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百貨店で安く買い物する方法(研修医向け)

研修医になってお金が貯まってくると、ハイブランドのバッグやコートなどに散財したくなるのではないでしょうか。自分の場合、研修医1年目で1つのハイブランド店舗で100万円ほど使って担当がついたほどです。しかし、ただ単に医者をやってお金を貯めて買ってだと、ちょっと勿体無い場合があります。そこで今回は、研修医向けに、ハイブランドを少し安く手に入れる方法を紹介していきたいと思います。

方法:外商クレカを作成する

そもそも外商とは
外商とは、デパートなどでお得意様相手に販売をしてくれる部門です。ここでは、自分専属のデパートの担当者がいて、場合によっては購入した商品を家まで持ってきてくれたり、商品を家まで持ってきてそこで買い物したりすることができます。「外商がいる」「外商がついてる」という表現をします。元を辿ると、江戸時代あたりの着物屋のお得意様のツケ払いから来ているとされています。令和の今では、外商クレカを作成して外商をつけるという形になっています。

外商のメリット
外商のメリットは、一般の人には公表されない商品を購入できる、デパートのラウンジを使える、買い物したら家まで届けてくれる、などがあります。特に自分が思う外商のメリットは、「商品が安く買える」という点です。

外商の割引について(松坂屋、高島屋)
松坂屋と高島屋を例に、割引について説明していきます。

松坂屋:
初年度10%引き
翌年5%引き(前年購入額〜30万)
翌年8%引き(前年購入額30〜70万)
翌年10%引き(前年購入額70万〜)

高島屋(値段割引の場合):
初年度10%引き
翌年5%引き(前年購入額〜50万)
翌年8%引き(前年購入額50〜100万)
翌年10%引き(前年購入額100万〜)

高島屋(ポイント割引の場合):
初年度10%引き
翌年8%引き(前年購入額〜100万)
翌年10%引き(前年購入額100万〜)

解説していきます。松坂屋、高島屋どちらも、外商クレカ作成した最初の1年間は、外商クレカでの購入で10%の割引もしくは10%分のポイントがもらえます。そしてその年の購入金額に応じて、翌年の割引額が決定します。ここで注目してもらいたいのは、「買い物してなくても翌年以降は5%割引」という点です。一度外商クレカを作成すると、松坂屋、高島屋では、最低でも5%の割引が保証されます。高いハイブランドを購入する場合、この5%はとても大きいです。

ちなみに、高島屋の外商クレカには2種類あり、ポイントバックでの割引と、価格そのものの割引と分かれています。価格そのものが安くなってくれた方が見た目の値段が下がるので嬉しい気がしますが、ポイントバックでの外商クレカの場合、最低割引が8%からとなっています。長期的に使うのであれば、ポイントバックの方が良いのではと思います。

外商クレカで利用できるクレカ積立(年利15%)
上で紹介した割引系やポイントバック系以外に、ハイブランドを安く購入する方法として積立というものがあります。外商クレカでは、毎月一定の積立をすると、年末にその積立+1ヶ月分のポイント還元をされるという積立があります。年利15%と高いため、そこのデパートで買い物を必ずするという場合にはおすすめです。簡単に言うと、「12ヶ月積立てると、13ヶ月分のポイントがもらえる」ということになります。

※高島屋外商カードの積立の例(5種類のコース)
月5千円→満期5×12+5=6万5千円
月1万円→満期1×12+1=13万円
月3万円→満期3×12+3=39万円
月5万円→満期5×12+5=65万円
月10万円→満期10×12+10=130万円

外商クレカの審査について
ここまで外商クレカについて解説してきましたが、何よりネックなのは、このクレカ審査の厳しさです。多くの外商は招待制(松坂屋だけ自己申請可)であり、デパート専用の一般クレカで年間100万円以上の購入歴が無いと招待が来ません。また、年収1000万以上の人向けのクレカであるため、研修医の段階では、年収だけ見ると厳しいと思うかもしれません。しかし、審査の際の職業選択の欄では、「医師、大学教授、会社役員、士業」という項目があり、職業で優待されている可能性があります。コロナの影響で各デパートでの外商審査基準が甘くなっているため、研修医という肩書を利用して狙ってみるのも手だと思います。

ちなみに招待制と書いてますが、デパート内にある外商サロンの受付で「外商クレカが欲しい」と伝えて自己申請することもできます。いわゆる「突撃申請」というものです。ちなみに自分は、これで高島屋の外商カードを取得しています。

「研修医だけど、年収まだそんなに高くないから…」と言って諦めずに、一度外商サロンの窓口で相談してみてはいかがでしょうか。また、招待制ではない自己申請可能な松坂屋外商カードから始めてみるのも良いかと思います。

※追記
コメント欄でご教授いただいた内容として追記させていただきます。高島屋で外商クレカ作成以外に割引になる方法として、高島屋株を100株買うというものがあります。100株所有で10%割引は永続されるため、外商クレカ作成よりはチャレンジしやすいと思われます。割引の組み合わせで出来るもの、出来ないものは以下の通りとなります。
⚪︎  外商クレカ割引 + クレカ積立
⚪︎  株主優待割引  + クレカ積立
×  外商クレカ割引 +  株主優待割引

もう少し細かく話すと、
高島屋株100株→10%引き(30万円まで)
高島屋株500株以上→10%引き(限度額なし)
となります。

この記事記載の時が1株1900円ほどなので、100株なら19万、500株なら95万かかります。毎月コツコツ買って100株目指すのも選択肢の1つかもしれません。

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