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嫌われる勇気の本を読んで

嫌われる勇気の本を読んで


こんばんは!
まっさんです(^^)



今日は本で感じたことを
書いてみます


“嫌われる勇気”
岸見一郎・古賀史健著


もはや知らない人は
いないぐらい有名な本ですね


アドラー心理学を
心悩む青年と哲学者・哲人の対話という
物語形式で表現されています



僕が
印象に残ったシーンは


過去の環境や要因は
今の人生とは関係ない


自分が不幸であると
感じているのは
自分がみずからそれを選択している


という言葉でした


心悩む青年は
過去の環境のせいで
劣等感をもった人間になったと
感じていたので当然、猛反発します



それらを1つ1つ
紐といていくという
物語




哲人はこう語ります


過去は関係がなく
不幸であることを自分が選んでいる


悲観的な性格と
言うのではなく

悲観的な世界観を
自分が無意識に選択している




そして
それは、いつでも選択を
選びなおすことができる


問題は過去ではなく
“ココ”にある


“変わらない”という
不断の決心をしている


変わることは先が読めず
不安が大きい
つまり、今のままでいようと選択をしている


必要なのは
勇気だけだ

こう表現されています


青年は
そんなバカな!と
反発しながらも
心解けていく姿を見事に
表現されています




この本を読んで
非常に共感をしました


私自身も
こんな自分になったのは
親のせいだ!環境のせいだ!
としていたのですが


あることをきっかけに
その心情が
変わっていきました


自分から
親に対し「おはよう」「最近どう?」
などのメールを送るように
したのです


はじめは
かなり抵抗を感じました


しかし時間が経つうちに

“あれ?”

いつの間にか、親に対しての
嫌な感情が取れていました


不思議な感覚です


貴重な体験をさせてもらいました



この本で言うならば
生まれ育った環境が
悪いから、劣等感を感じる


親が悪かったから
どうしようもすることができない


だから絶対“変わらない”と
決意していたのだと思います



新しく“選択をする”
ちょっとした勇気のことを
この本から学びました


生き苦しさが少しでも
楽になりますように



補足


青年と哲人とやりとりを
一部ご紹介します


青年
「今のお話だとわたしの友人はなんの
理由なしに外に出られなくなったことに
なってしまいませんか?
なんせ、先生は過去の出来事など関係ないと
おっしゃるのですから。申し訳ありませんが
それはぜったいにありえない話です。
彼が引きこもっている背景には
なにかしら理由がある
でなければ、説明がつかないでしょう!」


哲人
「ええ、たしかに説明がつきません。
そこでアドラー心理学は
過去の「原因」ではなく、今の「目的」を考えます」

ご友人は「不安だから外に出られない」のではありません

順番は逆で「外に出たくないから、不安と言う感情を作り出している」と
考えるのです



青年
「は??」


哲人
つまり、ご友人は「外に出ない」
という目的があって
その目的を達成する手段として
不安や恐怖といった感情を
こしらえているのです。

これを「目的論」といいます


青年
ご冗談を!不安や恐怖をこしらえた、
ですって?じゃあ先生
あなたはわたしの友人が仮病を使っているとでも言うのですか?


哲人
仮病ではありません。ご友人がそこで感じている不安や恐怖は本物です。場合によっては割れるような頭痛に苦しめられたり
猛烈な腹痛に襲われることもあるでしょう。

しかし、それらの症状も
また「外に出ない」という目的を達成するために
つくり出されたものなのです


青年
ありえません!そんな議論はオカルトです!


哲人
違います。これは“原因論”と“目的論”の違いです

あなたのおっしゃる話は、すべてが原因論に
基づいています。
われわれは原因論の住人であり続ける
かぎり、一歩も前に進めません

どう感じましたか?


まっさん

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