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なんちゃっていねい生活 都会に近い田舎に住もう

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関東の小都市・神奈川県横須賀市在住の文筆家が、なんちゃってな「ていねい生活」の日々を綴ります。スキやシェアしてもらうと面白いことがあるかも!
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#本

「怪と幽」14号 記事紹介その二

「怪と幽」14号 記事紹介二つ目は担当したインタビュー&対談記事の御紹介です。 まずは特集から。 今号は第一特集が「奇想天外 きのこの怪」、第二特集が「幽霊と魔術の英国」ということで、私は後者で織守きょうやさんと河合祥一郎さんの対談、そして東雅夫さん・下楠昌哉さん・中島晶也さん・土方正志さんの英国文芸座談会のまとめをしています。 子供時代や高校生活を英国で送られた織守きょうやさんは先般『英国の幽霊城ミステリー』と題するイギリスの幽霊屋敷ガイドブックを上梓されたばかり、河合祥

「怪と幽」14号 記事紹介その一

「怪と幽」14号では複数の記事を手掛けたり、著者として登場したりしております。 まず、東亮太さんの新刊にして初の怪談集『夜行奇談』の発売を記念する対談企画にお相手としてお呼ばれしました。 どうしてお前が? と思われるかもしれませんが、実は東さんとはお互いが物書きとしてデビューする前からのおばけ仲間なんです。もう20年以上のお付き合いになります。 東さんは主にライトノベル方面で活躍してこられたので、なかなか私サイドから言及する機会はなかったのですが、今回はなんと妖怪&怪談を扱

「クウネル特別編集 私の人生を変えた本」に談話掲載

マガジンハウスから8月8日に発売された雑誌「クウネル特別編集 私の人生を変えた本」に私が選んだ三冊の本と、それぞれの本に寄せた談話が掲載されています。 以前「ku:nel」誌に掲載されたものの再収録ですが、今回のムックは「本」に焦点を当て、各界の女性が本と人生を語るガイド本として再構成されています。それぞれの視点がおもしろいですよ。 お盆休み、移動のお供にいかがでしょうか。

ダ・ヴィンチ2月号を購入した方はちょっと見てみて

 今月10日発売の「ダ・ヴィンチ 2月号」を購入した方は170ページの「本棚探偵」コーナーを開いてみてください。  今回は宇佐美まことさんの本棚が紹介されているのですが、そこには……。  ちょびっとだけ紹介。いや、本当にありがたいです。宇佐美さんの本棚の全容を知りたければお買い物求めのほど!

人日の節句と清絢『日本を味わう366日の旬のもの図鑑』

 本日は七草粥の日ですね。もちろん食しました。  居住する三浦半島は畑作が盛んで、スーパーなどで出回る七草セットも三浦半島産のものが多く出回っているようです。年末には七草セットをセッティングするバイトなんてのもあるそうで、いつかやりたいなと思っています。  さて、清絢さん著『日本を味わう366日の旬のもの図鑑』は私のように食べ物で季節を感じたい(もしくは食べ物でしか感じないともいう)人間にはもってこいの一冊です。  日毎にその時期の旬の食材や行事食などがオールカラーの美し

今週何読んだ? (12/23~1/5)

 年末はバタバタで書いていなかったので二週分まとめて。忙しなかったせいで一週分ぐらいの冊数しかありませんが。 12月23日(金) 24(土)  再読。仕事の関係で一気読み。史実の使い方がめちゃくちゃ上手いですよね。トリビア的エピソードをそれで終わらせず、ストーリーの根幹に組み込んでくるのは力技以外の何者でもない。よしながふみさんはまちがいなく天才的ストーリーテラーだと思います。 12月25日(日)  ベタなんですが、毎年クリスマス当日に手に取ることにしています。物書きとし

新春家事と大濱普美子『十四番線上のハレルヤ』

 三が日が終わり、四日から仕事始めとはいえ、まだ気分的にのんびり感が残っています。けど、そろそろ気を持ちを引き締めないといけないし、今日は朝から張り切って掃除と洗濯をしてみました。家事も仕事のうちですから。  で、物書き仕事の方はといいますと、ちょっと滞り気味の「もっと文豪の死に様」を進めると同時に、二月から新連載「老い方がわからない」(仮)を始めなければいけません。目下執筆中でして、更新日&連載開始日など詳細決まりましたらこちらでお知らせします。どうぞご注目ください。  ま

