たいやき

旅と本と文と食と。徒然なるままに。 過去と今と未来をゆらゆら。

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最近の記事

ドバイのベンチにて

旅が終わってしまう。 現地時間で6時30分を過ぎ、搭乗開始予定まで30分を切った。21時にバルセロナを飛び立ったけれど、充実した映画や音楽、ゲーム、機内食を存分に楽しんでしまったので、徹夜状態である。 恐らくこの後の飛行機も同様のため、22時過ぎに日本に戻ってから、どうなるのかわからずこわい。旅ではせっかく規則正しい生活リズムと、2-3万歩の運動量、私にしては質のよい睡眠を得ていたのに。食事は好きなものを好きな時に食べ、夕飯はチョコとチュロス、水代わりにビールかワインだったの

    • トラムの車窓から

      旅をしている。 日本の47都道府県と、海外もここスペイン・バルセロナで(トランジットをおまけで含めば)20カ国めとなった。 数がどうではないし、EU国内を動き回ったこともあり、私のパスポートにはそんなにたくさんのスタンプはない。 もらっとけばよかったなと思いつつ、教えもらえたものをみると、几帳面に並べてくれていたり、全然飛んだページに押されていたり、個性があっておもしろい。 ロンドンからユーロスターでブリュッセルへ入国した時のスタンプが、なんだかかわいくてお気に入りである。

      • 夏に置いて行かれた感じ。八月の路上にて。

        • 風が涼しくて快いのに、なぜか裏切られたような気分になる。

        ドバイのベンチにて

          日本地図のぬりえをした話 -47都道府県ゆるり旅-

          中学生の時、社会の資料集として配られた「新編 中学校社会地図 最新版」 平成の世に配られたもので、令和の今ではもちろん最新版ではないけれど、幾度かの引っ越しを経てもまだ手元にある。 貧乏性もあって物をなかなか捨てられてないのもあり、使わなくなった教科書や資料集も、社会人になってしばらくは何冊か残っていた。 お出掛け特集を見るのが好きで、ことりっぷやarucoをみると、わくわくした。 子供の頃、家族旅行に連れていってもらったこともあるけれど、県内が多かったので遠くへ行ってみ

          日本地図のぬりえをした話 -47都道府県ゆるり旅-

          目的地はまだ遠く

          すれ違う人の横顔に、彼の面影をみる。 あ、と思うよりも前に反射で振り返ると、誰かは雑踏に紛れていく。 いるはずがないのに。 そんなことはわかりきっているのに、諦めの悪い私の脊髄は今日も反射する。 18日になると、片道約3時間かけての小旅行をする。 15日を過ぎた頃からやや物悲しい気持ちになるのに、私はこの習慣を崩すことができない。義務なのか権利なのかエゴなのか。彼はもういないのに、彼がいた頃よりも足繁く通っているというのは、なんとも皮肉でならない。 新宿西口で買い溜めた格安

          目的地はまだ遠く

          旅が始まる

          仕事を辞めた。 晴れて自由の身!ではなく、次の仕事は決まっているので、ただの転職だけれど、約1ヶ月半の有給休暇を手に入れた。 前回の転職では、有休消化をだいぶ渋られてしまったため、今回すんなりとお休みが手元に降ってきて、いろいろあったけれど、いい会社だったんだよな、としみじみ耽ったりした。 さて、1ヶ月半。何ができるだろう。 なんでもできそうだけれど、ぼーっとしていたらあっという間に過ぎ去ってしまうような時間。 子供の頃の夏休みを思い出す。 前倒しに宿題を終わらせ、後半は

          旅が始まる

          同じところをぐるぐるしていても、ぐるぐるしたからこそみえる、ぶれた歪んだ景色のようなものも、たぶんきらいじゃない。意味のあるなしはおいておいて、まぁ今日もなんとか生きている。

          同じところをぐるぐるしていても、ぐるぐるしたからこそみえる、ぶれた歪んだ景色のようなものも、たぶんきらいじゃない。意味のあるなしはおいておいて、まぁ今日もなんとか生きている。

          過去形で話してみたり、現在進行形で話してみたり。いないけれどいるから、矛盾しているくらいでちょうどいいのかもしれない。

          過去形で話してみたり、現在進行形で話してみたり。いないけれどいるから、矛盾しているくらいでちょうどいいのかもしれない。