見出し画像

【AIと言語学習】ほんやくコンニャク時代到来!?

こんにちは!
MONEY ENGLISHコーチ兼文法レッスン講師のKazukiです。

2023年も気付けば3月、、、
この間新年迎えたばっかりのような気もしますが、
まさに「光陰矢の如し」ですね~
英語だと、Time has passed like an arrow.みたいな表現が使われたりします!

そんな余談は置いておいて、
今日は「AIと言語学習の未来」についてお話していこうと思います。

果たして、ほんやくコンニャク時代が訪れるのか、、、

近頃のAIの目覚ましい発達による不安を抱えている人は多いかと思います。

そう「Chat GPT」です!

生徒さんや同業者の中には、
「AIが出てきたらもう英語学習は必要なくなるんじゃないか・・・。」
「失業の可能性でてきたな・・・。」

という声もちらほら。

1つのシナリオとしては確かに有り得る話ですが、
結論から言うと、、、
それが今すぐ来るとは到底思えません。

今日は、そんなみなさん(同業者も含め)のご要望にお答えして、
今日は【AIと言語学習の関係】について
忖度なしぶっちゃけトークを展開していきます。笑

それでは早速スタート!


ChatGPTとは


まず、これが気になるところですよね。

しっかり現状を把握するところから始めましょう!

そもそもこいつは何者なのか。
早速本人に聞いてみましょう。笑

“私はChatGPTと呼ばれる人工知能(AI)で、自然言語処理に特化しています。大量のテキストデータを学習して、人間と自然な会話をすることができます。具体的には、質問に答えること、文章を生成すること、会話を継続することなどができます。また、翻訳や要約、自動生成記事などのアプリケーションにも使用されます。私は、語彙や文法、文脈などの言語の細部に精通しており、人間と自然な会話をすることができます。”

Chat GPTの回答を引用

簡単に言うと、人間と自然な会話ができるようにトレーニングされたもので膨大なネットの情報から必要な情報を持ってきて、自然な言語で応答するAIのような感じですね。

なので、それ自体に知能があるわけでなく、
誰かが書いた情報をうまく組み合わせたり、
きれいにまとめたりしてそれっぽい言葉を生成している
のです。

ただその精度や速度がほとんどの人間を凌駕しているので、
みんなびっくりしているわけですね。

自然言語処理に特化したAIは他にもbardというものがGoogleから後追いのように出ましたね。中国からも続々とリリースされているとか。

他にも言葉から絵を作ってくれたり、曲を作ってくれたりするAIも目覚ましい発展を遂げていますね!ちなみにこれらは生成系AI(Generative AI)と呼ばれています。

話を戻します。

冷静に分析してみると、「まるで魔法ようだ!」
と思っていたものが現実味を帯びてきますね!

それでは次に、
これらのAIがどう英語に関係してくるのかということをお話していきます。


AIと英語の関係性


まず、これまでのAIと英語の関係性を整理すると

・Google 翻訳、DEEPL/ DEEPL WRITEなどの高精度翻訳・テキスト自動生成
・音声認識技術の向上により、ポケトーク等の翻訳機の登場
によって、
メールや資料の翻訳、メールの作成等のリーディング・ライティング
音声翻訳によりリスニング・スピーキング
の役割を担ってきました。

ざっくり言うと、こんな感じで日本人はAIを使って
なんとか英語力の無さを補ってきたわけですね。

では、日本人と英語のこれからの関係はどうなるのか。

ChatGptの登場により、
AIが自然な言葉で返事を返すということができるようになりました。

その結果、
時間は少しかかるが、AIが正しく音声・会話を認識できれば
英語での自然なやり取りが可能になりました。

ただ、これは現時点でそんなにインパクトは無いです。
なぜかというと口語の相互コミュニケーションにおいては、
ディレイ(遅れ)が生じると使い物にならない
からです。

次に、英語の需要は今後どうなっていくのか
について書いていきたいと思います。


英語資本主義時代

「富めるものはさらに富む」という資本主義が
英語ができる人とできない人の間に生まれ、
格差が広がるのではないかというお話をしていきます。

まず、国内需要の衰退+AIの登場によって更に社会がグローバライズして、
一層外資系企業が増えるでしょう。
更には、日本企業にも外国人の労働力が増え、多国籍な環境の中で働かなければいけない時代がきます。

つい先日のニュースでも、日本に住む外国人の数が増え続けているという記事を見ました。
Foreign residents in Japan hit record 3 million at end of 2022

2022年末の段階で300万人もいるんですね・・・!

