名残

息子(2)は女児かと思えるほどの高い声の持ち主だ。

おしゃべり好きでよく喋る。
歌も好きでよく歌う。
ごっこ遊び、ままごと遊びも好きだ。

顔も目がまん丸で生まれた頃から「女の子みたい」と言われてきた。

性格も穏やかで用心深い。暴力的なことはしない。(たまにアンパーンチ!とされるが全く力が入っていない)

車や電車などの乗り物が大好きなのは唯一男の子らしいところか。このご時世、男らしい、女らしいというのはもはや時代遅れだけど、多少なりとも「傾向」はある。

親が仕込んだわけでもなく自然に電車や車が好きになるんだから。私の弟も、弟の息子も、私の息子も。謎だよな。

私が小さい頃は車や電車に一切興味がなかった。自分にあるのは5歳以降の記憶だが親からの情報や過去の遺物から推察すれば明らかだ。

女は身近で現実的なものに興味を示す。
男はデカくて動くものに興味を示す。

よくある、狩猟生活の名残ってやつなのだろうか。男は大きな動物を追って、女は家を守っていた時代の。

人間の脳はアイスクリームのように昔の機能に継ぎ足し継ぎ足しで発達してきたらしい。要らなくなったんで捨てよー、ということはできないそうなのだ。だから大きくなるしかできないし、複雑化して燃費が悪くなったそうな。(↓の本で読んだ)


だから、生きるためにとっていた行動が脳に染みのように残っていることだってあるんだろう。そうじゃなきゃ男の子と女の子のあの差は生まれないよなぁ。

ただこれからの時代は男だから女だからとか関係なくやっていきたい。

生理的身体的な違いによる有利不利はあるがそれを抜きにした能力はさほど違いはないのでどんな性を持っていようが活躍できる社会であってほしいし、そのためには誰もがチャレンジできる土壌を育てていかねばならない。

まず思うのは日本は圧倒的に女性の活躍の場が限られているということ。この現状を打破していくにはどうしたら良いだろう。

とりあえず私は今の仕事で、上を目指して試験勉強してる。

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