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資産運用はどれが正解?個人投資・投資信託・ヘッジファンドを徹底比較

こんにちは!金融メディア「Money Bridge」を運用する本郷マサシです。

コロナに伴う株価急落の機会をとらえ、個人投資家デビューが増えているようですね。

日本の投資マインドが熱くなるのは僕としてもうれしいです。決して上から言ってるわけじゃないです、ただ嬉しいです(笑)

さて、一口に個人投資家といっても、自力で株式に投資する、投資信託を購入するといったさまざまな選択肢があります。

今日は、自力で投資投資信託、日本でも知名度が上がりつつあるヘッジファンドの3つについて、それぞれの特性を紹介します。

「自力で投資」は低コストが魅力

最もオーソドックスな投資スタイルは、自らの証券口座で株式を売買。

つまり「自力投資」

証券会社に払う手数料は、取引額の約0.1%程度で、他の運用手法に比べ格段に低コスト。

さらに、株式取引を通じて相場トレンドや銘柄を見る眼が養われ、だんだんと投資が「面白く」なってきます。視野が拡がり、今までたいして興味のなかったビジネスニュースや新聞の経済欄に目が向くようになります。

ただし自力で株式に投資する場合は、学習やリサーチは常に欠かせません!

例えば、株価を動かす2大ファクターである「ファンダメンタルズ(景気や業績の動向)」や「テクニカル(売買の需給動向)」の基本を理解したうえで、実際に日々の相場を追って検証するといった地道な活動です。

これを「面倒だな」と感じる人は「自力で資産運用」不向きさんタイプ。

自己投資で知識習得の手間暇を惜しめば、ビギナーズラックはあっても先はないでしょう。自力投資は向いていなさそうだなという方は残りの二つの方法を検討してみましょう。

損が出ても責任は取ってくれない?投資信託

投資信託とは、個人投資家からお金を集めまとめて運用する金融商品で、銀行や証券会社が窓口となって販売しています。

集められた資金は各投信の運用ポリシーに基づき、ファンドマネージャーらの投資の専門家が運用します。

投資の専門家が個人に代わり運用してくれるとあって、自力で投資をするより安定した運用が出来る可能性は高まるでしょう。しかし、

投資信託では、ベンチマークといって、日経平均やTOPIXといった株価指数を運用指標に据えています。

つまり、投資信託の合格点は設定したベンチマークを超えること。

例えば、TOPIXがマイナス10%の下げ相場なら、運用成績がマイナス8%でもTOPIXには勝ってるから合格だよね。チャンチャン!

というワケです。
誤解を恐れず言えば、相場を言い訳にできるという仕組みです。

もう1つ気がかりなのが、運用コスト。

例えば、毎年固定の管理手数料は預かり資産残高の1.5%から2%もかかります。コストが高いうえに、運用成績とは全く連動していないというファンドもあるから要注意。

投資信託に運用をお願いする際には、手数料の安いものを選ぶようにする。
過去の成績を見て、手数料を引かれても利益が出せるファンドを選ぶのが大切です。

なぞめく「ヘッジファンド」の実像

大学の同期が証券会社や銀行で勤務していてね~という方は多いでしょう。最近はグローバル化が進んでいるので知り合いが外資系銀行で活躍中、という方もいるかもしれませんね。

ではヘッジファンドは?と言うと、ほんどの人にとっては、接点のない存在です。

メディアでは、ヘッジファンドを「強欲集団」のようにあげつらうことも少なくないですが、実態はどうでしょうか。

ちなみに「ヘッジ(hedge)」とは、もともと暴風から家や庭を守る垣根を意味します。

つまり、ヘッジファンドの本質は、大切な資産をブラックマンデー・リーマンショックのような暴落から守ることにあるのです。

ヘッジファンドがめざすのは、市場が大きく変動しても安定してリターンを稼ぐ「絶対収益」です。

「絶対収益」確保のため、ヘッジファンドはさまざまなテクニックを駆使します。たとえばショートポジション、信用取引によって割高な銘柄を空売りし、値下がりによってリターンを得るわけです。

最近ではアービトラージ、マーケットニュートラル、オルタナティブなど運用メソッドはますます進化しています。

ヘッジファンドの手数料体系は、基本的に「成功報酬型」。つまり損を出したら報酬が得られないわけで、リターン確保に強いインセンティブが働くわけです。

そんなヘッジファンドには、富裕層だけでなく機関投資家も注目。特に退職年金基金(企業の退職金を運用している団体)は、安定的な収益を求めて、ポートフォリオの一定割合にヘッジファンドを組み込んでいます。 

ヘッジファンドは一般的に最低投資額が1000万円以上のため、最初の敷居が高めなのが難点とも言えますね。

投資って結構神経削られるんです

命の次に大切なもの‥家族・友人・思い出色々ありますが、お金だってなくては生きていけない大切なもの。

投資ではそんな大切なお金を運用するわけですから、いつもいつも平常心で投資を楽しめるわけではありません。

特に自分で株を買っていて、相場が傾いた時はヒヤヒヤ。
大きな含み損を抱えることになった期間中は常にテンションも低くなる(笑)

僕のようにストレスゴメン!仕事や家族や趣味の時間が優先!という方は、思い切って運用はプロに任せるのが正解なのかもしれません。

逆に、探求心の塊!どんどん勉強して自力で投資を極める!!という方は、少額から少しずつ自分で投資の経験を重ねていくのも楽しいと思えることでしょう!投資の醍醐味を味わえるのも確かです。

さあ、あなたはどのタイプ?

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