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なんちゃっていねい生活 都会に近い田舎に住もう

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関東の小都市・神奈川県横須賀市在住の文筆家が、なんちゃってな「ていねい生活」の日々を綴ります。スキやシェアしてもらうと面白いことがあるかも!
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2022年11月の記事一覧

武蔵国の秋

取材で遠出。  霜月も果つる、晩秋の風情。 明日からは師走ですね。走るのは月半ばまでに終わらせたい。

【仕事告知】『日本発酵紀行』文庫化記念 小倉ヒラク氏✕ロバート・キャンベル氏特別対談

 発酵王国ニッポンのユニークな発酵文化を世に知らしめる活動をしている小倉ヒラクさんの『日本発酵紀行』がKADOKAWAから文庫化されたのを記念して、日本文学研究者のロバート・キャンベルさんとの対談が行われました。  ↓↓↓からお読みいただけます。  書籍はタイトル通り紀行本ですが、発酵を巡る旅は時間を巡る旅でもあるようで、お二人からは江戸時代の各藩が生き残りを掛けたご当地グルメブランディング戦略なんて話も飛び出しました。  非常に興味深い内容ですので、ぜひぜひお読みくださ

【仕事告知】『このゴミは収集できません』文庫化記念 マシンガンズ滝沢秀一さんインタビュー

 最近、ツイッターでゴミ出しの豆知識がよく流れてくるなあと思っていたら、仕掛け人はこちら、お笑い芸人マシンガンズの滝沢秀一さんでした。  芸人とゴミ清掃員二足のわらじで活動されている滝沢さん、清掃員で得た知見を芸人としてユーモアたっぷりに発信しておられます。  書籍も何冊か出しておられまして、そのうちの一冊『このゴミは収集できません』がKADOKAWAから文庫化されたので、その記念インタビューをいたしました。  ↓からお読みになれます。  ゴミ清掃員として働き始めたのはあ

【寄稿】「ミステリマガジン」 ミステリが読みたい! 2023年版

 もういくつ寝ると師走でございまして、気付けば2022年を総括する季節がやってきていました。  怖い話です。  というわけで、本年も「ミステリマガジン」恒例「ミステリが読みたい!」ランキングに参加しております。  「ミステリマガジン」ベスト企画のすごいところは、「あなたがミステリーだと思うならそれはミステリーなのです」という基準で選ばせてくれるところでして、そのお言葉に甘えて今年も思いっきり独自路線を走っております。全体ベストに入ったの、一作だけだったよ、パトラッシュ。  

【連載更新】「ひねくれ日本神話考〜ボッチ神の国篇」最終回

 長らく続けておりました「ひねくれ日本神話考〜ボッチ神の国篇」がとうとう最終回を迎えました。  オーラスはやはりあのお方でしょうよ、ということで、天照大御神にご登場賜っております。  天照大御神ってよくよく考えたら生涯独身だし、シングルマザーだったよね、って話です。  日本の神々はとても自由で、嫌なことは嫌だと拒否するし、女神だって男神と対等に渡り合います。  取り戻すべき日本って、こんなのですよね。  ぜひぜひご一読ください。  なお、本連載に関してはまだまだ書きた

今週何読んだ?(11/19~11/25)

 金曜日は一週間の読書履歴を振り返ります。 11月19日(土)   夜用ハーブティを新規レシピに変更するため、情報確認。いつもお世話になっている本。 11月20日(日)  文学フリマからデザインフェスタを渡り歩く強行軍だったため、読書はせず。文学フリマではいろいろおもしろい本を購入したので順にご紹介していく予定です。 11月21日(月)  さすがに疲れが取れぬので仕事は必要最低限を午前中に超特急で終わらせ、午後休に。まだ読んでいなかった最新刊をのんびり読みました。 1

ワクチン4回目接種

 本日、4回目の新型コロナウイルス感染症のワクチンを打ってきました。  3回目が3月だったから8ヶ月ぶりですね。打つか打たないか少々迷いもしたのですが、まあこれが国家的事業としては最後になるかもしれないし、と思いまして。  今回の接種会場は地元百貨店。最初と二回目は東京の職域接種特設会場(K社のIさん、あの時は声をかけてくれて本当にありがとうでした。一生恩に着ます)、三回目は町医者だったので、毎回会場の規模もカテゴリも違ったことになります。  で、注射が一番上手かったのは今回

