するといった内容の下りです。

不倫を肯定することはありませんが、子供たちへの影響などを話しているにも関わらず、鳥羽氏のコメントに対して言及している点です。これをコメントしてしまうと、どちらかが、「善」もしくは「悪」といった構図が出来上がり、かりに鳥羽氏が「悪」とされてしまった場合、鳥羽氏の家族にこれまで以上の取材や憶測で、書かれるリスクやそれこそ、子供たちや家族への影響は図りしれません。それこそ、これお互いの家族間、当事者間の問題であり、会見で発言する内容ではありません。事実関係について述べるだけであれば、これまでの経緯や憶測での記事化を否定することはできますが、感想や気持ち的なものを優先させると、ネガティブに働く場合があることを考える必要があります。

気持ち的には理解しますが、会見を行うことで、リスクがあるということも理解し、またその発言により、さらに負のスパイラルになる可能性もあることを事前に考える必要があるでしょう。










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