保険と共済は何が違うの?
みなさん、こんにちは。
保険と共済って何が違うかご存知でしょうか?
死亡、病気、怪我、事故など、どちらも将来起こりうる様々なリスクに対して、投資をすることは同じです。保険と共済のそれぞれの特徴を理解した上で、どのような加入方法がご自身に合っているか、見直してみてはいかがでしょうか。
保険とは?
保険とはリスクに対する投資として保険会社に保険料を支払い、保険金が支払われる事態になったときに保険金及び給付金を受け取る仕組みです。
共済とは?
共済とは特定の「組織」に属する人間の相互扶助により掛け金を出し合い、万一の事態が起こった人に保障を提供する仕組みです。
🔹保険と共済の特徴
保険と共済、それぞれの特徴を見る前に、違いについてイメージしていただきたいので、まずは1つ例を挙げます。
スーツを買うことを想定してください。
スーツを買うときは多くの方は以下の2パターンに分かれると思います。
・1つ目はすでにデザインや型が決められていて、サイズだけ選んで購入するパターン。このパターンは「共済」にあたります。
・2つ目は生地やデザインなど、全てカスタマイズできるオーダーメイドで購入するパターン。このパターンは「保険」にあたります。
以下の表に保険と共済の特徴を8つの観点でまとめました。先程のスーツの例と一部被る部分がありますので、イメージはしやすいかと思います。
以下、補足説明をします。
「種類」は、保険の場合、医療保険、死亡保険、介護保険、収入保障保険などのことです。共済の場合、生命共済、傷害共済、年金共済などのことです。
「保障/保障」は万が一の事象が起こった場合の保障額の規模です。
※ちなみにですが、保障は「人」に対して、補償は「物」に対して使います。本記事では補償の表記を省きます。
「設計(カスタマイズ)」はどれだけ詳細に保障内容を設計できるかです。
「セーフティネット」は契約した企業及び団体等に問題があったときに、契約を守るための仕組みだと理解してください。
「運用/配当金/貯蓄性」は投資したお金に対して、資産的な性質があるかないかです。
「保険料/掛け金」は保障に対する投資額です。保険と共済で名称が異なるため分けていますが、同じものです。
「加入条件」は加入にあたり、必要な条件を示します。
「運営」は保障の契約先です。
🔹オススメの加入方法
具体的に保険と共済はどのような方に向いてるかをファイナンシャルプランナーの視点でいくつか紹介します。
▶︎保険が向いてる方
・充実した(大きな)保障を必要とする
・自分に合った保障を必要とする
・節税したい(生命保険料控除、相続対策)
・資産として保有したい
▶︎共済が向いてる方
・最低限の保障を必要とする
・掛け金を抑えたい
▶︎両方の加入が向いてる方
・最適な保障にさらに保障を上乗せしたい
▶︎両方必要ない方
・十分な資産を保有(多すぎると相続税対策要)
・リスクに備える必要がない
🔹まとめ
何が1番ご自身に合っているか判断することは大変です。ライフスタイルや家庭状況などで大きく変化しますので、困った際は専門家に相談することをオススメします。
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