コロナの規制が緩和された今、もっとこの動きは加速していくでしょう。
そうなると、例えば一層社内コミュニケーションや会社の日報(英語)等の基本コミュニケーション言語が英語ベースになり、今よりも英語の需要が上がる(むしろ使えて普通になる)未来がきます。

そうなるとどうでしょう?
双方向のリアルタイムのコミュニケーションにおいて
翻訳機を使いながら仕事している日本人は、活躍できるでしょうか?

答えはNOです。
 
一方、
普通に英語を使える日本人はこのようなグローバルな波にも対応できます。ここに大きな開きが生まれます。

つまり、英語を扱えるということが普通に求められる時代になってきます

ここで、よくある質問ですが

「英語学ばなくてもAIがなんとかしてくれるのでは??」

詳しくは後述しますが、答えは
ほんやくコンニャクレベルのスピードで翻訳できないと使いものにならないです。

瞬間同時翻訳は理論上は可能とされていますが、
未だ実装には至っていません。

そのため、リアルタイムで発生する会話が無くならない限り
リスニング・スピーキングは引き続き必要になります!

また、AIをうまく利用するということで言うと自然言語処理のトレーニングをたくさんしてきた結果、自然な応答ができるようになったのがChat GPTなので、このレベルに至るまでのインプットは圧倒的に英語が多いわけですね。

つまり、入出力する時は英語の方が正確にでてきます。
リーディング・ライティングもある程度できると、
AIのメリットを最大限受けられるでしょう

それに、
リスニング力をあげるにはリーディング力
スピーキング力をあげるにはライティング力

がそれぞれ必要になります。

まとめると
・今まで以上に英語ができる人とできない人で格差が広がる
AIの目覚ましい発展を遂げつつある現代においても、
まだまだ英語学習の必要性がある。

ということでした


英語は本当に必要か


ここで改めて考え直したいのは、他にも様々なスキル・資格がある中
いつか瞬間同時翻訳ができるなら英語を学ぶ必要があるのか?

私の答えは「YES」です。

これは別に私が英語コーチングのコーチとして
お金を稼いでいるからではないです。

寧ろあまり必要のない仕事は淘汰されていって、
もっと生産的な仕事を多くの人間が担うようになれば良い

と思っていますので、決して保身ではないです。

上記の英語資本主義時代で述べた
英語ができる人とできない人の格差が広がるという理由の他にも

英語がまだ必要だと思う理由は2つ
・ほんやくコンニャクの開発ハードルが高い
・世界と繋がることができる

細かく挙げればキリがありませんが、
大きく分けてこの2つかなと思っています。

(1)ほんやくコンニャクの開発ハードルが高い
かなりの精度で翻訳することが可能になってきた現代でも、
そのスピードはまだまだです。

Chat GPTを見ていても「音声認識➙文字起こし➙文字認識」に時間がかかるため音を介したリアルタイムのやり取りではかなりのディレイがあります。
 
理論上は瞬間同時翻訳は可能らしいですが、
理論上可能というのは、すごく曖昧な概念です。

計算上は可能だが、それに耐えうる材料がないとか、電力が足りないとか、通信速度が足りないとかそういうものも含めてそう言います。
タイムトラベルなんかも、理論上は可能とされていますが、今のところ実現不可能なものの一つですね。

