見出し画像

#40 友人の結婚式に招いていただきました。40回目のポストは、幸せをフォー(40)エバーということで

1社目の同期がご結婚されました。昨日、挙式に参列しました。
友人としてご招待いただくのは久しぶりでソワソワしたり、数年ぶりに袖を通したブラックスーツはベストがパツパツでアジャスターを最大にしないとウェストが通らなかったり(笑)

・・・なんてことは、本当にしょうもない話だと反省したくなるほど、ご夫婦とご家族の絆が溢れ出る素敵な式でした。

1社目の同期

その会社に、僕たちが新卒として入社したのは2010年。
世の中的にはリーマンショックの傷がまだまだ癒えぬ頃で、GDPが中国に抜かれたといった話題がニュースになってもいた。

と言っても、「あぁ俺たちも氷河期世代になるのかなぁ」なんてことは考える余裕すらなく。
わずか3日間の新卒研修を終えると、すぐに各現場に配属され、覚えることが山積みの忙しい日々。
だから、「社会人初日の気持ちはどんなだっただろう??」なんて、今では思い出すこともできないのだけどw

それから数カ月後、南アフリカワールドカップで同世代が大活躍したのを脇目に、8人いた同期はどんどん退職していきました。
年を越す前に5人に。3年目には4人になっていた。

時間の経過とともに、役割が変わったり、配属先が変わったり、みんな散り散りになっていった。
だけど、この過酷な環境をサバイブした同士なので「同期は大事にしろ!」という偉い人の言葉もあり、同期会をすることになりました。

それからはなんだかんだ定例化されて、今に至りますね。

もうあれから10年以上が経つので、各自のライフステージが変わったり、会社が変わったり、最近ではコロナ禍もあって、間が空いたりもしたけれど。

男が1人いようが、それはやっぱり女子会だった

8人いた同期の内、男子は僕を含めて2名。残存率に男女差はなかったようで、いまだに繋がりのある4人は女子3人という構図。

僕は男性なので、女子会を経験したことはないはずなのだけど(僕が参加した時点で、きっとそれは女子会じゃないから)、
いつお会いしても、なんでしょうね。イニシアティブという言葉と最も遠いところで生きているような気持ちにさせてもらえます(笑)

そんなことも久しくないなぁと思っていたとき、今回、式を挙げることになった彼女が、みんなを招待したいからと、その前に同期会を開こうと言ってくれました。

4人で会うのは、僕が1社目を退職して間もない頃以来だったかな。だから数年ぶり。

面影はそのままなのに、みんな纏う雰囲気は凛と大人びたものになっていました。

2人は、ママ業を立派になされていて、育児に獅子奮迅の日々を送っている。
主役の彼女は、数年前に誰もが名を知る立派な企業へ転職し、今なお変わらずに活躍を続けている。

入社式のとき、アオキのマネキンがそのまま社会に出てきたような、背筋の伸び切った女子はもうおらず(とうの昔にいなくなっていた説もあるけどw)、
なんだかこっちの方が背筋を伸ばされるような、そんな気持ちにさせてもらえた。

結婚式

幸せいっぱいの2人を中心にしたチャペルに雪の舞う、おごそかで温かい挙式を終えて。
「新婦むちゃくちゃ綺麗になってたねぇ。嬉しいねぇ」なんて話をしながら、式場の屋上へ通された。
ブーケトスや記念撮影をしたら、都心の青空いっぱいにフラワーシャワー。

そしてその後の披露宴。
可愛く飾られたテーブルに着くと、僕たち同期3人は、健康診断の話をはじめました。

「バリウム飲んだんだけどさぁ」

「え!マジでw」

「あれって40歳まで、やんなくて良いんじゃないんだっけ?」

「っていうか、この3年くらいで、A判定がほとんどなくなったんだけどw」

そうこうしていると、披露宴が始まった。
まるでアスリートのように、この日までボディメイクに徹したという、初々しさ溢れる新郎新婦を横目に、僕たちは相変わらず所帯じみた話を続けている。
会場の空気に飲まれてソワソワしてしまうような20代の頃の僕たちは、もうそこにはいなかった。