【宣伝】花房観音さんが拙著を紹介してくださいました。

 作家の花房観音さんが拙著『死に方がわからない』を19日付け日刊ゲンダイで紹介してくださいました。  一夜明け、本日からはWEB上でお読みになれます。  下記にリンクしていますのでぜひ。  花房観音さんの主な活躍フィールドは小説ですが、時折ノンフィクションも手掛けておられます。  一つはミステリーの女王と呼ばれ、とてつもないベストセラー作家だった山村美紗の評伝。対象への冷静な好奇心と緩やかな共感がこもっています。  池袋のアンダーグラウンドシーンのルポルタージュ。エロスと

文フリ購入物その3 UFO本編

 なぜか意外がられることもあるんですが、私、UFOも大好きなんですよ。というか70年代生まれの人間にUFOが好きでない人なんているの?  でもまあ、ここまで濃い世界にまで入り込む人はそうそういないでしょうが。  購入したのは「UFO手帖」3冊。国内外のUFO事情からUFO関連POPカルチャー情報まで幅広く知ることができます。たいへん勉強になる。  最新刊はチャールズ・フォート特集でして、これも濃い。こういうのがまさに私のイメージするところの「同人誌」です。  それにしてもUF

今週何読んだ?(12/3~12/9)

 金曜日は一週間の読書履歴を振り返り損ねたので、今日します。 12月3日(土)  12月の食卓月間テーマが北欧/東欧なので購入したレシピ本。ウクライナ人と結婚した日本人女性が書いておられます。家庭料理と題するだけあって全般的に簡単です。本の売上と印税の一部はウクライナの人道支援に寄付されるそうですよ。 12月4日(日)  疲れ目の自覚が強く休眼日に。目は大切になければ。 12月5日(月)  取材で外出のため読書せず。 12月6日(火)  ロシア料理の本ですが、旧ソ連各

【仕事告知】「ダ・ヴィンチ」7月号 一柳廣孝✕大道晴香対談まとめ

 本日もお知らせし損ねていたちょっと前の仕事の告知です。  今年の総集編ということでご理解くださいませ。  怪異怪談研究会という研究者のグループがあり、そちらに所属する方々がいくつの分科会で研究し、その成果を発表する書籍を上梓しておられまして、本書もその一環として今年の4月に出ました。  それを記念して、怪異怪談研究会主宰の横浜大学教授・一柳廣孝先生と、先生のお弟子さんにして民間巫者研究の第一人者でいらっしゃる國學院大學助教・大道晴香先生の対談が「ダ・ヴィンチ」誌に掲載されま

御礼 拙著『死に方がわからない』四刷決定

 今年9月に出た拙著『死に方がわからない』ですが、おかげさまで四刷が決定しました!  ありがとうございます!  この本は、独り者の私がタイトル通り「どうやればうまく死んでいけるんだろう?」と悩んだ末に生まれたものなのですが、「それ、私も知りたい!」って言ってくれた担当編集者Hさんがいなければ日の目を見ることはありませんでした。  そして、三ヶ月で版を重ねることができたのもHさんが社内で運動してくださったから。  ご購読くださった皆様は言わずもがなですが、Hさんにも幾重もの

【仕事告知】近藤史恵『幽霊絵師火狂 筆のみが知る』書評

 そういえば告知し損ねていた気がするので、少し前に公開された記事ですが、改めてご紹介を。  近藤史恵さんの新作怪談小説『幽霊絵師火狂 筆のみが知る』の書評を書きました。  作品概要についてはぜひ書評にアクセスしてお確かめいただければ! なのですが、私がこの作品いいな~と思うのは、絵師・火狂と彼になつく娘・真阿の関係性が素敵だからなんです。  冒頭での真阿は、家に見知らぬ男性がやって来ると聞きつけて、「私の心中相手になってくれるかもしれない!」なんて勝手に盛り上がるわけですが

今週何読んだ?(11/26~12/2)

 金曜日は一週間の読書履歴を振り返ります。 11月26日(土)  『波』誌で連載が始まったばかりの近藤ようこさん『家守綺譚』漫画版(原作 梨木香歩さん)をぱらぱらしていたら読み返したくなったので。  先日、鎌倉文学館で観た『高丘親王航海記』の生原稿はすばらしく美しかった。 11月27日(日)  インタビュー仕事を控え、とある作品を熟読。掲載媒体は年明け1月にはお知らせできると思います。 11月28日(月)  原稿書きと請負作業に追われ、読書の余裕なし。 11月29日(