就職偏差値は当てにしてはいけない

自分は見てしまった。就職偏差値を。
その数字に左右された。今思うとあまりにも滑稽だ。

見てしまった理由は、まず世間が思ういい企業とは何かすらわからなかったので、それを一目でわかる指標みたいなものが欲しかったからだ。
しかし、もしそういう有名な企業が知りたいなら、業界地図を買えば一目でわかる。あるいは人気ランキングとか。

就職偏差値、それは5chの就職掲示板で最初に作られたものらしい。
一応その基準は、
1.内定者の出身大学の偏差値を基本に
2.複数内定の時に優先して選ぶものを上に
こんな感じで作っているそうだ。

そして、
「これは間違っている!就活生のみんな!騙されちゃいけないよ!そして、私が自分なりの物差しで考えた就職偏差値はこれ!これが正しい就職偏差値だ!」
みたいなノリのブログがいくつかある。
そして就活生のためを思ってのことだとは思うが、だいたい将来性と給与に着目して、その偏差値ランキングを作ってくれている。

でも、その将来性って何?

大体が、その将来性は短期的に、それも数年くらいのスパンで見て優秀かどうか判断されている。
忘れてはいけない。就活生は、その企業で最後まで働き抜く場合、約40年近い年月をそこで過ごすということに。
ソニーは復活し、東芝はあんなことになり、日立はいくつも事業部を売り、ダイキンは世界のダイキンになった。40年前から今に至るまで、予想できた人はいるわけない。要はわからないのだ。何も。

そして、もう終身雇用の時代ではなくなりつつある。だから、会社の将来性は大事な要素ではない。自身の将来性を高めることができる会社に入ることが大切だと思う。そこまで大げさに言わずとも、自分がやってみたい事に近づけそうな会社にしよう。

例えば、世界を相手に仕事がしたいなら、若いうちから海外に行かせてもらえそうな会社に。趣味を充実させたいならワークライフバランスが整った会社に。聞いたことのないような企業でも、こういうことが叶えられるところはある。とにかく色んな企業の話を聴きに行く。そうすることで、ネットの情報だけじゃ見えてこない情報もたくさん見えてくる。

まあ、こんなんじゃ企業絞りきれないわってなると思うので、興味ある分野の就職偏差値とかはチラッと見てもいいかも??こういう会社があるんだって知るきっかけにはなるし。あとは結局「ご縁」みたいなところも多いし…

要は、企業の将来性なんて後回し!自分の身につけたい技術があるとか、やりたいことことができるとか、趣味に割く時間が持てそうとか、自分優先で就職活動しようねって話でした。
すごく当たり前の話を長々と書いてしまった。

ちなみにあるところの就職偏差値で、内定先が2年前よりググッと落ちていた。いや、お前2年前将来性あるってドヤ顔で書いてたやん!!そんな急に落ちる偏差値って何だよ!!!雑か!!!

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