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「鍵盤ハーモニカ」のイメージを覆す!絶対に聴いて欲しい名演奏・三選【もにコラム moni-column】番外編


皆さん、ぐっもニカ〜!🎹 MONICA MUSIC FACTORYです。

不定期連載「もにコラム moni-column」では、MONICA MUSIC FACTORYのアレンジ楽譜や、鍵盤ハーモニカにまつわるテーマを設定し、皆さんにより深く音楽を楽しんでもらえるようなコンテンツをお届けします!
今回は鍵盤ハーモニカ「布教」回です。

↓ アレンジ楽譜に関する情報はこちらから!

「鍵盤ハーモニカ」のイメージを覆す!絶対に聴いて欲しい名演奏・三選

 今この記事を読んでくださっている皆さんの中で、鍵盤ハーモニカを演奏したことがある方、あるいは学校の授業用に購入した等、鍵盤ハーモニカを所有している方はどれほどいらっしゃるのでしょうか?
 もともと教育用楽器として開発された鍵盤ハーモニカですが、近年ではプロの「鍵ハモ奏者」が出現するなど、今もっとも「熱い」楽器として注目されています。
 いや、私が勝手に注目しています。(笑)

 今回は完全に鍵盤ハーモニカ「布教」回です。
 「鍵ハモ」を使った名演奏を、MONICA MUSIC FACTORYの独断と偏見により三つセレクトしました。
 ぜひご覧ください!


「レパートリー」編 - Melodica Men「ショスタコーヴィッチの”祝典序曲”」

 月刊ピアノの「鍵盤ハーモニカ特集」でも紹介されていた、今特に注目度が高いお二人です。
 音域も、音色のヴァリエーションも少ないというイメージがある鍵盤ハーモニカで、なんとショスタコーヴィッチ(近代のロシア人作曲家。プロコフィエフ、ストラヴィンスキーと同世代)を演奏してしまった、衝撃的な3分間。

 このお二人で特に有名なのは「マリオブラザーズ」や「ゼルダシリーズ」の動画かもしれません。
 が、この「ショスタコ」によって、鍵盤ハーモニカという楽器が持ちうる「レパートリー(どんな曲を演奏するか・演奏できるか)」の可能性をよりグッと広げた、非常に素晴らしい演奏です。


「パフォーマンス」編 - ピアノニマス「ギャロップ」

 鍵盤ハーモニカって、少しアコーディオンを彷彿とさせる音色とビジュアル性を感じませんか?
 余談ですが、楽譜を作るソフト「Finale」で「鍵盤ハーモニカ」の楽譜を作ろうとすると、楽譜の音を再生する際は鍵盤ハーモニカではなく「アコーディオン」の音源に置き換えられます。
(※初期設定の場合です。鍵盤ハーモニカの音源(あるのかな?)を購入すればその限りではありません)

 そんな、アコーディオンのような「両手弾き」の達人がこのお方。
 ……あれ、「両手弾き」ってこういう意味だったっけ? 机の上に置くのが「両手弾き」なんじゃないの?(鍵ハモ初心者の心の声)
 でも、もしかしたら、この演奏方法こそが「鍵ハモ奏法」のスタンダードとして確立される、そんな日が近いうちに訪れるかもしれません。

 ピアノニマスさんの演奏動画はたくさんあるため迷ったんですが、先述のロシア人作曲家繋がりでこれにしました。運動会の曲として有名な『ギャロップ』を作曲したカバレフスキーも、ロシア人なんですよ。
(カバレフスキーという作曲家について個人的に語りたいことは色々ありますが、その話はまたいずれ……。)


「一発ネタ」編 - 霜降り明星・粗品「指一本で弾けるCR牙狼の牙狼剣飛び出し音&斬馬剣の音」

 M-1とR-1の両方で優勝した、新進気鋭のお笑い芸人のさん動画をなぜこの並びに持ってきたかって?

 さらっとフラッター奏法やってるんですよ、このお方。
 フラッター奏法は鍵盤ハーモニカはもちろん、フルートとかクラリネットとか、オーケストラに出てくるような管楽器でも「特殊奏法」として扱われている演奏方法です。
 フルートなら、音大生レベルのプレイヤーだと普通にフラッターできたりするんですけど、楽器によってはまだまだこの奏法が一般化されるのには年月がかかりそうな、そういう少しだけマニアックな奏法なんです。

 「指一本で吹ける」という、一見すると鍵ハモ(あるいは音楽)初心者向けの動画なんですが、さらっとこういう奏法を紹介してくるあたり、う〜む、やはり「粗品P」は侮れない……。(彼はボカロPとしても絶賛活躍中です!)

「鍵ハモ吹き」は十人十色

 すでに「鍵ハモ愛好家」である皆さんには、ひょっとすると「いやこれ全員知ってるわ!」と感じる「定番セレクト」だったかもしれません。
 そうだろうな〜定番すぎるだろうな〜と思って、三つ目に敢えてネタ枠を放り込んでみました。いかがでしたか?

 実際に、私はこれらの演奏・パフォーマンスを知ったことによって、「鍵盤ハーモニカ」のイメージが根本から覆されることになりました。
 これが鍵ハモのことを詳しく知らない方にとっての、新発見の記事になったのであれば幸いです。

 皆さんもぜひ、鍵盤ハーモニカの「真髄」を、実際に演奏して体験してみてください!
 まずは「フラッター奏法」からお試しあれ。(いきなりハードモードすぎないか?)

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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それでは、またお会いしましょう! ぐっばいニカ〜🎹

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