でも、それは「少しは大人になった」ということだったのかもしれない。

お姉さんや、ご両親が紹介されるたび、なんだか涙腺が緩んでしまう。
自分自身も親になったからなのか。大事なお嬢さんを送り出す、親御さんの気持ちがわかるようになったのだろうか。

式の後半、2人のヒストリービデオが流されました。

よく知ったつもりになっていた同期の幼少期から今に至る生い立ち。
「同じ会社で働いてたときから、仕事の出来る人って思ってたけど、学生時代から一生懸命だったんだなぁ」とか。
「そりゃ、友だちが多いのも納得というか。みんなに慕われるよな」とか。

そんなことを考えながら、こんな素敵な歩みに関われていたんだと思ったら、なんだか嬉しさが溢れてきた。

そうして迎えた、新婦からご両親へのお手紙。

就職活動がうまくいかずに、お母さんに弱音を吐くと、

「帰ってきなさい。少しは授業も休めるんでしょ」

しっかりしなさいと言われると思ってたら、優しく励ましてくれて嬉しかったという話を聴いて思いました。

仕事の面でも、人間的にも、とても強い人なんだって思っていたけど、そうじゃないんだって。

辛いことを前にしても、たとえ苦境に立ったとしても、みんなの優しさを胸に、前を向き続けたから、こんなに尊敬できる同期なんだ。

だから、あんなに素敵な伴侶との縁に恵まれたんですね。

幸せをフォーエバー

新郎新婦の仲睦まじい姿と、ご家族や友人の温かさに触れながら、
美味しい料理とお酒に酔いしれてしまっていたところ、
感動的なお手紙に号泣してしまって、ボーッとする頭ではなかなか言葉にできなかったので、こちらで失礼するのですがw

内定式で初めて会った時から、
「こんなにクレバーで、人間的にも尊敬できる同期がいるなんて、不思議だなぁ」って思っていた。

現場が変わるたびに、部長やマネージャー陣からその活躍を聴かされて、悔しさも覚えたりしていた。

それは今でも変わらなくて、連絡を取り合ったりする訳じゃないけど(僕が筆まめじゃないのが悪いんですけどw)、
でも「きっと今日もがんばってんだろうな」って思うと、負けたくないって思わされます。

違う現場で歯を食いしばっていた若かったあの頃も。
だいぶ大人になったけど、まだまだ若いって思っている今も。

「次は、もっと胸を張って会える自分でいたい」そういう気持ちにさせてもらえる。

それはもちろん、ドレスアップした上で、わざわざバリウムの話で盛り上がっていた2人に対してもw

式場に到着して、最初のアトラクション。

「結婚で大切なものはなんですか?」という問に、親指に押したスタンプの色で答えるという催し。

レギュレーションを理解する前に「あれ、青が少ないな」と、僕は青を押してしまいました。

それは「忍耐」を意味する色なんだそうですね。
答えを知ってちょっと後悔したけれどw

でも、大事だと思うし(うちの場合は、奥様の「忍耐」によるところが大きいですがw)、
前を向くための忍耐を続けてきた僕たち同期にとって、それは得意な部類なんだとも思う。

これからも、「忍耐」の上に大きな幸せを積み上げていってください。
優しく気さくな旦那様と2人なら、もっともっと大きな幸せを生み出せると思うから。

僕らにとって大きな誇りである、大切な同期へ。


# あと、、、。あんなに素敵な旦那様なのだから「タオルの干し方くらいで怒らなくても・・・」と思ったりしたのですが。。。
きっと同期会の話題にしたとて、僕に勝ち目はなさそうなので、そっと胸の奥にしまっておこうと思いますww
本当におめでとう!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?