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#18 TOEIC730点到達に向けたロードマップ

皆さん、こんにちは!
記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。

本日は、東京大学を卒業して(入学試験は現役合格)、過去にTOEIC L&Rの975点を獲得し、現在は英国駐在をしている私が本気で考えた、TOEIC730点到達に向けたロードマップを紹介します。

TOEICスコアの証拠を掲載しておきます

TOEIC730点の市場評価

TOEICを運営するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が公表するPROFICIENCY SCALEによると、TOEIC730点は上から二つ目のBレベルに該当し、「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」と評価しています。
https://www.iibc-global.org/hubfs/library/default/toeic/official_data/lr/pdf/proficiency.pdf

就職活動や転職活動において、最低限の英語力があると評価されるTOEICスコアは700点以上と言われています。
また、日本の大手企業において、内部昇進や海外赴任の条件として、TOEIC730点が基準の一つとして採用されているケースがあります。
以上を踏まえて、就職活動を控える大学生や、転職・昇進・海外赴任等を目指している社会人が最初に目指すべきTOEICのスコアは730点だと私は考えています。

TOEIC730点を獲得するための正答率

ETSの『公式TOEIC® Listening & Reading 問題集』によると、TOEICのリスニングセクションとリーディングセクションのスコア換算表は下表の通りです。
TOEIC730点に到達するには、リスニング、リーディングそれぞれで7.5〜8割の正答率を目指す必要があります。

出典:BERKELEY HOUSE

730点到達に向けたロードマップ

TOEICスコアが600点未満の方

TOEICスコアが600点未満の方は、語彙力と英文法の基本的な理解が不足している可能性が高いです。
そのため、TOEICスコアが600点以上の方のロードマップに進む前に、以下の書籍で語彙力と英文法の理解を強化することを推奨します。
・TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ - TEX加藤(著)
→TOEIC200点〜500点の方向けに書かれた「金フレ」の姉妹本です。まずは本書の掲載単語を一通り暗記してから、「金フレ」にステップアップしましょう。
・TOEIC L&Rテスト 文法問題はじめの400問 - TEX加藤(著)
→TOEIC200点〜500点の方向けに書かれた「でる1000問」の姉妹本です。まずは本書の英文法の説明を読んで、全ての問題を一通り解いてから、「出る1000問」にステップアップしましょう。
・一億人の英文法 - 大西泰斗(著)、ポール・マクベイ(著)
→NHK「ラジオ英会話」の講師である大西先生が執筆された書籍です。豊富な説明やイラストによって、英語が苦手な人でも英文法の基本的な理解を得られます。

TOEICスコアが600点以上の方

TOEIC730点を目指す上で大切なことは、十分な語彙力と英文法の基本的な理解があること、TOEICの出題形式を十分に理解して試験に臨むことの2点です。
上記の2点を満たす観点で、私は以下の教材で勉強することを推奨します。
・公式TOEIC® Listening & Reading 問題集 - ETS(著)
・TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ - TEX加藤(著)
・TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 - TEX加藤(著)

これらの教材を使った具体的な勉強法は、以下の記事をご覧ください。

また、リスニングの補助教材としては以下を推奨します。
・NHKラジオ番組
→NHKラジオ番組には、有名な「ラジオ英会話」の他にも複数の番組があります。
TOEICのリスニング対策として個人的におすすめなのは、様々な短編ストーリーを多聴することが出来る「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」と、生の英語ニュースを解説付きで聴くことが出来る「ニュースで学ぶ現代英語」の2つです。

・英語耳 発音ができるとリスニングができる - 松澤喜好(著)
→本書では、英語の発音記号と発音の仕方を学ぶことが出来ます。発音を取り扱う参考書は数多ありますが、本書の秀逸な点は、CD1周20分程度で全体の内容を反復することが出来ることにあります。私自身が身を持って体験しましたが、発音記号を理解して、その音を自分で発音できる様になると、綺麗な発音で喋れる様になるだけでなく、リスニング力も飛躍的に向上します。実際、私は本書を3ヶ月継続して発音をある程度マスターしたことで、TOEIC900点から975点にジャンプアップする事が出来ました。

終わりに

以上、TOEIC730点到達に向けたロードマップを紹介しました。
私も大学生の時に初めてTOEICを受験した時は700点未満でしたが、そこからコツコツと勉強を重ねて、今では900点を超えて、英語圏で日常の生活は最低限こなすことが出来るレベルの英語力を獲得することが出来ました!

正直、TOEICで730点取ったからと言って、ビジネスで英語を使いこなすレベルには程遠いのが現実です。しかしながら、TOEICの勉強は確実にビジネス英語習得に向けたきっかけになりますし、日本においてTOEICスコアが対外的な英語力の証明として最も通じやすいのは事実なので、英語に苦手意識がある方も、まずはTOEIC730点を目指して頂けると良いのではないかと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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