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たまたま資本主義だった

この資本主義の世界でやっていくのはムリかもしれない、と夫に言ってしまった。いつだったか、この間。

お金を儲けることを追求していくと、どうしても人の不利益に繋がっていくと思うのだ。
たくさん買わせることは、家にモノが溢れたり、健康を害したり、時間を浪費させたり、収入に見合わない支出をさせることに繋がりやすい。

webメディアの記事も、閲覧数を稼ぐために、センセーショナルな見出しを付けたり、「この情報を見ないと損」と感じさせたりすることがすくなくないと感じる。

そういうのにちょっとつかれてきてしまった。もちろん、全部がぜんぶそうではないけれど。。

企業が効率的にお金を儲けるために「使える人材」に、わたしはなれなさそうだなと思ってしまう。

それで思ったのは、いわゆる「勝ち組」って、この資本主義の社会でうまく力を発揮できた人たちのことで、つまり「たまたま」資本主義に適応しやすかった人たちじゃないかということ。もちろん、何をやっても優秀な人はいると思うけれど。

資本主義の限界、みたいなことを聞くようになった昨今。資本主義を疑いもしなかった頃の自分を思ってみると、なんて純粋だったのだろうと思う。工場や軍隊に適した人材を育てるために始まった学校制度に浸って(林伸次さんのマガジンの受け売り)、役所や会社に飼い慣らされ、それを疑いもせず。それらに適合できない自分を責めもして。

なんて、結局は負け犬の遠吠えに聞こえるのだろうけれど。

読んでくださってありがとうございます!