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皐月十一日 GW前半の思い出

 旅の思い出に浸っている間にゴールデンウィークも終わっていました。
 私のGWはというと、それはまあ地味なもので基本は仕事です。直前にさんざん旅をしていたんだから、当然っちゃあ当然ですが。
 それでも取材やら調査やらで立て続けに東京に出ることになったので、用足しを兼ねてちょいちょい普段あまり行かないお店を訪れたりして楽しんではおりました。
 その一つが、香港式ミルクティーが飲める飯田橋のお店。

 香港旅行したのなんて返還前のことで(四半世紀以上前……)、当時は今ほど情報がありませんでしたから香港式ミルクティーなんてものがあるとも知らず、たぶんひたすら飲茶など中華中心に食べていたんだと思います。滞在時間も二泊三日ぐらいで短かったし、残念ながら食の記憶はほとんどないんです。今だったら香港グルメを思いっきり楽しむのでしょうが、当時は旅慣れない小娘でしたからねえ。
 もし再訪する機会があればリベンジしたいけれども、しばらく厳しそうなので飯田橋で仇を討ってみたわけです。

トーストすればよかったとちょっと後悔

 ミルクティとエッグタルトのほかに、香港式コンビーフ&エッグサンドイッチを。毎日食べても飽きないような素朴な味でした。たぶん、パンはトーストした方が美味しさが増すのでしょうね。50円ケチるんじゃなかった。
 腹ごしらえが済んだら、次は表参道に移動です。目的はブリューティーカンパニーのお店。

 イギリスの新進紅茶会社なのですが、うちの夏にはここのミントティが欠かせないんです。商品名はモロッカンミントっていうんですけど、他のメーカーよりもミントの香り高い上に、お茶自体の味も大変よろしい。緑茶とのブレンドなので、日本人の口に合うのだと思います。

 コロナ禍で開店日が変則的になってしまったので、行ける時に行っておかないといけません。通販すればいいじゃんって話ではあるんだけど、お店に行くとお茶以外のイギリスのお味に出会えたりするので、やっぱり実店舗で買いたいんですよね。たとえば、雑なスコーンづくりには欠かせないテート&ライル社のゴールデンシロップとか。これも通販で買えるといえば買えるんですけど、やっぱり実店舗で(ry
 それに、最近オープンして評判の高いイタリア菓子のお店「LINA STORES」に行きたかったというのもあって。
 イタリア菓子といえばマリトッツォが流行しましたが、揚げドーナツみたいなボンボローニやドン・コルレオーネも食べたシシリア名物カンノーリなんかはこちらのが美味しいと風のうわさに聞いたもので、これも行ける時に行っておこうと思ったのです。

 だが行って吃驚。GW中の表参道なんて初めて行ったんですけど、どこを見ても行列、行列、行列。幸いなことにお目当の物販は並ばずにすみましたが、あれじゃあカフェひとつ入るにしても一時間仕事ですね。行き交う人の口から飛び出るのも各地のお国言葉が多く、ある種のゴールデンウイーク情緒を楽しむことができました。

ボンボローニ

 帰宅してから食べたボンボローニもカンノーリも大変おいしかったので(特にボンボローニのカスタードクリームが超絶軽くて絶品)、次は併設のカフェで食べてみたいと思います。空いている時期を狙ってね。


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