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物を買いたい!という欲求を満たしながら、お金を貯める方法

人の物欲や購買欲はどこから来るか?

 そもそも人はなぜお金を使うのでしょうか?
 それは、生活をするためだ。と言えばそうでしょう。ここで言うのは、必要以上にということです。最低限必要な出費は、生きるために必要なことですからここでは問題ではありません。本来なら必要のない無駄遣いをしてしまうのはなぜでしょうか? 

お金を使う理由は人様々である

 一番多いのは、周りの人が持っているからという理由ではないでしょうか?例えば、多くの人がiphoneを使っているから、つい買ってしまったとか、こういうファッションが流行っているから、新しい洋服を買ってしまったということです。周りの人の影響を受けて、それと同じことをしてしまうというのはよくあることです。

 また、特に女性に多いですが、寂しさからくる衝動買いというのもあるようです。店に行くと店員さんが寄ってきて相手をしてくれるので、自分自身の寂しさを紛らわすために必要もないものを買ってしまう人もいるようです。

 あとは、個性を出すためというのもあります。先ほどのみんな持っているからというのとは真逆の理由ですが、皆が持っていないものを持つことで、注目されたいというものです。
 子どもの頃、新しいゲーム機が出ていち早く買ってもらってみんなに自慢する子がいましたが、大人になっても同じような心理で物を買う人はいるでしょう。

 最後に、お金を使うこと自体が目的となってしまうことです。仕事などによるストレスを、散財をすることで解消しようということが考えられます。
 私も、会社員時代は今日は仕事で疲れたから家には帰らずホテルに泊まっていこうとか、アプリゲームに何十万円も課金してしまったりとか、無駄遣いとしか思えないようなお金の使い方をしてしまったことが何度もあります。

お金を使いたい衝動が湧いたら、あとに価値が残るものに使う

 周りの人が絡んでくるような欲求については、自分で影響されないようにしていくしかないですが、自分自身のストレスなどから来る衝動買いについては、上手く対処すればそれほど痛手にならずに済むかもしれません。

 それは、後に残らないお金の使い方ではなく、取っておけば後で換金できるもの、つまり価値が存続するものにお金を使うということです。

どういうものが価値が残るものか?

 では、どういうものだったら、無駄にならずに価値が残り続けるでしょうか?
 一つは、ブランド品や貴金属です。不要になったらブランドのバッグを質屋などに買い取ってもらうことができるので、価値が0になるという事はありません。モノによっては、プレミアがついて買った金額よりも高く売れることもあります。
 よくブランドを買うのは無駄遣いだと言われますが、換金性ということを考えれば、必ずしも無駄とは言えないのです。
 
 二つ目は、熱心なマニアのいる分野の品物です。以前私は、英語学習に使うため5万円ほどもする高価な短波ラジオを購入し、結局ほとんど使わないまま、ほったらかしにしておきました。後で、もう使わないからということでヤフオクに出したら、購入時とほぼ同じか高いくらいの価格で落札されました。このように、普通の人にとってはなんでもないものでも一部の人にとっては、とても価値のあるものであることがあります。高価なカメラなどもその例かと思います。

必ずしも高い=無駄ではない

 ここまで見て来て気づいた方もいらっしゃるかと思いますが、必ずしも高いから無駄というわけではないという事です。高いものは価値が続くので換金性があるということ以外にも、品物がいい分長持ちするというメリットもあります。こういったものを買う時に気を付けるのは、買った後できるだけ大事に使うもしくはきれいな状態で取っておく、ということです。
 
 単に衝動的に起こった購買欲を満たすだけであれば、アプリゲームに課金したり、高いサービスを受けたりして、後に何も残らない使い方をするよりも、ブランド品を買い漁って使わずに自宅にしまい込んでおく方が、長期的に見ても有益な使い方だと思っています。
 

アンティークに使うのも無駄ではない

 換金性という点で言えば、アンティークの類も同じですね。
 アンティークと一口に言っても、書画や古銭といったものから車、ワインまで幅広い分野があります。二つ目の熱心なマニアがいるという点では重なる部分もありますが、こちらはちゃんとした分野ごとのマーケットがあるので、その時にたまたま欲しい人がいなくて売れなかったというようなことはありません。
 自己紹介にもありますように、私は小学生の時から古銭(昔のお金)を集めるのが趣味で、会社員時代もコツコツ買い進めてきました。それで、仕事によるストレスからくる購買欲の一部を満たしていたようなことがあるので今も資産としてちゃんと残るお金の使い方ができたと思っています。

 ということで次回以降、アンティークの中でもお金の話題に共通する古銭などについて詳しく取り上げていきたいと思います。


 

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