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現役時代の自分がなぜ試合に出てなかったかを自己分析してみる。


みなさんこんにちは。
前回の記事読んでくださった方ありがとうございました。たくさんの方に反響がありビビってます。
まだ読んでない方はどうぞ。


まだ意外とサッカー選手としてのお釣りが残ってるなと実感させてくれてありがとうございました。
いつまでもサッカー選手ぶっているより、人に会ってこんなことしてるっていう活動した方がいいと思っていましたが(そのために選んで東京に住んでいますが)
自分の事を積極的に発信していこうと思います。
会社の経理をしている母に経費使いすぎと怒られた僕としては幸い記事を書くことにはお金もかからないという。最高の状況になってきております。

さて自分は今自己分析のテストを使ってスポーツ選手のメンタル的なサポートや、チームビルディング、スポーツをする親御さんのサポートやキャリア研修をするサービスの会社を作って動き出しています。

前回の記事からも申込いただいた方もおり、ありがとうございました。

本日は3年目に初めて自分がテストを受けた時のデータを元に自分を解説していきたいと思います。

ビノベーションレポートが何かを読んでない方はまずはこちらをどうぞ。

初めてテストを受けたのは2021年のオーストラリアにいる時でした。
ロックダウンになりチームの活動はストップしていましたしJリーグ時代よりはサッカーにコミットしていなかった時代ですがまだ選手の意識が高い時だったと思います。

まずこのテストで再確認しておきたいことは。
・どういうタイプと断定しないということ。
断定することによって監督と違うタイプだから試合に出れないということではありません。
・資質、思考の癖を見ていくものであるということ。
技術や経験値を図るものではありません。
圧倒的な技術や戦術が足りない人はシンプルに試合には選ばれることはありません。

基本要素

2021年のデータ

まずは基本要素、資質から見ていきます。
円グラフ、割と中央によっているためバランス特性になるかなと思いますが持続や不惑など静的な要素の方が多いかなと思います。

まずバランスの方の特徴はパッとした印象はないけどその場の環境に馴染むのが上手という面を持っています。
幸いでかいので目立つことはあるのでしょうが早くも強くもないので試合中パッと目立つことはなかったと思います。
なので監督やサポーターの人からはあまり良い印象を受けなかったことも多いのかなと思います。
しかしバランスタイプの人は円滑油のような役割を果たすことができます。
なんかわかんないんだけどあいつがいるとうまくチームが回るんだよなあって選手がいたらこのタイプかもしれません。
監督が変わって最初のキャンプではこういうタイプは目立たないので開幕戦はスタメンではないのに勝てなかったり連戦だったり怪我人が出てきて試合にで初めて最終的にシーズン終盤はスタメンになってる選手とかがいるとこのタイプかもしれません。
僕のやってきた選手だと、秋葉勝さんとか金澤慎君とかこのタイプなような気がしてます。

棒グラフを見てみましょう。
まずは持続、そりゃ5歳から同じことをやっていましたのでこうなるのは自然かなと思います。
何事もできるようになるまでやるという感じ。
反対の方から見ると頑固で融通に効かない人に見られていたとおもます。
小さい時の親父に怒られて泣きながらリフティング100回やってできるまでやるんだ!と教えられたことをこの時に思い出しました。

この結果を見てわかることは出てる要素だと。
持続、自己尊重、不惑。
自分たちのスタイルではないこと、例えば常に相手に合わせているとか、不惑という自分が納得しているかがとても大切な部分が逆に邪魔してプレーに現れていたかもしれません。
なのでパワープレイ要因で使われることが多かったかもしれません。
反対の要素の監督からすると堅苦しい、なんかいうことが響かない選手と思われていたのかなと思います。

