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学びのためには対話よりも読書の方が圧倒的に優れている理由

お疲れ様です。
今回話したいことは、タイトルの通りです。
前回の投稿『孤独での充実か煩わしい成長か』で、「視野を広げるためには一人での読書でも、対人で会話するのと変わらないのでは?」ということを書きました。ただ、主張としては不完全だったためむしろ閲覧者さんへの相談に近い内容となっていました。

ですので、今回は『視野を広げるために優れているのは読書と対話どちらなのか』について自分なりにしっかりと考えてきました。

自分の成長や躍進のために広範な知識や多くの人の考え方を取り込んでいきたいと思っている人は多いと思います。インプットの方法に悩んでいたり、今の方法が正しいのか不安に思っている方々の一助になれば幸いです。


まず忘れずにしておきたいのは、私たちが読書をするにしろ誰かと会話をするにしろ、それをどういった目的のための手段なのかを明確にすることです。複数の手段の長所をあげていってベターな手段を選んだとしても、それが自分の本来の目的とずれていたら意味がありません。またどちらが良い手段なんだっけ?と問い直して堂々巡りになってしまいます。

目的をはっきりしましょう。
『斧とはさみどっちが使えるか』という問いの答えは、その目的が『薪を切る』なのか『紙を切る』なのかによって変わることでしょう。

取りあえず目的は『知りたいと思ったことをより効率的に学び、実践に移せること』とします。この場合の効率とは、短時間でより多くの知識と具体的なアクションプランを得ることができるか、という意味です。せっかく知識を身に着けても行動によって自分の人生が変わらなければ意味ありませんものね。

では早速、僕の結論と根拠から。

門本の結論:
『対話』と『読書』なら読書のほうがよい。
もっと言えばオーディオブック(耳で聞く読書)ならなおいい。


以下、その理由です

①場所を選ばず、移動中も実行できる
話し声が気になる静かな場所や電車の中など公共の場でも読書なら気兼ねなくできます。

②自分で聞くテーマを厳選・選択できる
誰かから意見を聞こうと思っても、その人の話がすでに聞いたことのある話だったり、必要以上に話し方が要領を得なかったりすると、残念ながらこちらの血肉にはなりません。せっかくこちらのためを思って話してくれているのだとしても、わざわざ時間を割いてもらっているのですからお互いの損にしかならないのです。

その点、書籍であればあらすじに目を通して、自分の気になるところだけを見ればよいのです。時間が限られている中で、気を遣う相手がいないというのは情報の取捨選択においてとても重要なことでしょう。ページを飛ばしながら読んで見つけた、あらかじめ知りたいと思っていることがびっしりと書いてあるページを見ると、僕なんかはかなり幸せな気分になります。

③インプットまでの手間が少ない
あなたが何か特定の分野について話を聞きたいと感じているとき、その容貌にすぐに答えてくれる人は周りにいるでしょうか?同じ職場や同じ学部の同期ならいつでも一緒にいますが、自分の専門外のことを詳しく教えてほしいとなった時に、十分な情報を提供してくれるかは微妙です。

それにまとまった時間をとって詳しく教えてほしいわけですから、ほとんどの場合は待ち合わせの場所と時間を設定しなければなりません。そうなるとすぐには予定が合わないかもしれないし、事前の準備が必要です。

ちょっと手間が多すぎませんか?書籍ならば鞄に放り込んでおいて必要な時に取り出すだけです。最初の雑談もTPOへの気遣いも必要ないことがわかると思います。

④何度でも同じ内容を見直すことができる
書籍は編集者によって最も読みやすい形に編成されています。何度も何度も推敲されているため、当然情報収集のツールとしては優秀です。実際に情報を与えてくれる人が何度も講演などで場数を踏んでいない限り、話すたびに少しずつ説明の仕方が変わるでしょうし、説明の上で重要な部分が抜けてしまうかもしれません。保証されたわかりやすさという点では、対話は書籍にかなわないでしょう。

⑤比較的情報の確度が高い
書籍は出版社に責任の所在があるため、内容に間違いや誤解を招く表現がないか精査されています。よって、そこに書いてある内容に嘘が含まれている可能性はほぼないと言っていいでしょう。

かたや、ある程度その道に詳しい方であろうと、その場限りで聞いた話に間違いがないとする保証はどこにもありません。なぜなら多くの場合、その人の話を聞くかわりにあなたがお金を払っているわけではないからです。これは別の言い方をすれば、確かな情報を与えてくれそうなその分野に精通している人であればあるほど話を聞く機会を得られにくいということでもあります。

⑥世界的にも優秀な人材の考え方を手軽に学ぶことができる
僕はこの前、伝説的なマーケターであるジョセフ・シュガーマンの書籍の翻訳版を買いました。内容も非常に勉強になりましたが、驚くべきは翻訳がついていてその分値段が高くなっているはずなのに、それがたったの2000円で買えるということです。ビジネスの大物の哲学や技術を、本人に会うことなく英語を勉強することなく得られる。学びツールとして読書は最高すぎると言えるでしょう。

対話で得られる利点を読書でもカバーする方法
・読書では質問ができない!
Google先生に訊きましょう。一問一答式の質問におけるGoogleの知識は最強です。ちょっとややこしい質問をしたいときには知恵袋でも使いましょう。

・いっぱいお金がかかるのでは?
取りあえずいろんな分野の本をたくさん読んでみたいというのであれば、kindle unlimitedをお勧めします。月額制で対象書籍読み放題、気になる分野について検索すれば、大体各4~5冊は読めるようになっています。

オーディオブックでさらに便利になる点
・月額サービスでかなりの量をインプットできる

・両手があくので作業をしながらインプットできる

『耳で聞く』利点が圧倒的に発揮されるポイントです。家事や通勤中にも書籍そのままの内容でインプットができるんです。最高じゃないですか?


ということで、この投稿では読書が勝るという結論になりましたが、それはあくまで「インプットをする上では」という話です。
これまでなかった人間関係の構築やコミュニケーション能力の向上など、知識のインプット以外の視点では対話で得られないものはかなり多いと思います。


今回はインプットだけに注目しましたが、結局はその知識を自分のものとして操る方法を知っていなければ意味がないんですよね。ということで、次回は効果的なアウトプットの方法をまとめていこうと考えています。

といっても、身に着けた知識を『あたしこんなこと学んだんだぁ~』って他の人に教えるので終わると意味がなく、それはアウトプットとは言えません。単なる要約です。

アウトプットで求めるのは結果です。
お金について勉強したあとのアウトプットはお金持ちになることです。
ビジネス書を読んだ後のアウトプットは独立か出世か業績アップです。
具体的にどう行動に移せばいいのか、というのをまとめていこうと思います。
よろしくね。

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