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小学生の国語力を高める物語文読み深めの重要ポイントとは?


 校時代、
現代文だけは学年トップを
とったことがあるモンちゃんです!

その代わり、
数学や英語は…
秘密にさせて下さい(泣)

典型的な私立文系タイプなんですよ…

そんなモンちゃんの子
モンちゃんJr.もお話の世界観に
どっぷり浸かることができるんです。

ん~
わが子ながらいい感性してるんです☆

「100万回生きたねこ」
に思いをはせて、

Jr.
「100万回生きさせてくれて…
ありがとう!」

遠くを見つめて呟いちゃう奴です。

はい、ちょっとイタい子とか言うな~
ウチの子だぞ~。

と、親バカはちょっと置いておいて、

今回は物語の読み深めについて
お伝えしていきたいと思います。

今回の記事の内容ができるようになれば、
想像力も高まり、

人とのコミュニケーション能力も
よりよくなります!

逆に言うと、
これができないと
イメージをもって進める力は低いまま
相手の気持ちも考えられず

友だちとのケンカや揉め事に
苦労するでしょう。

だからこそ、今回のお話しは
重要なのです!

物語文を読むと
ほとんどの作品に
「主人公」が出てきますよね?

その主人公の視点から
物語が進んでいきます。
物語に入っていける子は

その主人公を自分を
重ねることができるんです。

ドラクエなどの
ストーリー性のあるRPGに
ハマるのも

主人公に
自分の名前や
お気に入りの名前を入れて

そのキャラクターに感情移入しながら
進めていけるという効果も
大きいですよね。

しかし、これは物語を読む上での大前提!

もう一段上のレベルにいくためには、
脇役に感情移入できること
というのも凄く重要なんです!

二つの文学作品を事例に出して
解説していきましょう。

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特に脇役に注目すべき作品の例


1️⃣「大造じいさんとガン」椋鳩十


この作品は「ガン」のボスの
「残雪」との戦いを
主人公の大造じいさん目線で
描かれています。


どんな形であれ
残雪を倒すことを目的にしていた
大造じいさんが、

残雪の仲間を守るボスとしての
振る舞いを目の当たりにして、

正々堂々と勝負しようという思いに
変化していきました。

小学校5年生の教科書でも
取り扱われている、この作品。

授業でも大造じいさんの
心情の変化をピックアップして
進めていく先生がいるんですが…、

モンちゃん的には甘いです!

この作品で大造じいさんに
影響を与えたのは、
まぎれもなく残雪!

鳥ではありますが、
この残雪を擬人化した上で
いかに感情移入できるかによって

大造じいさんが受けた感動にも
触れることができるのです。


2️⃣「こころ」夏目漱石

「先生」を慕う「私」との関係、
「先生」の友人「K」と
二人が恋心を抱く「お嬢さん」の心。

この作品の登場人物には
それぞれに
優しさ、ずるさ、弱さなどの
人間臭さが見られます。

「こころ」は
高校の現代文の教科書にも
取り扱われていますが、

本が好きなお子さんだと
小学校の高学年でも
案外読まれています。

しかし、注目されてしまうのは
「私」と「先生」の心情
なんですよね。

「K」や「お嬢さん」性格をイメージし、

 何故そのような結論に
至ってしまったのか
感情移入することで、

この作品の与えてくれる
胸の痛みを
更に感じることができます。

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モンちゃんのまとめ


このように、
様々な登場人物に注目することで

作品の世界観を
更に味わうことができますし、

実際の人と関わる際にも
主観的な目線だけでなく、

相手の立場や心情、
状況を感じ取って
接することができるようになる効果も
期待できます。

しかし、これらの文学作品は
名作にふれる機会の減少
でもお話しした通り、

学校ではあまり
深く踏み込めなくなってきました。

その分、家庭では様々な文学作品に
触れる機会を作ってあげたいですね。

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