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政治家の裁量について

日曜日に衆議院選挙が行われました。選挙直前に自民党が非公認の議員に対して2000万円を支給していたことが問題となり、与党が過半数を取ることができませんでした。政策の実行が難しくなることが予想されますが、以前民主党が政権を取った時のようにバラマキ政策が起こるのではないかと心配です。国民の意見を反映させ、無駄なバラマキを防ぐためにも、政策の透明性を高め、効果的な予算配分を行ってもらいたいですね。無駄なのか必要なのかの判断は、お金を受け取る人、税金を払う人によって意見が異なります。

    • ヤングケアラーの支援法改正について

      ヤングケアラーの支援については、これまで法律上の位置付けがありませんでしたが、「子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律」により明記されました。この改正により、「子ども・若者育成支援推進法」が改正され、ヤングケアラーが支援対象として明確に位置付けられました。 自治体は、ヤングケアラーを早期に発見し、適切な支援につなげるための体制を整備することになります。また、ヤングケアラーの存在を広く認知させるための啓発活動を行い、学校や地域での理解を深める取り組みを進めていきます。 現状

      • アメリカ議会でのファクトチェックについて

        アメリカの議会で話題になっているファクトチェックは、主に政治家や公的な発言の真偽を検証するプロセスです。特に大統領選挙や議会の討論会などで、候補者や議員の発言が真実に基づいているかどうかを確認するために行われています。 先日の大統領選挙討論会では、候補者の発言に対してリアルタイムでファクトチェックが行われ、誤りや誤解を招く情報が指摘されました。ファクトチェックは選挙の公平性を保ち、有権者が正確な情報に基づいて判断できるようにするために重要です。 日本では、ファクトチェックとメ

        • こども誰でも通園制度について

          今後、急速に進む少子化への対応が必要です。社会のつながりが希薄になる中、保育所には地域の子育て支援拠点として新たな役割が期待されています。その試みの一つとして、0歳から2歳までのどこにも所属していない子どもを月10時間預かる「こども誰でも通園制度」があります。 この制度の目的は、子どもたちが家庭以外での経験を通じて成長し、保護者の育児負担を軽減することにあります。具体的には、他の子どもや大人と関わることで社会性やコミュニケーション能力が育まれます。また、家庭とは異なる環境での

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          埼玉県こども・若者基本条例の特徴について

          埼玉県で9月定例会に提出された「埼玉県こども・若者基本条例」は、子どもの権利を保護し、子どもたちが安全に成長できる環境を整えることを目的としています。都道府県では、半数以上の自治体でこども・子育てに関する条例が制定されています。今回の埼玉県の条例には、以前問題となった一人で留守番することに関する規定は含まれていません。 今回提出された条例には、子どもや若者の意見を代弁し、彼らの権利を守るための支援を行う人材、すなわち子どもアドボケイトの育成を始め、子どもの声を積極的に政策に反

          埼玉県こども・若者基本条例の特徴について

          埼玉県こども・若者基本条例の特徴について

          埼玉県で9月定例会に提出された「埼玉県こども・若者基本条例」は、子どもの権利を保護し、子どもたちが安全に成長できる環境を整えることを目的としています。今回の条例には、以前問題となった一人で留守番することに関する規定は含まれていません。 今回提出された条例には、子どもや若者の意見を代弁し、彼らの権利を守るための支援を行う人材、すなわち子どもアドボケイトの育成を始め、子どもの声を積極的に政策に反映させる規定や、地域社会全体での子育て支援、多様な居場所づくり、意見表明の機会の保障な

          埼玉県こども・若者基本条例の特徴について

          ラピダスの建設資金について

          ラピダスは2027年までに最先端半導体の量産を目指しています。しかし、資金計画には課題があるようです。現在、ラピダスは政府から約9200億円の補助金を提供されており、さらに追加で5900億円の支援が発表されています。さらに、これから量産するには約5兆円が必要とされており、まだ十分な資金が確保されていません。 民間企業などからの資金調達や技術開発の効率を高め、コスト削減を目指し、政府の補助金に依存しないように注意深く見守っていきたいですね。

          ラピダスの建設資金について

          石破首相の所信表明演説と少子化対策について

          石破首相の所信表明演説では、「5つのルールを守る」をテーマに話していました。1つ目は、政治資金問題に対するルールを守ることです。当たり前だと思いますが、現実には難しいのでしょう。2つ目は、外交・安全保障政策で日本を守ること。3つ目は、経済や社会保障で国民を守ること。4つ目は、地方創生、地域活性化で地方を守ること。5つ目は、若者・女性の機会を守ること。この5つを柱とした内容でした。 少子化対策については、現状の少子化の課題を「静かな有事」と表現しています。また、「こども未来戦略

