所作と雰囲気

髪型は完全オーダーメイドです。

あなたの趣味趣向、日常生活、顔立ち、に合った髪型が手に入ったら毎日が楽になり、胸を張って歩ける気がしませんか？

僕がアシスタント時代に働いていたサロンのお客様で女性社長さんがいらっしゃいました、
ある日慌ただしく来店され、急いでいるとのことで、先輩と僕もスピードを上げて施術しました、
シャンプーが終わり、セット面につくとそのお客様は化粧を始めます、
こちらがドライしにくい事はなく、組んだ足の上に化粧道具を置き短時間でパッと素敵なお顔になっていました、
その慣れた手つきはとてもカッコよく、色気を含み、雰囲気がありました。

今考えると、自分自身を理解し、的確な作業でベストな状態にする事は、所作も美しくなるということ。

所作には理解と慣れと心が表れます。

よく言う「雰囲気」はこの事が一つ強く関係している様に思うのです。

長年使い込んだ道具を人が使う時、それは体の一部になり得ると思います。(身体拡張)

髪の毛は体の一部に留まっている「印象を与える道具」だと考えれば、多少外見を意識し始めた時から、長年使っていますよね。

その人に合った自分の髪を扱いこなす事は、その人の持っている雰囲気を作り出し、引き立たせ、洗練してくのではないでしょうか？

理美容室に行くのは平均　年　12回
ほとんどの方が353日は自身で手入れをするのです。

反面、私はたくさんの人の髪を意識し触っています。
髪の毛からその人の雰囲気を引き出す手伝い、手入れをしやすい髪型を作れる人でありたいと思いますし、それが僕にとっての成功です。