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「青春」の定義なんて誰が決めた

ユニクロのヒートテック毛布をご存知でしょうか。
読んで字の如く、ヒートテック生地で出来た毛布なのですが、これがもう本当に暖かいんです。

去年までは普通に体の上に掛けて使っていましたが、体の下に引くとさらに暖かい事を今年知りました。もう感動感動!これじゃ朝起きれないよ〜〜〜ポカポカ

そんな今日この頃のどんどんですこんばんは!

今回のテーマは「青春」ですね。

「青春」、したことない

テーマを見た時、愕然としました。
なぜなら私は中高6年間女子校。男の子と手を繋いだことすらありません!

そんな私にとって「青春」とは、
旬の若手俳優と女優が放課後の学校でイイ感じになる、あの映画の世界の中での話でしかありませんでした。

キラキラしてて、女の子は可愛くて、スカートが短くて、無条件のいい子で、
男の子も爽やか無口イケメンか俺様ツンデレキャラ。

「学校に男子がいない環境」で女だけの血と死のゴリラのパレードドッヂボールをしていた私にとって、デフォルトから青春ライン外です。アウトです。

じゃあ今回のエッセイ、何を書けばいい?好きな調味料ランキングでも書いてやろうか?そんなことを思ったり思わなかったり。

そもそも「青春」ってなんだ

冗談はさておいて、青春について思い巡らせた時、「青春」という語義そのものが気になり始めました。おしえて広辞苑くん!

年の若い時代。人生の春にたとえられる時期。「―時代」「―の思い出」
(「広辞苑第六版」より)

『若い時代』、かあ。

ん?
私はここで気づいてしまいます。

異性との恋模様や放課後の学校なんて要素は、もともと「青春」の定義にないのか!!

だとすれば私の想像していた「青春」は、
映画やドラマによって作られたステレオタイプではないか!!!

だとすれば、私にも「青春」はあります。

逃げ出したくて、海まで自転車を漕いだ

時は高三の夏。
月から金まで勉強勉強、土日は塾と模試。

なんの楽しみもない日々。(嵐のDVDが支えでしたね)

そんな私とは裏腹に夏祭りや花火に浮き足立つ街。
模試が終わり、塾に行くまでの道ですれ違う人たちの、色めきだった声。

もういやだー!!!!!

塾の方向に背をくるっと向け、真逆の方向に自転車を走らせ続けました。
あの時の私が何を思うてたのか、覚えてません。


無心で自転車を漕いで行き着いたのは、幼少期から何度も訪れた海。
そう、私の故郷は港町なのです。

何度も来た場所のはずなのに、
この時はなんだか、心の奥がツンとしました。

向き合わなければならないものから解放されたい、
でも向き合わなければならない、
だけど塾、サボっちゃった。大丈夫かな。へへへ

そんな葛藤を全て受け入れてくれるような、
あまりにも広くて青い空と海だったからかも知れません。

この時は、
今青春してるー!!!とか全然思わなかったけど、
今も思い返せば『若い時代』=「青春」だったな、なんて思ったりします。
当時の勉強のウジウジや、逃げ出したい葛藤なんて、今思えば可愛げがあって青いからです。

恋愛も学園祭の放課後もなんにもない、私の青春。
人にこれを「青春」と話したら少し笑われそうです。

でも、「青春」の定義なんて誰が決めた!

少なくともこの国の辞書が、私の若き時代を「青春」と例えてくれるのであれば、それで十分な気もします。

私は私なりの青春を、楽しめたはず!

おしまい!

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