そこまでハードルは高くないと思いますが、
言語に関しては、まだ機械に全て頼れる日が来るのは先だと思います。

(2) 世界と繋がることができる
これはちょっと実際に英語を使えるようにならないとわかりにくいかもしれませんが、世界を飛び交っている情報は圧倒的に英語が多いわけですね。

日本に入ってくる海外の情報は誰かが国民の注意の引きそうなトピックを選んで、翻訳して国民の目に日本語で表示されます。つまりフィルターがかかった2次情報な訳ですね。

最近(2023.3.26現在)、フランスで大規模なデモが起きていますが、
日本ではほぼ報道されていません。

年金の受給年齢を62歳から2歳引き上げるという政府の決定に
市民が猛反発しています。
日本にとって不都合なニュースなのかもしれません。。。


つまり、英語を扱えない人は生の1次情報に触れることができない。
グローバルな時代に、こんなディスアドバンテージがあるでしょうか・・・。

ここで疑問が湧いてきそうです。

テキストベースのニュースなら、
高い精度で自動翻訳してくれるので問題ないのでは?
おっしゃる通りです。

ただ、そういう人が能動的に英語のニュースをわざわざ見に行って翻訳して情報を取りに行くのかというと、恐らく行かないですよね。

英語を習得し、自分の中の英語のハードルが低くなると、
自然と世界とのコネクションが形成されます。

無意識に意識してしまうんですね~。

我々の国土は海に隔たれ外界からの圧力がほぼありません。
国内の人口もそこそこいるので、国内だけで経済が回る。
外に目が向かないのは当たり前ですね!

ただ、世界に先駆けて超高齢化し、人口減少の一途を辿る日本。
自分が国内且つ日本人のコミュニティでしか通用しない人材だと、
私なら少し不安を覚えます。


そういう意味でも日本人にはもっともっと外へ羽ばたいて、
グローバルで戦えるような人にたくさん活躍して欲しいと考えています。

英語を扱えるメリットはこのように無意識レベルの事象にまで及びます。

ちょっと熱くなってしまいましたが、
以上、まだ英語が必要だと思う理由でした!


ほんやくコンニャク時代


最後に、瞬間同時翻訳が可能になる時代のお話をします。

私はそう遠くない未来に完成してほしいと考えています。
これは私の個人的な希望も含まれています。笑

言語の壁によって、海外旅行すら気が引けてしまう日本人。
外の世界を見ることは視野を広げ、生き方すらも変えてしまうことがあります。
そんな経験をできるだけ多くの皆さんに是非して欲しいと思っています。

英語のハードルが低くなって、海外移住が容易になったり、グローバルなビジネスを展開するハードルも下がって、日本の素晴らしいサービスや技術をもっともっと世界のフィールドで戦わせることができるようになったり考えるとワクワクが止まりません。

楽観的すぎると怒られるかもしれませんが、どちらにせよ
英語のハードルが低くなることは日本にとって良いことだと考えています。

言語の性質が違うため、韓国語や日本語などはそもそも英語を学びにくい言語だとされています。

なので、、、
さっさとこんな言語学習とはおさらばして自分の専門性をもっと磨いて、
日本人がバシバシ英語を使って活躍できるような時代が来る
といいな~
という、希望をAIに託しこの文章を締めたいと思います。笑


この記事が皆さんの英語学習の悩みを晴らす一助になれば大変光栄に思います。

英語学習は全然難しくないです!

難しいのは
「正しく効率の良い方法で学習を継続していくモチベーションを保つこと」

だけです!

英語を身に付けて、その努力と時間をマネーに!

MONEY ENGLISH


もし少しでも面白いなと思っていただけていれば、アカウントのフォロー、記事のシェア等よろしくお願いします。
それでは、また次回の記事で皆さまに会えることを心より楽しみにしています。
「MONEY ENGLISH」についてもっと知りたい方はこちらからお気軽にお問い合わせください。

Twitterでは日々のニュースを通じて実際に役立つ英語情報をお届けしています。実践的な英語力と海外ニュース情報が身に付く一石二鳥なアカウントです。是非こちらもフォローしてご活用ください。