Maison book girl「孤独な箱で」のメモ
テーマは「境界の消失」だったように思う。前回のSBOも言わばそうだった(ブクガ側の世界とこちら側の世界の間にある境界の消失だった)。しかし、今回は時間や存在の境界の消失を含む点においてさらに美しさとグロテスクさを増したと言える。
森の奥底にある部屋で、いつも通り閉じこもり、考えている。空想と現実が混じりあい、あり得た未来を映し出す。明るく、楽しく、爽やかな、あり得た未来。あるいは、そのような願望。数か月前から継続する世界規模の暗澹たる現状との明確な対比。ぼくたちはそれを願っ