「クレヨンしんちゃん」が見たかった
光陰矢の如しな日々の中、投稿をすっかり忘れていたどんどんです。やっちゃったー!!どんどんどんどん
早速今回のテーマ。
「思い出のアニメ」ですね!
タイトルからお察しかと思われますが、私の思い出のアニメは「クレヨンしんちゃん」です。
しかし私はこのアニメを、幼少期に殆ど見たことがありませんでした。
いや、「見たことない」というより、「見ることができなかった」と表現した方が正しいかもしれません。
というのも当時私は、母親に「クレヨンしんちゃん禁止令」を出されていたのです。
クレヨンしんちゃんについては、
しばしば巷で「子供の教育に良くない」「下品」といった議論が交わされている印象をもっています。親世代の一部にとっては、勧めて見せたいアニメでは無いのかもしれません。
母もご多分にもれず「クレしん反対派」だったのだと思います。
けど、当時子供の私からしたら、
そんなん知ったことか!!!!
でした。
あんなに面白くて笑えるアニメ、なんで見ちゃダメなんだ!?!?!?友達との話題にもついていけない!!!(このnoteで何度目かの展開ですね)
それに加え、当時のテレ朝の金曜夜、ドラえもんとMステは観られるのになぜしんちゃんはだめなの!?!?
1回チャンネル変えなきゃだめなの?!?
と悲しかった記憶があります。
(放送スケジュールが、ドラえもん→しんちゃん→Mステ だったのです。わかる人にはわかりますね)
こんな訳でとにかく私にとって「しんちゃん」は神聖なアニメであり、羨望の眼差しを向け続けていたものだったのです。
それにしても私の親、少し厳しすぎやしませんか。
しんちゃんを見させてもらえない家なんて私の家くらいだ。
当時は本気でそう思っていて、友達に冗談っぽく話しても引かれるんじゃないかと恐れ、誰にも話さずにいました。
しかし、時は戻って現在、
私のこの「クレしんコンプレックス」を和らげてくれる出来事がありました。
所属している大学のゼミで、気の合う友達が2人(男一人、女一人)います。
「気が合う」というのは、端的に言えば「ツボが同じ」なのです。
私の相当幼稚なギャグをいつまでも楽しく笑ってくれ、同等に幼稚なギャグを返してくれる、そんな素敵な(?)人達です。
そんな彼らとふと幼少期見ていたテレビの話になった時、
1人がこう言いました。
「でも私、しんちゃんとか、全然親がみせてくれなかったんだよな」
エッ
「あ、俺の家もだよ。おばあちゃんいたし、嫌がってた。」
エッッッ
今まで誰にも言えずにいた思いが、堰を切ったように溢れ出しました。
「あのね私もねそうだったの、でも誰にも言えなくて、この世でしんちゃん見せてもらえないのなんてうちくらいなんじゃないかって、あのねあのねえっとねえっとね」
↑
こんなかんじで、小学校の出来事を全部言おうとする子供みたいになっちゃいました。
しんちゃんを見れなかったのは私だけではなかったのか!!!他にもいたのか!!!そしてそれが気の合うこの2人だったのか!!!
別に、しんちゃんは教育に良くない、とか
いやしんちゃん見る見ないは成長には関係ない、とか
正解なんてないし家庭には家庭のポリシーがあるし、
どうだっていいのです。
ただ「しんちゃんを見られなかった」という当時の私の寂しい思いを、約15年経った今、埋めてくれる人に出会えたことで報われた気持ちになったのでした。
当時の私に「大丈夫、しんちゃんを見れないのは自分だけじゃないよ」伝えてあげたくなるような、そんなエピソードでした。ほっこり!
ただ
しんちゃんを見ることが出来ずに育った3人の、
お笑いのツボが幼稚(下品)なのは皮肉だとおもいませんか。
幼稚なネタが、本当にだーいすきなのです。
いわゆる「肛門期」というやつです。22歳です。
ということは、しんちゃんを幼少期に見ないことは、逆に、成長に良くないのでは?
どうしてくれんねん!!お母さーーん!!!
おしまい!
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