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【新型コロナ】9月末まで金利が0円に!?解約前に確認したい生命保険の契約者貸付

新型コロナウイルスの影響で、保険料の支払いが苦しくなっている人も多いでしょう。特に貯蓄型の養老保険や生命保険は、掛け捨てに比べて月額が高いため、収入が減った人の中には、保険料だけで生活費が困窮してしまう人もいるのではないでしょうか。

生命保険文化センターが平成30年度に行った調査によると、年間の保険料は平均38.2万円という結果。月額にして平均3万円もの金額が保険料として支払っている計算となります。

世帯年間払込保険料は平均38.2万円と前回調査とほぼ同水準
引用:生命保険文化センター

これだけの支払いがあると、生命保険を払うお金がなくて今すぐにでも解約したいと考える人も多いはず。

しかし契約内容によっては、今解約してしまうのはもったいないかもしれません。というのも、新型コロナウイルスの影響で保険会社側も支払いの猶予期間や、契約者貸付の条件を優遇している可能性があるからです。

生命保険の解約を考えている人へ、あまり知られていない契約者貸付の内容と、解約返戻金について説明していきます。

生活費が不足している人は生命保険でお金を借りられる

一般的に生命保険というと、自分が亡くなったときと解約時にお金が戻ってくるイメージですよね。
保険会社の営業マンやファイナンシャルプランナーから説明を受ける内容も限られているので、保険に対してあまり知らないまま契約してしまっている人も多いです。

実は生命保険には契約者貸付制度と呼ばれる制度があり、養老保険や生命保険といった貯蓄型の生命保険に加入している人が利用できます。

契約者貸付制度の詳細については、お金を借りる方法について説明しているサイトさんで詳しく解説されていたので、よければそちらをご覧ください。

契約者貸付の金利が0%になる

生命保険を担保にお金を借りられる契約者貸付ですが、メリットは低金利で借りられることです。

大手生命保険会社では、5%以下で借りられるところも多く、銀行や消費者金融で借りるよりもお得にお金を借りられます。

そんな契約者貸付制度ですが、新型コロナウイルスの影響で9月末まで金利0%が適用されることになりました。

無利息でお金を借りられるということなので、消費者金融や銀行で借りるには利息が高すぎると感じていた人にはうってつけ。

契約している保険を担保にするので審査もなく、会社によっては即日お金を借りられます。

メリットなのは、契約者貸付の場合、解約ではないため保険の契約を継続したままお金を借りられる点です。
解約してしまうと、お金が返ってきたとしても、その後万が一のときに生命保険がおりなくなりますし、再加入のときは別途審査が必要になります。

生活費に困っている人は、ぜひ覚えておきましょう。

コロナの影響で生命保険はどう変わる?

他にも生命保険会社からは次のような特別措置が出されています。

・保険料支払いを9月末まで延長
・保険の契約更新料を9月末まで延長
・保険金の請求で一部書類の提出が不要
・保険内容によって休業による損害金の支払いあり

本来保険料の支払いは1ヶ月程度しか待ってもらえません。遅れると最悪解約になってしまうこともあるため、滞りなく払うのがマナーとなっています。

しかし新型コロナウイルスにより保険料の支払いが難しい場合は、2020年の9月末まで支払期間を猶予してもらえます。

また保険の内容によっては、休業による損害金を支払ってもらえる可能性があります。自身の保険契約内容を見直す、良いきっかけかもしれませんね。

お金が足りなくなるとどうしても焦って判断してしまいがちですが、契約者貸付制度や特別措置を把握して、うまく乗り越えられる知識を身につけましょう。

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