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水無月十七日 ベル・エポック

 私は基本未来志向の人間、っていうとえらくポジティブに響きますが、単に物理的に快適な生活は未来にこそあり派なので、たとえタイムマシンがあったとしても過去に行きたいなんて思わないのですが、それでも唯一見てみたいのが19世紀末から第一次世界大戦が始まるまでの欧州なんです。
 ことに当時の英国ロンドンと仏国パリには、理屈抜きの憧れがあります。
 そんなわけで19世紀末のパリを彩ったポスターの数々を蒐めた展示に行ってきました。

 シェレ、ロートレック、スタンラン、ミュシャ。
 大衆芸術のはしりを形作ったアーティストたちのポスターを、原寸大で見られる貴重な展覧会です。横須賀美術館、地味だけどセンスのいい展覧会が多いんですよ。
 今回は版権の切れた商業ポスターばかりだったからか、全点撮影OKでした。とはいえ、撮ってばかりも野暮なので、お気に入りだけ、数点。


 

展示は明日までと、ひどいタイミングでのご紹介ですが、もしお時間ある方はぜひ。



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