          石破首相の所信表明演説と少子化対策について

          上司と部下のコミュニケーション

          一般的な職場において、部下は上司の指示を受けて業務を行うことが多いと思います。しかしながら、組織が大きくなると、異動等でその業務について何も知らない上司が配置されてしまうこともあります。そういった場合、上司から部下の仕事に対して何も言えなくなってしまうことがあります。それでも部下が適切に仕事をしていればいいのですが、上司が仕事を知らないことをいいことに、段々と身勝手な振る舞いを行うようになってしまいます。自分を首にしたらこの職場は回らないと本気で思ってしまうのでしょう。 切れ

          上司と部下のコミュニケーション

          石破茂氏の演説について

          決選投票前の5分演説において、石破茂氏は「私は至らぬものでありまして、議員生活38年になります。多くの足らざるところがあり、多くの方々の気持ちを傷つけたり、いろんな嫌な思いをされたりされた方が多かったかと思います。自らの至らぬ点を心からお詫び申し上げます。とともに、この総裁選挙を通じまして、多くのことを学ばせていただきました」と謝罪の言葉を交えた演説を行いました。決選投票前の演説としてはどうなのかわかりませんが、石破さんの別の一面が見えたのは良かったのかなと思います。いずれに

          石破茂氏の演説について

          こども政策大臣の内定について

          三原じゅん子参議院議員がこども政策大臣に内定しました。前大臣は政策の実行力や具体的な成果について厳しい評価を受けていたため、新しい大臣には期待したいですね。三原さんは、厚生労働副大臣や少子化担当大臣補佐官などの役職を歴任しており、子ども政策に関する豊富な経験があるようです。新しい視点でこども政策を進めてくれることを期待しています。

          こども政策大臣の内定について

          日中の事件報道と対応について

          中国で日本人学校に通う男の子が刃物で刺され亡くなるという痛ましい事件がありました。この事件について、中国側は個別の案件であると釈明していますが、日本のマスコミはもっと明確な理由を求めています。確かに悲しい事件ですが、少し行き過ぎのように感じます。私は日本人で日本に住んでいますが、もし外国の子どもが日本で刺されて死亡した場合、日本政府も同じような対応をすると思います。 外国の子どもが日本で同様の事件に巻き込まれた場合、外国の政府も日本政府に詳細な説明を求めるでしょう。これはどの

          日中の事件報道と対応について

          仕事における業務削減について

          仕事において無駄な業務があれば、事務の効率化を考慮してその業務を削減することは重要です。しかしながら、部下から上がってくる削減策は、「面倒くさいから」「大変だから」といった理由でこの業務を辞めたいというものばかりです。 どんな感覚で仕事をしているのか、私には理解できません。世の中には様々な仕事がありますが、必要な書類の発行業務や決裁などを簡素化する場合、何の目的で書類を発行しているのか、なぜ決裁が必要なのかを考慮してから、書類の発行や決裁の方法についてどうするべきかを考えるべ

          仕事における業務削減について

          生きる目的についての考察

          生きる目的とは、自分の人生が幸せであることや、誰かを幸せにすることなど、人によって様々です。生きる目的を感じることができない方は、生きるための目標や羅針盤がないということなのでしょうか。目標がない人は、自ら作って生きる目的を見つけていきましょうというのは簡単ですが、みんなが生きる目標をしっかり持って生きていけるわけではないと思います。 私自身も、みんなが行っているから学校に行き、学校を卒業したから働いてきました。生きる目的など、そんなことを考えもしないで生活してきました。しか

          生きる目的についての考察

          働く理由とは

          なんのために働くのか。私は、今までに身につけてきたスキルを発揮し、社会の役に立っていることを実感するためだと考えています。もちろん、生活していくために収入を得ることも重要です。 一般的な会社や職場に所属していると、自分の経験やスキルを活かせない異動があるかもしれません。こういった場合、何を軸に働けばいいのか不安になり、気持ちも落ち着きません。その結果、働く目的がお金のためだけになってしまうのは空しいですね。 私は、働く意味を見つけたいと思い、今の職種に関連する情報を収集してい

          働く理由とは

          日本が議員内閣制を採用した理由について

          日本が議員内閣制を採用した理由について 自民党総裁選の立候補による討論会が開催されていますが、アメリカと違って国民が直接自民党総裁、つまり首相を選ぶことができないため、盛り上がりに欠けますね。これは、日本の政治制度が「議院内閣制」に基づいているためです。議院内閣制の特徴として、首相は国会の信任を得て内閣を組織します。これにより、内閣と国会が協力して政策を進めやすくなります。また、国会は内閣不信任決議を行うことができ、これが可決されると内閣は総辞職するか、衆議院を解散して総選挙

          日本が議員内閣制を採用した理由について