コラム・・・ワインの造り方

さて、赤ワイン、白ワインの造り方を書きましたが、次はスパークリングワインについてです。

ビストロとかイタリアンに行くと乾杯で飲むこともありますよね?

でも、スパークリングワイン=シャンパン

って思っている人って結構いるんです。

なんだかんだワインて難しいですし、難しく考えさせるの得意ですからね。ソムリエの教本見てても思います。笑

そんな方でもこれを読んだらすぐに違いがわかるスパークリングワインとは?

それを書いて行きたいと思います。

ではまず、スパークリングワインとは?

発砲しているワインのことです。

泡の入ったシュワシュワしているワインは基本的にスパークリングワインだと思っていただけると。

どうして泡が出るようになるのかというと、まずは普通にワインを造ります。造り方覚えてますか?前回、前々回の記事をよかったら見てくださいね。

泡の入ったシュワシュワしているワインは基本的にスパークリングワインと書きました。

じゃあどうしてシャンパンてあんなに高いの?なんて声が聞こえてきそうなので理由を書きます。

シャンパンと普通のスパークリングワイン。大きな違いは造り方というよりかはどういう発酵のさせ方をするかで決まってきます。

まずはシャンパン、これはですね工程はまず普通のスティルワインを造ります。スティルワインとは普通の赤ワイン、白ワインのことです。

厳密にいうとシャンパンに使える品種は基本的には3種類。シャルドネ、ピノノワール、ピノムニエというブドウが使えます。  

本当はもう少しあるんですけど、それはプロでもなかなか見ることはないので割愛します。

で、その赤ワイン白ワインを瓶に詰めます。そして糖分と酵母を加えて密栓し、瓶内で2次発酵させる製法。

これをシャンパーニュ方式と言ったり、瓶内2次発酵と言ったり、メトードトラディッショナルなんて色々名前があるんですけど

瓶内2次発酵て覚えておけば大丈夫です。

これはシャンパンはもちろん、スペインで造られるカヴァやイタリアのフランチャコルタというスパークリングワインもこの製法で造られます。

手間も時間もかかりますが、素晴らしい品質と味、そして飲む人を幸せにする。

幸せにするは大げさですかね笑

でも泡といえばシャンパンしか飲まない人もいるくらい人を魅了する造り方なんです。

他にもスパークリングワインの造り方があります。

一つはシャルマ方式と呼ばれるもの。これは2次発酵を瓶内ではなく、密閉耐圧タンクの中で行う製法です。

瓶内2次発酵のような味わいには正直なりませんが、フレッシュでフルーティなスパークリングワインの製造に適した方法です。

みんなでワイワイ飲むならシャルマ方式のスパークリングワインのほうが値段も安くて気軽に飲めますからおすすめです。

もう一つは二酸化炭素吹き込み方式

スティルワイン(普通のワイン)に二酸化炭素を吹き込む製法で、これもすっきりしてて安いスパークリングワインの製造に適しています。

こんな感じでスパークリングワインの製法は大きく分けて3つ。

それぞれに良さがあって、瓶内2次発酵だから良い、シャルマだからダメだとかはなくて

これは赤ワインや白ワインにも言えるんですけど、楽しく美味しく飲むことができれば正直造り方とか値段とかは気にしなくていいと思っています。

僕は現場でお客様によく言うんですけど

「確かに値段が高いとか価値があるとかは大事ですけど、美味しく飲んでもらえるのが造り手さんも僕らも一番嬉しい」

これに尽きます。

だからまだ始まったばかりのこのコラムを読んで人が

「今までワインて苦手だし高いイメージがあるから飲まなかったけど試してみようかな」

「あれ、ワインておもしろいじゃん」

なんて思ってもらえたら嬉しいです。

話がそれちゃいましたね

今回はスパークリングワインの造り方について書きました。

次回は・・・どうしよう

ワイン用のブドウにしようかな

では、また来週。

良い週末を。