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#51 5.2 有機生産システムの研究優先事項 雑草管理

雑草の管理は、オーガニックおよびトランジション調査によって、全国的に最大の生産上の課題であることが示されています。生産上の課題に関するオープンエンドの調査問題では、オーガニック調査の回答者の40%が、トップ2の課題の1つとして雑草の圧力を挙げ、その次に土壌健康を30%と回答しました。オーガニック調査の回答者のおよそ3人に1人、トランジション調査の回答者のおよそ4人に1人が、土壌健康への耕作の影響を最小限に抑えることが課題であると感じています。オーガニック生産者は、より広範な「有機的な雑草、害虫、および病気の管理」のカテゴリーを、最も必要としている技術支援ニーズとして挙げ、回答者の75%がこれを示しています。

雑草管理の推奨事項

organic integrated weed management(IWM)のOFRFの推奨事項は以下の通りです:
• 農家と協力して、地域に適応し、費用対効果が高く、労働効率が高い有機IWM戦略を開発し、雑草圧力を回避するための最適な植え付け日を決定すること。
ロボットでの雑草制御や雑草認識ロボットなどの新しい非土壌転換技術を開発し、評価し、列内の雑草を選択的に除去すること。
マルチング、刈り込み、フレーミング、ターピング、手作業などの非耕作戦術を微調整すること。
• 雑草の耐性と競争力を持つ作物品種を育成、選択、評価すること。
• 非土壌転換戦術と戦略的な作物輪作、カバー作物、栄養素と水分管理を組み合わせ、作物を雑草よりも好ましい状態にし、耕作を最小限に抑えることができる雑草耐性作物を開発すること。
• 有機生産への転換期間中に雑草を管理し、土壌の健康を回復する戦略を研究し、開発すること。
• 土壌構造と土壌生物に最小限のダメージを与える最高の雑草制御を提供する新しい耕作ツールまたはツールの組み合わせを設計し、デモンストレーションすること。
• 極端で不規則な降雨や干ばつに対応することができる適応型IWM戦略を開発すること。
• 大蒜、カナダススキ、ナットセッジ、根茎性の草などの侵入性多年生雑草のために有機IWM戦略を開発すること。


雑草管理に関してはまた調べていきたいと思います。
今日はここまでです。

ありがとうございました。

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