見出し画像

『バビロン』見たよ ※ネタバレあり

どーも!そまみくです!
セッション、ラ・ラ・ランドを手がけた
デイミアン・チャゼル監督の最新作を見たよ!
見てからだいぶ経ってしまった今更感想!!

※完全ネタバレなので以下ご注意を!
過去2作の感想はこちら↓

バビロン(2023)

*以下ラ・ラ・ランドの・抜きます

ララランドの後にこの映画を創り出した監督がカッコ良すぎる!!!!!
ってか、ララランドの監督が、って書き方されたら
見に行った人絶対ビビると思うんだが笑

セッションの時の狂気、愛、熱。
そういうものをひしひしと感じられて
わたしはとっても好きでした。
しかも時代が時代(1920年代とか)なので
セッション、ララランドともまた違う興奮。

今日見た劇場がややちっちゃかったんで
正直大っきいスクリーンでまた見たい。
ってか、これは、スクリーンで見るべき映画な気がする。

で、とっにかく

ブラピが最高

このキャスティング考えた監督天才。
ブラピ以外の想像がマジで出来んかった。
ブラピに言わせるからこそ活きる、生きるセリフが山ほどあって。
なんかさー、めちゃくちゃ胸がぎゅーってなるんだよ・・・

最初のサイレントの時のスター感やばかったしね。
あの酔っ払いからの一発OKなんやねん、カッコ良すぎやろ

あと下着(ステテコというか)になった時に
いわゆるおじさん格好なはずなのに
なんかそれだけでもめちゃくちゃカッコよかったのよね。

あと映画って、こうやってたのかーってのがめちゃくちゃ面白くて。
昔ってそうだよね!スタジオないから陽が落ちるのとか必死よね!とか。
あんな戦場チックなものでも生オケがそこにいるのね!とか。
逆にスタジオ初期のときは、みんなが不慣れで大変な感じとか。
ライト暑すぎるとか。
エアコン音ダメでつけられないとかね。
(これはいまだに小劇場でもあるけどww)

わたし、あんまり前情報調べてなくて、
誰が出てくるとかも誰が主人公かとかもあんまり知らずに行ったから、
トビー・マグワイア出てきた時思わず声出ちゃったw
純粋な青年からこういう役柄を演じられるようになったのね・・(誰)
(と思ってたらトビーはエグゼクティブ・プロデューサーだった!ごめん!笑)

んで、ネタバレ感想とか読む限り、
結構賛否分かれてんなーって思って。
その中でも結構目にしたのは、ディエゴ・カルバ演じるマニーが
必要なのか、みたいな話ね。

上のポスター見てもそうだけど
ブラピとマーゴットロビーのW主演なわけで
(それすら知らずに見に行ったけどw)
でも当然マニーの話も入ってくるし、
なんなら最終的に生き残ったのはマニーなわけで。

でも、私はいわゆるストーリーテラーというか、
マニーが巻き込まれていく2人のスター、という視点だったからこそ、
この映画が成立したんだと思うし、
最後のあのシーンだって、マニーだからこそものすごく意味のあるシーンだったと思う。
マニーいた方が絶対いいと思ってる派。笑

ジャックとネリーはさ、サイレント映画の中でしか生きられなくて。
現実世界(トーキー)を生きられなかったんだよ。
ネリーがプロポーズを受けた時に幸せそうな2人がサイレントのフィルムなのも、
まさにそれを表してると思った。

あとそれぞれ依存するものがありすぎて。
ドラッグ然りお酒然り、ジャックに至ってはジョージもそうだよね。
どう足掻いても、きっと、生きられなかった気がする。

でも今を生きたマニーの世界にはサイレントのあの時があって、
だからこその走馬灯なんだと思うわけ。
あの頃があったからこそ、今があるぞ、っていう。

ララランドも思ったけど、
現実を突きつけてくるんだよなー。笑
そこが好きなんだけど。
ちっちゃい記事でしか扱われなかったネリーの死も、
かつては映画を誇ったであろうマニーのことを誰が覚えてるわけでもないところも。
フィクションなんだけど、リアルにそこにあったと思わせる。

汚かったりどぎつかったりエロかったり色々だし
長いので(これは確かにちょっと長さは感じた)
賛否は分かれるのはわかるけど、私は賛!!

とりあえず公開前から聴きまくってたけど
サントラ最高。

以上!!

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?