モチベーション特性


基本的にはいつでも頑張っちゃう

次にモチベーション特性を見ていきます。
まずわかるのが内発的なモチベーションが大半を占めているということ。
基本的に自分に矢印を向けていくということが向いています。
よくJリーグのインタビューで聞く「自分たちに矢印を向けて」いう言葉はあっていたタイプになります。
中でも完璧さという項目は外発も内発も高い項目になります。
完璧さというのは「こだわり」という部分になります。要は職人的な要素です。
思えば中学のコーチにもJリーグでたくさん試合にでていた監督の時も練習中にこだわれ!ということをよく言っていたと思います。
特に小林伸二さんなんてそうだったと思います。
しつこく1本1本こだわって打て!とかシュート外していてもチャンス来てると思って次に来たチャンスに集中してこだわって打て!と言われていたのを思い出しました。
内発のモチベーションの監督は試合前のミーティングでも1週間やってきたことをしっかりだそうということを言うのかなと想像できます。

反対の監督からすると例えば楽しんでやろう、や結果にこだわっていこう、数字にこだわっていこうという監督にはフィットしていなかったかもしれません。
20代後半になり、自分がどのくらい試合にでて、何点以上とれないと上にはいけない。あいつに勝たないというのがわかるようになってきてからは本当に自分らしく入れなかったような気もします。

特にこのテストでハッとしたのが右側にある高低差というやつです。
高低差が低い選手はモチベーションに波がない、安定した選手ということになるのですが逆に感情が表に出づらく淡々とプレーする選手になります。
高低差がはっきりしている監督からすると、わかってるのか、わかってないのか、満足してるかしてないか、やる気があるのかないのかわかんない
ということがあります。

「長谷川さんは*2個なんですけど1個に近い数値なので淡々とプレーしているように見られてるかもしれません。」
確かにメンタルトレーニングをしてから自分をコントロールしていくこと、一喜一憂しないということを意識しており、試合に出ていなくても、勝っても負けても浮き沈みのないように生活していたため、特に清水や長崎ではうまく自分のことを伝えられなかったのかもしれません。
テグさんに声かけてもらって長崎に行ったのに試合に出れなかった理由はこれかなと思いました。

メンタルトレーニングを通して成功体験をし、人間的にはとても成長したのは実感していたのですが、試合に出て活躍する という目的とは少しずれていたこともあったのかな。と感じました。
みんながみんな同じことを良いと思っていないこともここで改めて感じます。
サッカーに限らず家族間や仕事でもそうだと思われます。

ストレス特性



次はストレス特性を見ていきます。
この時はオーストラリアで新しいチャレンジをしていたのもありますが
前例がないことへの挑戦がストレスを感じにくい項目になっています。
今思うと高校も当時伝統校でもない流経大柏お選んだのも、山形で試合に出て自分たちの手で環境が良くなっていたのも勝手に自分のモチベーションの上がる環境だったのかもしれません。

ここでも同じようにコツコツ準備していくことより、成果を求められるが低くあります。
ここでははっきりと高低差が*1個になっています。
これは自分がいつストレスを感じているかわからないので貯めて貯めて爆発してしまう。
という傾向にあります。
なのでいきなり全部嫌になって辞めてしまったり、カッとなってキレてしまう。ようなこともあったかと思います。
このタイプの人は溜めないようにガス抜きをする時間を作ってくださいとアドバイスをされてハッとしました。
自分は遠征中でも練習の帰りでも1人でいることが多く自称団体行動が苦手な男として生きてきましたが。
自然とストレスと溜めないように生活していたのに気がつきました。

もしかしたら人と生活するのが無理とか同棲し始めなんか辛いという人もこれをわかると楽になるかもしれません。


話は脱線しましたがこのように技術や戦術面以外のところで評価に影響を与えていとことはあったのかもしれません。

逆も然り指導者もうまく選手を扱えずに困っている方も多いと思います。
もし試合に出れず悩んでる選手がいたらヒントになるかもしれません。
そして選手の扱いに悩んで知る指導者も良いかもしれません。
チームで使えばチームビルディングにもなります。
次回は指導者のデータをもとに解説してみようと思います。

読んでくれてありがとう。

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