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なんちゃっていねい生活 都会に近い田舎に住もう

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関東の小都市・神奈川県横須賀市在住の文筆家が、なんちゃってな「ていねい生活」の日々を綴ります。スキやシェアしてもらうと面白いことがあるかも!
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#書評

産経新聞に『台湾の妖怪図鑑』書評掲載

御報告を忘れていました! 昨日の産経書評欄に『台湾の妖怪図鑑』(何敬堯著、魚儂絵、出雲阿里訳 )の書評が掲載されています。 下記URLからもお読みになれるので、ぜひ! 版元の書誌情報は ↓ 下記から ↓ どうぞ

【告知】「 怪と幽」vol.015

KADOKAWA発行のお化け雑誌「 怪と幽」の15号が発売されました。 今回は温泉特集号、お題も「怪と湯」。ダジャレかよ。 私は加門七海さん×南條竹則さん×東雅夫さんの鼎談「霊なる温泉地 ~文人が惹かれる「湯の力」~」のまとめを担当しています。 修善寺温泉の名門旅館で一泊……ならよかったのですが、大人の事情で日帰り入浴タイムにお部屋をお借りしての収録、でした。陪席者の特権で温泉と美味しいお食事を楽しめた私は役得でしたが。 温泉と信仰の関係や温泉とお化けの相性など、お三方が

【書評寄稿】鵜飼秀徳『絶滅する「墓」』

 産経新聞に鵜飼秀徳さんの『絶滅する「墓」』の書評を寄稿しました。  タイトルは刺激的ですが、内容はというと……。  下記のリンクからお読みいただけますので、ぜひアクセスしてみてください!

【告知】「波」誌寄稿 宇佐美まこと『ドラゴンズ・タン』書評

 新潮社「波」誌に寄稿した宇佐美まことさんのファンタジー大作『ドラゴンズ・タン』の書評がウェブにアップされました。下記からお読みいただけます。  この作品は「英雄の物語」ではありません。  「何も出来なかった者たちの物語」なんです。  でも、ほんの少し、わずかばかりに蒔いた……いや、たまたまこぼれ落ちた程度の種が少しずつ育って、やがて未来を変えていく。  歴史に名を残すものばかりが世界を作るのではない。無名の一人ひとりが、人類の歴史を積み上げ、「今」を造ってきたのだ。  そ

鎌倉長谷と『怪と幽』12号 書評寄稿

 鎌倉の長谷というと10メートルほどもあるのっぽの観音様や美男でおわす阿弥陀様などとにかく大きな仏像で有名ですね。でも、私にってはもっぱらお寿司をはじめとするおいしいものを食べに行くところなんです。  今夏出た雑誌「地域人」で紹介記事を書いた「鮨山もと」さんは以前からの行きつけで、流石に毎月とはいかないですが、数ヶ月に一度はおいしいやつを摘んでおります。トップ画像は10月に食べた鯵の握りね。もうね、溶けました。  と、食べ物が枕なんだけど、お知らせは昨日のつづきでお化けの雑

【宣伝】花房観音さんが拙著を紹介してくださいました。

 作家の花房観音さんが拙著『死に方がわからない』を19日付け日刊ゲンダイで紹介してくださいました。  一夜明け、本日からはWEB上でお読みになれます。  下記にリンクしていますのでぜひ。  花房観音さんの主な活躍フィールドは小説ですが、時折ノンフィクションも手掛けておられます。  一つはミステリーの女王と呼ばれ、とてつもないベストセラー作家だった山村美紗の評伝。対象への冷静な好奇心と緩やかな共感がこもっています。  池袋のアンダーグラウンドシーンのルポルタージュ。エロスと

