最近の記事

増税と生産性の向上を併せて

岸田政権は、所得税減税を行うことで物価高の対策を実施し、増税に向けた動きも進めています。政府税制調査会では、未来永劫、10%のままで日本の財政が持つとは思えないなど、消費税に関して厳しい意見もありました。関西経済連合会が発表した「中長期的な税財政のあり方に関する提言」には、政府が目標とするプライマリーバランスの黒字化が2025年度までにできなければ、消費税の引き上げを検討すべきとしています。 増税に関する話はよくききますが、必ずしも早いとは限りません。景気に水を差すことはわか

    • 公営住宅の整備と低所得者支援

      現在の社会状況において、低所得者に対して低廉な家賃で供給される公営住宅の整備は有益な政策となるのでしょうか。新規の公営住宅の建設はあまりないと思うが、古い公営住宅は建て替えの時期に入っています。もちろん公営住宅は困窮度の高い低所得者のセーフティネットとなっていますが、一般的な方にとってみれば、有益な政策とは言いづらい部分もあります。 古い公営住宅も多く老朽化が進んでいます。財源不足により、解体も更新も厳しい状況です。市町村は低所得者の支援と地域の健全な発展を両立させるため、健

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        大平山のあじさいまつりに行ってきました

        • こども計画について

          こども計画とは、地方自治体が策定する計画で、子どもの権利を守るための施策を定めるものです。この計画は国の「こども大綱」を踏まえて作成され、子どもたちが中心の社会を実現するための政策推進に役立てられます。 具体的には、子どもたちが身体的、精神的、社会的に幸せな状態で生活できるよう、様々な施策が総合的かつ一体的に進められます。また、こども計画の策定にあたっては、子どもや若者、子育て当事者の意見を聴取し、それを反映させることが重視されています。これにより、子どもたちの視点に立った、

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          不登校の子どもの気持ちについて

          自分自身は小学校、中学校、高校、大学を通して一度も不登校になったことはない。行くことが当然と考えていたし、そもそも行かないといった選択肢があることさえ知らなかった。 今の子どもはどうだろう?コロナの経験もあり、学校に行かなくてもいいといった選択肢が与えられていると勘違いしているのか。あるいは本当にそう考えているのか。自分自身がそういった気持ちになったことがないため子どもの気持ちを想像するしかない。 そう考え自分自身を振り返ってみると、学校生活が好きで通っていた訳ではない。自分

          不登校の子どもの気持ちについて

          他人の気持ちについて

          他人の感情や心を理解することは難しいですね。自分が他人の気持ちを完全に理解しているとは思わないし、そうであるはずがないとも思います。しかし、現代社会で生活している限り、人々と交流し、様々な話題について話す機会は多くあります。自分にとっては大したことではないかもしれないことが、他の人にとっては深刻な悩みであることも少なくありません。今回、相手の悩みを聞いて初めて気づきました。このギャップは一体何なのでしょうか。 もっと丁寧に接していれば気づけたのでしょうか。自分が鈍感すぎたとし

          他人の気持ちについて

          各自動車メーカーの型式指定申請について

          2024年6月3日、国交省はトヨタを含む5社の型式指定申請において不正行為があったと公表した。 各社とも同日に会見を行ったのも、国からの指示だったのか、注目を集めるためだったのか、不自然な感じもします。 今後の日本経済発展のために、各社には信頼性のある対応をとってもらいたいですね。

          各自動車メーカーの型式指定申請について

          「足るを知る」について

          「足るを知る」という言葉は、物事に満足し、贅沢をしないことの大切さを表しています。欲張らずに現状に感謝し、必要なものに満足する姿勢を持つことで、幸福感や平和をもたらすとされています。 人生を豊かにするには、心を豊かにすることが大切です。心を豊かにするためには、感謝の意識を持つことや新しい経験を追求すること、また自分の持ち物を大切にすることが重要です。 個人的に、「足るを知る」は、背伸びをしなくても大丈夫との意味にもとれる好きな言葉です。

          「足るを知る」について

          保育士不足について

          潜在保育士とは、保育士資格を持ちながら保育園で就職していない人のことを指します。令和2年に厚生労働省が作成した資料によると、全国で保育士資格を持っているのは167万人であり、潜在保育士は全国で102万人。つまり、保育士資格を持っていても働いていない人が半数以上いる状況です。 保育士不足は報道でも話題になっており、給与や働き方の面で一度働き出しても、結婚などの理由で辞めてしまい、再度復帰する際に保育士を選ばない方が多いようです。政府はこういった方々のために様々な支援策を用意して

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          日銀ETF運用益と少子化対策?