デザインフェスタ 購入物その3 ムムリク舎さんの刺繍ブローチ

 デザフェス購入物、最後のご紹介はムムリク舎の刺繍ブローチです。トップ画像、ご覧いただけました? かわいいでしょう?    すべてが、すべてが好みすぎてひっくり返りそうになりました。我が脳内のファンタジー領域がいたく刺激されます。  中世風のお洋服を来た鳥っぽい謎生物(やっぱりムムリクなのかな?)は「人々に歌を届けにゆく旅人」だそうです。胸に竪琴を下げていますね。  これで、どんな音楽を奏でるのでしょう。  バラッド? 神謡? それとも恋歌?  物語に満ちたアクセサリー、こ

デザインフェスタ 購入物その1 だめを

 初めて行ったデザインフェスタ、参加のきっかけは、  こちら  拙著『死に方がわからない』の表紙でひっくり返っている御方の生みの親がご参加になるということでしたので、ご挨拶を、と。  何年ぶりかも思い出せないビッグサイトに到着して会場の広さと人の多さに自失しかけましたが、なんとか無事にブースを探し当てることができました。  ひっくり返っている御方、名前は「だめを」とおっしゃいまして、たくさん分身がおります。今回は、表紙の氏に似たお人を分けてもらいました。  だめを氏の魅力

文学フリマ&デザインフェスタ イベントはしご

 本日は文学フリマとデザインフェスタをはしごしてきました。  どっちも初めてだったので、カンゼンにオノボリさん状態。  そして予想以上に買ってしまった。  購入品のご紹介などはまた追々。  

週一買い出しと宇佐美まこと『ドラゴンズ・タン』

 土曜日は家事日であると同時に、食料品買い出しの日と決めております。  その昔、放埒会計どんぶり勘定財布に穴が空いているとまで言われた私も、人生の辛酸を嘗めた結果(ちょっとオーバー)今ではすっかり計画経済派でして、予め次週の週間献立を立ててから必要なものだけ購入するようになりました。おかげで余らせて捨てるなんてこともなくなったし、予算内で買い物するという大技もマスターしたし、めでたしめでたしのSDGsでございます。  持続可能性といえば、9月に出た宇佐美まことさんの新刊『ド

今週何読んだ?(11/12~11/18)

 金曜日は備忘録を兼ねて一週間で読んだ本を淡々と記録することにしました。仕事で読んだ本、仕事からの逃避で読んだ本、疲れたので読んだ本、実用のために読んだ本。色々取り混ぜております。 11月12日(土)  バイブルのようなレシピ集。今回は簡単コールスローのレシピ確認。表紙に載ってるやつです。 11月13日(日)  お仕事読書。某ドラマに合わせての取材ですが、大奥、イメージと全然違いました。資料の少なさに女性の置かれていた立場を思うとともに、そこから丁寧に新事実を拾い上げては

生姜の蜂蜜漬けと中村元訳『ブッダのことば』

 土生姜。お料理にもお菓子にも飲み物にも使える万能スパイス。  うちではすりおろしや刻みで使うだけでなく、蜂蜜漬けのスライスを常備して日々利用しています。朝のチャイ、夜のホットワインには欠かせないし、料理の甘味づけにもちょうどいい。バニラアイスにちょっぴり掛けても乙なものです。また、ポッカレモンで作る手抜きホットレモネードも生姜蜂蜜を入れたらワンランク上のお味になるのです。  作り方はごく単純。ジャムかなんかの空き瓶に、スライスした生姜を入れて蜂蜜を注ぐだけ。30分ほどで生姜

ラベンダー芳香浴と日下三蔵編『皆川博子随筆精華Ⅲ 書物の森の思い出』

 11月に入ってから暖かい日が続き、前の日曜なんてもう生暖かさが気味悪いぐらいでしたが、今日の雨で一気に季節が進むそうで、実際朝から冷えてきているのを感じます。  エアコンのない仕事部屋、冬になるともっぱら石油ストーブが活躍するわけですが、ストーブの魅力は天板の上でお湯を沸かせることでして、ホーローのケトルに直接乾燥ハーブを突っ込むと雑な芳香浴の一丁上がり。今はラベンダーの葉を使用中です。  なんちゃっていねい生活ならではの、冬の楽しみなのですよ。  ラベンダーの香りは優雅