【仕事告知】近藤史恵『幽霊絵師火狂 筆のみが知る』書評

 そういえば告知し損ねていた気がするので、少し前に公開された記事ですが、改めてご紹介を。  近藤史恵さんの新作怪談小説『幽霊絵師火狂 筆のみが知る』の書評を書きました。  作品概要についてはぜひ書評にアクセスしてお確かめいただければ! なのですが、私がこの作品いいな~と思うのは、絵師・火狂と彼になつく娘・真阿の関係性が素敵だからなんです。  冒頭での真阿は、家に見知らぬ男性がやって来ると聞きつけて、「私の心中相手になってくれるかもしれない!」なんて勝手に盛り上がるわけですが

週一買い出しと宇佐美まこと『ドラゴンズ・タン』

 土曜日は家事日であると同時に、食料品買い出しの日と決めております。  その昔、放埒会計どんぶり勘定財布に穴が空いているとまで言われた私も、人生の辛酸を嘗めた結果(ちょっとオーバー)今ではすっかり計画経済派でして、予め次週の週間献立を立ててから必要なものだけ購入するようになりました。おかげで余らせて捨てるなんてこともなくなったし、予算内で買い物するという大技もマスターしたし、めでたしめでたしのSDGsでございます。  持続可能性といえば、9月に出た宇佐美まことさんの新刊『ド

週末家事と拙著の新聞書評(朝日新聞)

 土曜日は家事の日と決めておりまして、朝から洗濯や掃除などなど家事に追われます。  そんなこんなで今朝もバタバタしていたら、いつもお世話になっている横須賀の古書店Books & Coffee AMISの店長である稲葉さんから「朝日新聞に『死に方がわからない』の書評が掲載されているよ!」とメッセージが入りました。  さっそく確認したところ、朝日新聞の書評サイト「好書好日」にもアップされておりました。  評者は文化人類学者の磯野真穂さん。  内容をまとめながら、読者対象をより

ローズマリーと小田雅久仁『残月記』

 本日の「なんちゃっていねい生活」特記事項はローズマリー・スチームの楽しみ、です。  庭で伸び放題になっていたローズマリーの刈り込みをやっと行いました。収穫した枝は乾燥させます。  まもなくやってくるストーブの季節に、この枝をやかんに入れて火にかけるのです。お部屋の空気がちょっとすっきりする、気がします。ま、気のもの程度ですけど。   さて、昨日の皆既月食は見事でした。  天文イベントといえば曇りにあたってしまうことが多い私ですが、昨夜はばっちり晴れてくれたおかげで赤い月を

かぼちゃパイと杉本好伸著『吉祥院本「稲生物怪録」』

 昨日は立冬、今日は皆既月食+天王星食。天体は日々動いておりますね。  本日の特記事項としましては、ハロウィン名残のかぼちゃパイを焼きました。冷凍にしておいた蒸しかぼちゃと冷凍パイシートを使えばベーキング込みで一時間もかかりません。  おやつは欲しいが麓まで買いに行く元気がないなんて時は夏はゼリー、冬はパイに限ります。手間がかかりませんからね。  さて、本日から最近読んだ本、昔読んだ本をランダムに心のまま紹介していこうと思います。(ちょっといろいろあったもので)  初回ご紹

【告知】新聞書評寄稿

 産経新聞の書評欄にジュリエット・カズ『葬儀!』の書評を寄稿しました。  ぜひお読み下さい。

水無月四日 【宣伝】『死神を祀る』レビュー記事WEB公開

「小説推理」に掲載された『死神を祀る』のレビュー記事がWEBでも公開されたようです。 ぜひお読みくださいな。

皐月廿九日 【宣伝】WEBダ・ヴィンチ ブックレビュー寄稿 上田岳弘『引力の欠落』

WEBダ・ヴィンチに新刊レビューを寄稿しました。上田岳弘さんの『引力の欠落』(KADOKAWA)です。 上田さんがこれまで散発的に発表していた諸作品の収束点という印象がある作品です。 勝ち組の空虚、は実に10年代らしいテーマかと。21世紀のフィッツジェラルド、ですかね。 よかったら下記URLにアクセスのほど、お願いします。