          日銀の国債評価損が9.4兆とのこと。新たに発行される国債がより高い利回りを提供するため、既存の国債の価格が下がっています。また、マイナス金利解除等の政策変更により長期金利が上昇していることも影響しています。 話は変わりますが、日銀はETFの運用益で年1.2兆円あるみたいですね。政府は、このおカネを少子化対策財源にとの話もありますが、なんか論点がちがうと思うのは自分だけでしょうか。

          日銀ETF運用益と少子化対策?

          消費者物価指数(CPI)について

          世帯が購入する財やサービスの価格の平均的な変動を測定する消費者物価指数(CPI)ですが、先週アメリカのCPIが発表され、物価上昇率3.5%から3.4%に鈍化した。アメリカの利下げ期待が高まり、円高の方向に進んでいる状況だ。為替の急激な変動はみんなが望まない。落ち着いた市場を期待したい。

          消費者物価指数(CPI)について

          イラン大統領の事故死について

          イランのライシ大統領がヘリコプターの墜落事故で死亡した。事故機は米国製の旧式のヘリとのこと。アメリカはイランに対して経済制裁を課していて、軍事装備の調達に影響を及ぼしていたようです。 今年4月に在シリアの大使館が空爆された際、イランはイスラエルにミサイルを発射するなどの報復を行った。周辺国はあまり干渉せずに、イラン国内も落ちついてもらいたいですね。

          イラン大統領の事故死について

          SDV(Software Defined Vehicle)について

          ソフトウェア デファインド ビークル 直訳では、ソフトウエアが定義する車両。ソフトを更新することで、衝突や蛇行の防止機能が強化できるとのこと。 かっこいい、乗ってみたいですね。

          SDV(Software Defined Vehicle)について

          共同親権の導入について

          離婚後の共同親権の導入について現在議論されています。共同親権は、未成年の子どもについて父と母の双方が共同して親権を行使する制度です。現行法では、父または母のどちらか一方を親権者に指定しなければなりませんが、共同親権が導入されれば離婚時の親権争いが少なくなり、早期に解決できる可能性が高まります。離婚する夫婦が共同親権を選択するかどうかは、個々の状況によりますが、子どもの精神的負担を減らすためにも、早期解決できる選択肢として整備するということでしょう。

          共同親権の導入について

          本来の保育園の利用と誰でも通園制度について

          保育園への入園に際しては、保護者の就労条件や世帯の状況に応じて行われます。本来の利用については、保護者の就労時間や特定の条件を満たすことが必要です。一方、誰でも通園制度は、就労等の理由を問わず、時間単位で保育園を利用できる制度です。この制度の背景には、少子化の影響を受けて保育園の利用者数が減少していることがあります。また、過去に整備された保育園の施設や設備を有効活用することが目的となっています。 0歳から2歳の子育ては、多くの親にとって孤独感を伴う期間とされています。誰でも保

          本来の保育園の利用と誰でも通園制度について

          居場所づくりとこども食堂

          「居場所づくり」は、子どもたちが安心して過ごせる場所を提供する取り組みです。特に、家族構成の多様化やひとり親世帯の増加、一人で過ごす子どもの増加などを考慮して、子どもたちが気軽に集まれる場所を整備することが重要です。政府も少子化対策として、さまざまな施策を実施していますが、こども食堂などの居場所づくりもその一環です。 こども食堂は、子どもたちが食事を共にし、地域のつながりを深める場所です。これにより、子どもたちの自己肯定感を高め、幸せな状態で成長できるようサポートしています。

          居場所づくりとこども食堂